Honda Collection Hall 開館20周年 市販製品特別走行

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レンタル耐久レースから明けた翌日は、ツインリンクもてぎで行われた「市販製品特別走行」を見学しに行ってきました。

 

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ツインリンクもてぎにあるコレクションホールに展示されている車両は基本的に全て動態保存されている事は有名かと思います。その動態をテストする日が年に1、2回設けられることがあるのですが、一般公開されなかったり、されたとしても平日だったりと、一般民には参加ハードルの高いイベントだったのです。今回はコレクションホールの開館20周年記念ということで、7月と9月の祭日に市販車の特別走行が企画されたのでした

ということで家族を道連れにツインリンクもてぎへ向かいました。二日連続のサーキットに家族のあきれ顔が浮かびますが、息子の英才教育ということでご理解頂ければと思います。ツインリンクもてぎはサーキットだけでなく、子供も遊べる施設が充実していますので、家族でお出かけと称してお父さんは趣味を満喫、なんて事も可能なのです。さすが世界のHONDAさんは抜け目ないですね。

 

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早朝から鼻息荒く会場入り、というわけにもいきませんので、開場30分後の10:00ごろ到着しました。会場に表示されたスケジュールを見るとご覧の密度です。うまいこと年代とジャンルが分散して、複数層が楽しめるような構成になっています。逆に言えば、見たい車両を見ようとするとキリがないという事…。

残念ながら、到着するとすぐに車両入れ替えの時間になってしまったので、展示されている車両を見学することにしました。これだけでも十分楽しめそうです。

 

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きちんとこの時代からの車両が揃っています。

 

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最近になってようやく二気筒CBの格好良さが分かるようになった気がします。分かるようになったところで手が届くようなものではありませんが…。

 

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このCB450のクジラタンクも数年前に友人が格好いいと言っていた時はいまいちピンと来なかったのですが、改めて見ると唯一無二の存在感と渋さがありますよね。60年代にして初のDOHCを積んだ大排気量車というバックグラウンドにも痺れます。
CB750は宗教上の理由で乗れませんが、一度乗ってみたい車両です。

 

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70年代に入っても名車ばかりです。最近まで友人の乗っていた黄色タンクのCB400fourはオリジナルであろう見事な状態です。某有名店が仕上げた車両とのことでした。CB750Fも渋くて嫌いじゃないんですが、カワサキ党としては軽快なZのデザインに軍配を上げてしまいます。

 

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CB400fourのこの眺めは工芸品だと思います。

 

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CBX1000の存在感は説明不要でしょうか。全く乗れる気がしません…

 

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人気のHAWK先輩、CBX先輩もいらっしゃいました。

 

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そんなロードモデル?も良いものですが、HONDAといえばサーキット生まれのスポーツモデルも格別です。CB1100RもRC30も惚れ惚れしますが、個人的にはRothmans NSRのカラーリングが大好物です。

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確認したスケジュールから狙いを定めて、それまでの間は息子と乗れる乗り物に乗ることにしました。小さい子供でも楽しめる乗り物があるのは助かります。息子は子供向け乗り物よりレーシングカートに興味津々でしたが…。

 

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一方で、少し大きな子供向けには二輪のステップを踏めるような施設が充実していました。まずは補助輪のない二輪に慣れるところから、最終的にはレーサーを模した電動バイクでサーキットコースを走れるようになっていました。四輪も本格的なレーシングカートがありますし、さすが世界のHONDAさんは抜け目がないです。我が家も後で利用させてもらう日が来るかもしれません?

 

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感心している間に狙った走行時間が近づいてきました。昼食後、アップダウンのある場内を小走りで会場に入ると…目的の走行は既に終了していました…。この日は午後から天気が崩れる予報となっており、降雨を危惧してスケジュールが巻き気味に進行されたそうです。

 

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午後のプログラムも見たい車両の登場まで待っていると帰れなくなってしまうので、展示車両の残りと、駐車場に停められた一般車両を見ることにしました。

N、S、Z、という名車の並びも素晴らしいのですが、

 

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やはり自分がリアルタイムで憧れた車両に敵うものはありません。3代目プレリュードは幼稚園児の頃リトラクタブルライトが好きになるきっかけでしたし、バラードCR-Xはコンパクトハッチバックがかっこ良く見え始めた車両です。後に代車で借りたEF8は本当に運転するのが楽しい車でした。中高生になるとEK9やDC2のTYPE-Rモデルに憧れました。

子供の頃から父に吹き込まれたHONDA党員魂はスーパーカブから始まり、EGシビックフェリオ(EG8)、XLR250R(MD22)と私にも引き継がれたはずなのですが、苦学生時代に四輪から二輪へ興味が移行し、上京するとすっかり旧車路線に浸ってしまいました。

 

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昔話に脱線してしまいましたが、今でも経済的に可能であれば乗りたいホンダ車はたくさんあります。化石燃料エンジンが活躍しているうちに油田を掘り当てたいです。

 

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この手のイベントで楽しみなのが来場者の駐車場だったりします。

 

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70年台から現行モデルまで揃って、この駐車場だけでイベントレベルです。初代NSXにBBSが上品ですね。

 

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二輪もフラッグシップから小排気量車まで幅広く並んでいましたが、他メーカーの車両も数多く並んでいたのはホンダのファン層の広さでしょうか?モトコンポの勢いがすごいですね。

 

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駐車場でもやはり特定の車両に惹かれてしまいます。EG6にP1レーシング履かせるの憧れました。

 

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EGシビックにCR-Xデルソルの並びも今となってはなかなか見られません。

 

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そして見つけてしまったEGシビックフェリオSiR…。純正ルックにダックテールリアスポイラーが15年前に私がやりたかった使用そのままで、昔好きだった人に再会したような感覚でした?やはりこの時代の塗装は弱点のようで、痛みが出ている車両が少なくなかったです。

 

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何度同じような写真を撮れば気が済むのでしょう。それだけ四輪のホンダが好きだったって事ですね。このあたりの車両もいつの間にか旧車の仲間入りとなり、人気車両はタマの少なさから値段が高騰しているようです。さらに構造のシンプルな70年代旧車二輪と違い、コンピュータ類の故障から修理に苦労する事があるとのことで、できれば乗れるうちに乗っておきたいですね…。

 

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小走りで妻と息子の待つエリアまで戻り、お約束のコレクションホール参拝に向かいました。HONDAに限らず数々の名車が展示してあるコレクションホールなら、息子も楽しめるだろうという算段でしたが、車両前に張ってある柵が非常に低いことが盲点でした。これでは興味を持った瞬間に車両を触りに行ってしまう…。

 

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そんな両親の心配をよそに、息子は早足での参拝終了までぐっすり午睡をとっておりました。もう少し大きくなったらもっと楽しめるでしょう。

地元から近く、子供も遊べるツインリンクもてぎは私のような乗り物趣味人だけでないファミリーにも人気のレジャースポットになりつつあるようです。サーキットは家族のお出かけと自分の趣味を両立できる理想的なスポット?になってくれる事を期待して、次の機会を待ちたいと思います。