Vintage Caravan2019-袖ヶ浦フォレストレースウェイ

モータースポーツイベントで有名なWITH MEのサーキットイベントの間借りをする、という形によりLegend of Classicの車両で走行会を開催することになりました。午前中に2枠のみですが、袖ヶ浦はいつも帰り道の混雑が悩みの種なので、早めに撤収できるのは都合が良さそうです。

一本目は小雨が降り始めたものの、路面はドライのまま。様子を見ながら予習とのギャップを埋めつつ、ライン取りとギア選択を決めていく。ほぼ一年ぶりの走行だったものの、二周も走れば思い出すものです。
Festival of Sideway Trophy 2018-May

40台参加の割り勘走行会なので、LOCのようなクラス分けはなく、ライトウェイトからヘビーウェイトの車両までが混走します。排気量や車格に差があっても抜いたり抜かれたり、遠慮せずに走ることにしました。

前回は怖かった1コーナーへのブレーキングも、富士スピードウェイのそれと比べれば何ということもありません。続く登りの2〜3コーナーで如何にスロットル開度を大きくできるか、その先のタイトな4コーナーへのアプローチをどうするか、急な登りからのブラインド高速コーナーになる5〜7コーナーを効率よく走れるか、あたりを課題に走ることにしました。

1コーナー立ち上がりからの2コーナーは登り勾配でブラインド気味なのでペースが落ち気味になります。速度を落とさないように突っ込むと、下り勾配の3コーナー、続くタイトな4コーナーのライン取りが苦しくなります。予習に従って3→4コーナーを1つの複合コーナーとしてアプローチして4コーナーを鋭角に立ち上がるように気をつけました。

登りからのブラインドになる5〜7コーナーは度胸でスロットルを開けることにしました。一年前に比べれば高速コーナーでの挙動にも慣れましたし、フロントフォークオイルを変えてきたおかげで、富士の100Rのようなフワフワは感じませんでした。少なくともこれくらいの速度域であれば前後のバランスは良さそうです。次の筑波練習で最終コーナーを試すのが楽しみです。

続く8コーナー以降は特に苦手意識がなかったので、基礎的な操作をきちんとするように意識して走りました。ステップの踏み方や着座位置、視線の置き方など、少し気を抜くとすぐに疎かになってしまいます。この辺は反復して身につけていくしかないようです。

一本目を走り終えてのリザルトは40台中15位の1分40秒台で、去年のSideway trophyに比べてだいぶタイムが縮んでいました!こうやって数字に出てくれると練習する甲斐がありますね。

偶然?遊びに来たというW1師匠にアドバイスを頂くと、やはりまだステップへの足の置き方や、荷重移動のスムースさに課題があるようです。自分が目標とする人から直接アドバイスをもらえるなんて、これ以上ない恵まれた環境です。

気合いを入れて二本目を待っていると、ポツポツと降っていた小雨がスコールのような土砂降りになってしまいました。荷物を車に仕舞って、車両と人間はピットに避難しました。前の走行枠が終わっても雨脚は弱まる気配がなく、去年のVintage Caravan同様にずぶ濡れの走行になりそうでした。

ピットロードでグリーンフラッグが振られても出走をためらう降りっぷりでした。すでにマシンを降りる方もいましたが、エントリーフィーが勿体ないので無論走りました。出かける前から雨なら億劫ですが、途中で降ってしまったものは仕方がないですし、雨の練習ができると思えば得した気分で走れるのでは?

1コーナーのオイル処理跡と、4コーナーでシフトミスした時以外はタイヤを滑らせることもなく、ずぶ濡れでしっかり9周を楽しんで走り終えました。やっぱりドライと同じ位置でブレーキングしても止まらないんですね。そんな事もレース本番ではなかなか試せるものではないですから、雨のサーキットも悪くないものです。

チェッカーを確認し、ずぶ濡れでピットに戻ってみると、多くの人が走行しなかったようで、走行した人でも多くの人が数周でピットに戻ったようでした。そんな偶然が重なってか、二本目のリザルトは40台中1位というまさかの結果になりました。

「こんな土砂降りの中で楽しんで走れたなら一位でいいと思う」と声をかけてもらった通り、去年の雨より余裕をもって楽しむことができ、タイムも去年の結果より縮めることができました。

オフシーズンの練習の成果と足回りの感触も確認できて充実した半日でした。あっという間の午前中に終了し、時間にも財布にも優しいVintage Caravan、クラシックレースへの第一歩としていかがでしょうか?

サーキットへのトランポにトレーラーってカッコいいですね!軽トラレンタカートランポから卒業したいです。