今年も春のお楽しみ、北関東旧車会主催の部品交換会に行ってまいりました。忘れもしない去年は鬼怒川河川敷でラビットS301を衝動買してしまったのでした。
2013年 北関東旧車会チャリティー部品交換会 | Scientist on the motor
この北関東部品交換会、一年毎に宇都宮の鬼怒川河川敷と栃木市の渡良瀬遊水池で交互に開催しているとのことでした。ですので今年は栃木県栃木市から群馬、埼玉三県に跨る渡良瀬遊水池での開催になります。
部品交換会自体は6時頃から開催になるのですが、去年は会場が宇都宮郊外であったことと、どんな規模のイベントなのか分からなかったため8時頃の到着になってしまいました。早い人だと9時頃には店仕舞いをして帰ってしまうので、今年は開始時刻の6時を目標に同行するWさんと東北道蓮田SAに集合しました。
蓮田SAからは1時間ほどで会場に到着しました。栃木県南部だと首都圏からのアクセスが楽になって助かります。早朝の済んだ空気の中、初夏を思わせる青空と日差しに照らされたガラクタ達(失礼)は一層魅力的に見えてしまいます。
散策開始早々で気合いのスクーター達がテンション上げてくれました。私が学生の頃は夜に行われる「ナイトバザール」という名の部品交換会?があったのですが、その頃の雰囲気そのままで少し感動しました。
SEPIA ZZといえばお世話になった方も多いと思います。「ZZ」はゼットゼット、ダブジー、ジーツー(ゼッツーとは言わない)、Dio ZXの「ZX」はゼットエックス、ゼッペケ、ゼックス…地域によっていろんな呼び方がありましたね。
去年私が買ってしまったラビットの隣に並んでいたS301Aは1万円値下げされていました。色は断然こっちのほうが好みでしたが、バッテリーカバーが樹脂製なので鉄製に変更されたS301Bにしておけ、とラビット長老からアドバイスを頂いたのです。それにしても7万円は安いと思います。
こんな懐かしい自転車も売っていました!私達の世代だと少し年上のお兄さん達が乗っていて、トップチューブに取り付けられたシフトレバーに憧れたものです。スポークに通した輪っか(正式名称チエンリング)や反射板、後輪横に取り付けられた折りたたみ式のカゴも懐かしいです。さらにこの自転車はヘッドライトがリトラクタブル式でした!
見ているだけで子供の頃の景色がフラッシュバックして遠い目をしてしまいました。とても尊い車両ですが、流石にこの歳で所有して乗り回す勇気は出てきませんでした…。
去年の宇都宮に比べて敷地に自由度が少ないこともありそうですが、こんな密度で端から端までびっしりの賑わいでした。出物については初めて見るものもありましたが去年見たものもあり、全体としてメグロ、ラビットなど車体の出品数は少し減ったような印象を受けました。
それでも人が人を呼び、関東でも指折りの規模を誇るこの部品交換会、ツーリングシーズンの初めに早起きして足を運ぶだけの価値はあると思います。ゆっくり時間をかけて探せば、ネットオークション相場より安い価格で部品が手に入ることもあるんじゃないでしょうか?
今後人が増えれば人気商品の相場は上がっていくかもしれませんが、知識と勘を頼りに掘り出し物を見つけた時の喜びは一種のエンターテイメントです。買っても使うか分からない?使わなかったらまた部品交換会に持ってきて、同好の士で還流するのも一興かと思います。
そういう拙宅のガレージもガラクタがずいぶん増えた気がします。買う側ではなく売る側になるのも時間の問題かもしれません…。仲間同士でガラクタを持ち寄って出店するのも楽しそうですし、これからも部品交換会を楽しんでいけそうです。