サイトアイコン Scientist on the motor

ラビットS301 タイヤ・チューブ交換の巻

彼が5月上旬に我が家にやってきてから早一ヶ月、まずは近所をくるくる回って随分運転にも慣れてきました。ラビットはベスパ同様のハンドシフト(グリップシフト?)なので、左手を回してガッチャコンとやるわけですが、これには人間側の慣れと機械側の調整が必要な感じです。

というわけで、まあまあ運転に慣れたところで毎週金曜の街乗り二郎でラビットを使ってみる事にしました。途中アイドリングが不安定になったりチャージランプが点いたり(ちゃんと充電できてない)しましたが、あっけなく山手通り沿いの目黒店に到着。二郎仲間の友人への初お披露目をドヤ顔で済ませて、良い方にブレの範囲だった目黒二郎を堪能した後、いつも通り茶でもシバきますかとラビットに跨がると、

あれ、

ギャーーーーパンクしてんじゃん!!!!!ここ来るまでは大丈夫だったはずなのに・・・
とグダグダ考えてもしょうがないし、でもここに捨てて帰る訳にもいかないし・・・。

しかしそこは二郎仲間のWさんの力により、ラビットに不釣り合いな程立派なローダーが到着。大変助かりましたのでいつの日か大豚ダブルでお礼しなければなりません。

冗談はともかく、旧車に乗る以上は万が一のトラブルに対する備えがやはり大切だと痛感しました。ローダーの助手席で揺られながら、「そうか、彼(ラビット)はきっとそれを教えてくれたんだ・・・」などと気持ち悪い事を考えつつ無事帰宅。これにより翌日に予定していた東京部品交換会へラビットで行く事は叶いませんでした。

さてと・・・

放っておいてもパンクは直りませんので、ご近所の視線を感じますがさっさとやってしまいましょう。

リアホイールは片持ち?なので右側にあるナットキャップを外すとすぐにアクスルのナットが出てきました。おいおいこんなサイズのメガネもってねーよ!と思ったらW650の車載工具がぴったりで助かりました。

アクスルからあっさり外れてくれたのは良かったのですが、タイヤ外した後バイクをどうするか全く考えていませんでした。仕方がないので部屋に大量にあったAmazon段ボールを地面に敷いて、ゴロっと横になってもらう事にしました。なんだかガソリンでもオイルでも無さそうな液体が滴ってきましたが気にしない事にします。

外したホイールからブレーキドラムを外し、

ホイールの左右を繋げているボルトを抜いて、

タイヤレバーでぐりぐりやると、若干の固着もありましたが、合わせホイールなので二分割できました。

中から出てきた(恐らく)当時物のチューブ。バルブの根元がひび割れて、ちょっと触っただけで空気が漏れておりました。恐らくあの夜、ガソリンスタンドで空気入れた時に触って止めを刺してしまったのだと思います。でもこんな様子じゃあ遅かれ早かれパンクしてましたね。さっさと交換しましょう。

日東の3.50-10ってのが入ってました。

せっせと作業していると、駐輪場向かいのお宅のオヤジさんがニヤニヤしながらこちらを見ている事に気付きました。「パンクか?」『そーなんスよwwボロなんで参りますわw』と、ここに住み始めて3年目にして初のご近所コミュニケーション。段ボールの上にゴローンとなったラビットが不憫二見えたのか、「これ使えや」と庭先にあったコンクリート材を貸してくれました。この位置で車体を支えていいのか不安でしたがまあ大丈夫でしょ。

日が暮れてきてしまったのでタイヤ一式を部屋に持ち込んで屋内作業。新しいタイヤにチューブを入れたら、合わせホイールを分解の逆で組んでいくだけなので僕でも割と簡単です。

自転車用のポンプで空気入れてひとまずできあがり。ホイールは見ての通りサビサビですが、残念な事に最近ピカピカより錆びてる方がカッコいいと感じるようになってきてしまったので、今のところきれいに磨く予定はございません。

元通り車体に組み付けて完成。ブレーキシューも確認したけどまだまだ使えそうでした。先人達の知識をネットから引き出しつつの作業でしたが、とりあえず問題なく作業できたようですし、チューブの予備を積んで工具さえあれば、出先でも交換できなくはなさそうです。が、出先でのトラブルリスクを未然に低く抑えるのが整備ですので(だとおもう)、まずは基本的なメンテナンスを一通り行わないといけないんだろうなあ・・・

我が家におけるラビット号のポジションは下駄車でありペットであり教材ですので、この調子で少しずつ整備作業に慣れていきたいと思います。

モバイルバージョンを終了