6th YAMATO AUTO-BY MEETING

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2/18(日)に神奈川県大和市にある「そば処 あさひ」駐車場にて行われた6th YAMATO AUTO-BY MEETINGに参加してまいりました。例年は9月中旬に開催されるイベントですが、その季節は他のイベントが重なることが多く、開催を知りながらも毎年参加できずにいました。昨年は台風の影響により9月の開催が中止され、この2018年2月に延期になったのでタイミング良く参加してきました。

 

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イベントは9:00~13:00の開催ということなので、8:30頃に国道246号沿いのバイク用品店に集合しました。当日朝は気温が下がる予報だったので先日夜の第三京浜より厚着をしていったのですが、それでも芯から冷えるような寒さです。

到着した用品店でCB550fourのOさんと合流すると、駐車場には私たちの他にツーリンググループが待ち合わせしていました。最近夜ばかり走っていて久しく陽に当たっていないですが、昼間は昼間で寒くてもツーリングを楽しむ人がたくさんいるんですね。

 

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集合場所から会場まで30分ほど走って到着しました。国道246号の側道にあるので、下調べしておかないと通り過ぎてしまいそうですが、会場に近づくにつれて明らかに参加者であろう車両が増えていくので、後ろを着いて行くのも良いかもしれません。

 

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開始時間の9:00ちょうど頃に到着できて受付?番号が20番くらいでした。もう既にたくさんのオートバイが並んでいましたが、恐らく運営側の方のものでしょうか。ヘルメットを脱いでいる間にも続々と車両が並んでいきました。

 

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会場最前列には告知ポスターのデザインにもあるシルバーピジョンの列がありました。ラビットと似た雰囲気の丸くて可愛らしい車体が魅力ですが、車体はラビットより一回り大きそうで、力強さを感じます。博物館などで見たことはありましたが、これだけの数を間近で見るのは初めてです。

 

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そのラビットは会場奥の方に大量に並んでいました。S301だけでなく、ツーリングやS601、ハイスーパーもあって、年式や車種ごとの違いを見比べていると飽きません。

 

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ラビット組は皆さん細かいところまでお洒落です。籐トランクや当時のオートバイ雑誌を載せたり、ヘルメットも凝ったものが多かったです。ウチのラビットもお洒落させて連れてきてあげればよかった…。

 

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なかなか手の届かないパーツもじっくり見ることができました。フロントキャリアは可愛くて憧れますが、可愛いだけで出せる金額ではないので夢のままです。道端に落ちているのを見つけるか、宝くじが当たるのを願うばかり。

風防はそれほど高値ではありませんが、ステーを工夫してZに使っていた旭風防のスクリーンを移植できないか画策中なので専用品の取り付け方法を見学しました。

 

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ここ数年で人気の高騰したOHV系カブもたくさんいました。タイミング良く今月号のモーターサイクリストクラシック誌を読んだばかりでしたので興味深く見させてもらいました。この頃のカブにハマる方々の気持ちが少しわかってきた気がします。

 

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カブ勢の方々もかわいい箱を積んだりしてお洒落でした。私も初めて乗ったオートバイは父親がどこかの農家からもらってきたカブだったので、思わずカブ熱が上がってしまいそうになります。

 

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ダックスも可愛いですよね。このイベントはこういった小排気量のオートバイがメインというイメージで、正直今まであまり食指の動きにくいジャンルでしたが、今回初参加してその魅力に気付けた気がしています。C100もダックスも可愛い…小排気量車なら増車しても維持費は大したことないし…なんて沼の底から声が聞こえましたがまずはW1です。あぶないところでした。

 

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少し排気量を上げていくとカッコよかったのがこのブリヂストンのM2SSです。朝246号から出発する時に走っていくのが見えましたが、このルックスと2ストアップマフラーがたまらないです。中排気量車で魅力を感じるのはアップマフラーのスクランブラー系が多いです。狭い峠も街乗りも楽しそうですし、頑張ればフラットダートくらい走れそうな気もします。

 

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私のZの隣に停めてあったライラック、Vツインやフラットツインは見たことがありましたがシングルは初めて見ました。UY型になるのでしょうか?「チヱンの無いオートバイ」ってやつですね。おお!俺のZの周りに人だかりができてる!と思うと皆さん隣のライラック見学でした。

 

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戦前車(1920’S?)と思われるSUNBEAMもしっかり実走参加のようです。綺麗にして大切に保管されている事も重要ですが、やはりオートバイは走ってなんぼ、というところもありますから、こうして実働感のある車体はそれだけでも魅力的です。

 

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こちらは戦前のBSA、他の車両で何度かお会いしたことがある方なんですが、実車を見るのは初めてでした。先程のSUNBEAMに負けず劣らず実用的にモディファイされており、今なお現役で楽しんでいる雰囲気が伝わってきます。ヘッドライト横のホーンやダウンチューブに取り付けられたアポロ、シート後部側面に取り付けられた消火器?がお洒落ですね。

 

