2017年 第33回 パイオニアランジャパン

去る5月の下旬、去年も参加したパイオニアランに参加してきました。会場である栃木県宇都宮市の道の駅ろまんちっく村に戦前戦後の名車だけでなく、発動機が集う旧式愛好家垂涎のイベントです。

去年の引き続き、今年もバイク仲間のMinoru氏が若手メンバーとして精力的に運営に携わっており、ファンの高齢化に伴い存続が危ぶまれる旧車イベントが多い中、とても勢いのあるイベントだと思います。

パイオニアランジャパン – PIONEER RUN JAPAN Official WebSite

Minoru氏のBlog:
Z400LTD.net -カワサキ旧車をハブにして、無限に広がるバイクライフを記すBlog. – Z400LTD.net

朝は6時頃に外環道から東北道へ、7時くらいに羽生PAにてこの日同行するメンバーと合流しました。うっかり皆さんの写真を撮り忘れましたが、BMW R100RS、R90/6、それに僕のR100RSというBMWツーリングとなりました。やはり高速道路での安定性は快適そのもの。先日のツーリング時に感じた前輪の違和感は何故かほとんど発生していないように感じました。やはり一度きちんと確認しないといけないですね。

道の駅うつのみや ろまんちっく村

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パイオニアラン会場にはパレードランの出走が始まる頃に到着しました。パレードランにエントリーすると、レッドカーペット上で一台ずつ主催者さんからの紹介を受けて走り出します。このイベントのメインですね。エントリーしている車両は実に多種多様で、古いものではYAMAHA YA-1や陸王、Velocetteの2ストロークモデルから、旧車イベントの定番どころではCB750、ラビットS301、メグロZ7、比較的新しい車両ではMV AGUSTA F4の参加もありました。

会場に着いてまず思ったのが、去年と比較して明らかにエントリー台数と来場者が増えていることでした。旧車イベント好きなマニアックな層(失礼)だけでなく、小さい子供を連れた若いファミリーや、ペットを連れた年輩の夫婦など、客層が幅広いのも印象的でした。

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規定のコースを走るパレードランから帰着バイクから会場に並べられていきます。やはり栃木は烏山(現那須烏山市)に工場があったためか、メグロの参加が多いです。

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こちらはラビットS48でしょうか?S301などはタマ数多いのでよくお目にかかりますが、数字の小さいラビットを見られるのはこういうイベントならではです。

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そしてこちらは主催者さんの古いMoto Guzzi。雑木林の中に放置されていたものを再生したそうです。フライホイールむき出し、スロットルはグリップを捻る機構が生まれる前なのでレバー式です…。

もちろん発動機もあります

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このイベントのもう一つの大きな目玉がこの発動機運動会です。大小様々な発動機が小気味よい作動音を立てて運動する様子を、腕を組んでじっと見つめる、内燃機関好きが最後にたどり着くと言われている侘び寂びの世界です。ポンポン回ってるの見てるだけで何が面白いの?と思った貴方、一度会場に足を運べばその魅力に気付けるはずです。

駐車場の部

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もちろんこのイベントに来場する見学者はその分野の好き者(また失礼)ばかりなわけですから、駐車場・駐輪場は第二会場さながらの見応えになります。写真には収めませんでしたが、国産ならZ1、W3にザッパー、CBはKから仏閣系、BMWはミュンヘナーやR75/5、英車はTriumph、Nortonとメインディッシュ後のデザートにしてはボリュームのある内容でした。

各所の旧車イベントを見学するようになって数年経ちますが、冒頭にも書いたようになかなか参加者が集まらずに今後の運営が危ぶまれるようなイベントも散見されます。そんな中で身内の贔屓目を差し引いても、活気を保ち続けている勢いあるイベントの一つだと思います。

首都圏からも往復200km強のちょうどいいツーリングになりますし、帰りに宇都宮餃子なんてのもおすすめです。参加されたことのない方はまた来年を楽しみに待ちましょう!

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