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恐らく戦前Norton、戦前英車勢は華がありますね。単に古さを感じさせるだけでなく、現代でも見惚れるような美しさがあります。恐らくこのジャンルに手を出すことはないとおもいますが、どっぷり浸かって人馬ともに向き合って楽しむというのも夢がありますね。

 

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英車繋がりでVelocetteが3台も並んでいました。実用感のある戦前車ももちろんカッコイイですが、ピカピカに磨き上げられた車体もため息が出るようです。

 

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憧れのNorton Commando!気の向くままに写真を取ってましたが何だか英車ばかりになってしまいました。

 

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ハーレーの方々もたくさんいらっしゃいましたが、中でも目を引くのはXLCR。これも実物を見たのは初めてかもしれません。イメージよりずっと細くてコンパクトな車体です。ちょっとだけ乗ってみたいですが、中古市場ではとんでもない値段になっているんでしょうね…。

 

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もちろんイタリア勢も。GuzziやDucatiは有名な車体が多かったです。マイナーなイタリア車は夏の八ヶ岳の方が見られるかもしれません?

 

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ストトトトッと750ccとは思えない静かな排気音で滑り込んできたBMW R75/5、美しいトースタータンクとサイドカバー、バーエンドミラーがお洒落すぎます。どちらかというと無骨で無機質なイメージもあるBMWですが、逆にこうして時折見せる華やかさが際立つのがずるいですね。

 

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旭風防の車両はよく見たらBMW R90S!タンク、ブレーキ、マフラーと随所に手が入っていて良い意味で男臭いラットな雰囲気でした。そしてお待ちかねの国産旧車勢はW1!ピッカピカのYカバーがカッコイイ!ああ〜W1カッコイイな〜

 

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ここまで見てくると小排気量車以外の国産旧車は少ないように思えますが、そんなことはありません。純正仕様のCB400fourにXS、間に挟まれた独特な車両はカブをベースにした有名なカスタム車だそうです。

 

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乾いたエキゾーストに思わず振り返ってしまったGTは550?GTといえば380と750のイメージしかありませんでしたが、550もあるんですね。ルックス的にも線が太くて380の兄貴分といった感じでした。

 

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やっぱりZは来ないよな〜と諦めかけた時にやってきたZ2、YBハンドル、ショート管、純正バックステップにCRキャブレターと、落ち着いた大人のカスタムでした。私も旭風防なんて付けてないでこんな上品にカスタムしていきたいものです。いろんなバイク見てきましたがやっぱりZが一番かっこいいな〜

 

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と、喫煙所から遠目に眺めていると「久しぶり!」と声をかけられ、誰かと思ったらKさんでした!前回いつお会いしたかわからないくらいお久しぶりだったので会えて嬉しかったです。

SNS越しには見させていただいてましたが、リアフェンダーが衝撃的なカッコよさです。昔の鬼セパハン、コフィンタンク仕様も好きでしたが、エレガントさの中に攻撃的な雰囲気を匂わせる現在の仕様も悪い大人っぽくてカッコイイですね(失礼)。

「お先に〜」と走り去るビッグシングルのエキゾーストもカッコよかったな〜。先日のSRといい、最近シングルの誘惑が多い気がします。

 

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半日かけていろんなオートバイを見て回って感じたのは、以前より私の興味の幅が広がったことです。以前であればZやWやCBなどの国産大型車、BMW、Ducati、Triumphなどの外国大型車などと、分かりやすい貫禄を持つ名車に惹かれることが多く、一見種類が多くて見分けのつきにくいイメージのある中小排気量車は、その道を突き進むエンスージアストのものだと考えがちでした。

しかしラビットやVMXで小排気量車に乗る楽しさを覚え、旧車雑誌を読み漁り、こうしたイベントで実車をじっくり見ていると、どれもこれも大型の名車同様、オートバイ好きを引きつける唯一無二の魅力を放っている事に気付くことができました。

最近「興味がなくて全部同じものに見えてしまうのが知識がないから」という趣旨の言葉を何度となく耳にしているのですが、まさにその通りだと身をもって感じることができたのではないかと思っています。まだまだ私の知らない楽しい世界はすぐ近くに広がっている、そんな事を考えながら陽に照らされて温まった国道を帰路につきました。

 

空冷ビートルで行く鉄剣タロー旧車の会

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記録的な大雪をもたらした猛烈な寒気が居座り続ける中、埼玉県行田市にある有名なオートレストラン「鉄剣タロー」にて行われた旧車仲間の会合に呼んでいただきました。
オートレストラン 鉄剣タロー  – 行田市/その他 [食べログ]

 

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週の初めに関東地方に降った大雪は、その後も続く記録的寒波の中でしぶとく裏通りの路面を覆い続け、チェーンで削られたアスファルトの粉が路肩に吹き溜まっておりました。さらにこの日も最高気温は5℃に届かない上、北からの大風が予想されており、片道2時間の道程を2輪で移動するにはそれなりのリスクヘッジと覚悟を要します。

数年前の私なら逆に張り切って愛馬のイグニッションを回すところですが、この日は迷わずビートルのキーを取りました…。恐らくドイツ製空冷バイクが主役となるであろう今回、同じドイツ製空冷フラットエンジンということで許してもらおうという魂胆です。フォローするとすれば、昨年11月頃を最後にエンジンすらかけていないビートルにとっては絶好のツーリングチャンスということになります。

集合時間は午前11時を目安に、と連絡をもらっていました。幹線道路も事前情報から凍結に関してはほぼ大丈夫とのことでしたが、高速道路には未だ通行止め箇所があるような状況でしたので、余裕を持って出発しました。

 

無事到着しました

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自宅から2時間半弱で無事到着しました。道中の凍結は皆無でしたが削られたアスファルトと思われる飛び石が多かったです。早速店内へ入ると相変わらずの自販機たちがお出迎え。前回来たのは川崎→高崎の自転車ツーリングの時ですから、実に数年ぶりです。

 

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定番のうどん自販機にはこんな張り紙がありました。ただでさえ文化財な自販機に狙わずとも人情味ある手書きメッセージが加わって旧き良き空間を作り出しています。

 

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こちらも定番なハンバーガーとトーストの自販機。ハンバーガーは調理時間をニキシー管で表示してくれるとても貴重な動態保存です。

 

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前回来た時との変化はこのアイス自販機です!その昔(25年くらい前)、隣町のスイミングスクールに通っていた時、帰りに買ってもらうアイスはいつもこの自販機でした。ああなんて懐かしいんだ…と思わずこみ上げるものがありました。

張り紙によれば、修理を諦めていた機体がエキスパートの手により再生されたようで、調べてみるとこの「相模原市中古タイヤ市場」も相当の自販機スポットのようでした。今度行ってみようかな。
中古タイヤ市場 相模原店 神奈川県相模原市

 

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ゲームコーナーも相変わらずの稼働っぷりでした。今回は時間がたっぷりあったのでゆっくり一台ずつ眺めていくとこんな懐かしいパネルが…。その昔はこの筐体の上に100円玉を並べてプレイ順を待ったものです。後の友人の話からメタルスラッグ2が稼働中だったことがわかりましたが、この時は気づくことができませんでした。大変もったいない。

 

たくさん集まってきました

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そうでした、今日のメインは自販機ではなく旧車でした。到着した方々と談笑していると次々になだれこんで来るバイク達。皆さんこの糞寒い中本当にご苦労様でした。ホントみんなバイク好きなんですね。

 

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KAWASAKI 650RS
G君のW3は以前我が家で保管していた懐かしの一台。あの頃はポイントガバナーが吹っ飛んだりして苦労もしましたが、彼の元ではいい子にしているみたいです。几帳面な彼らしくまめに磨いているようで、我が家から巣立ったときに比べるとだいぶ綺麗になっているように見えました。未だに乗り味の忘れられない一台です。Wほしい。

 

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YAMAHA SERONCO(SEROW+BRONCO)
パッと見て分かりそうで分からないバイクというのも久しぶりです。元々オフ系には疎いですが、ヤマハでこんなトレール車あったっけ?としばらく考えてしまいました。不躾ながら伺うと、ブロンコにセローの足回りを移植したとのことでした。足回りだけでなくフェンダーやタンク、シートのイメージも手伝って別物に見えますね。色々手を入れながらもセンスよく破綻せずにまとまっていてスマートでした。

 

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YAMAHA GX750
めったにお目にかかる機会のない名車ですが、私の中では洗練されたデザインのヤマハを思わせる代表格になりつつあります。スリムなタンクからテールカウルに流れるホリゾンタルなライン、ブラックアウトされたDOHCに2本出しマフラーはこの時代を切り取ったような感覚を覚えます。重いと仰っていましたが乾燥重量が240kg近くあるとは思いませんでした。それもこのシャープなボディラインのイメージがそうさせるのかもしれません。

 

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Royal Enfield BULLET 500
みんな大好きRoyal Enfield、見慣れているはずですがこうして国産70年代車と並べるとクラシック感がより一層際立ちますね。サイドに取り付けられたミリタリーバッグは、以前私も自転車に取り付けようとオークションを物色していたものでした。ノロノロしているうちに高騰してしまい計画はお蔵入りになってしまいましたが、やはり実物は想像通り無骨ながら可愛らしいものでした。

 

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BMW R25/3
私が勝手に思っている今回の主役その1はこちらのR25/3。なぜか周りにミュンヘナー乗りが多い類稀な環境にいますが、シングルとフラットツインでこうも色々違うものか、とじろじろ眺めてしまいました。フロントはアールズではなく油圧テレスコ、リアはプランジャー式。エアインテークはシリンダー後方からタンクに内部を通りシリンダー前上部にあるという独特の構造です。この写真ではわかりづらいですがフロントフェンダーは後端が広がり、エレガントな意匠になっています。

 

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後ろから見るとそのスマートさがより際立ちます。この時代のものでも撮影者が写り込んでしまうほど綺麗な車体が存在するんですね…。アイドリングはフラットツインミュンヘナー同様にとても静かでしたが、ストロークの大きなビッグシングルを思わせるような粘りが印象的でした。フライホイールの重さが効いているのかと思いますが、トントントンと静かに粘るそのエキゾーストは発動機のように牧歌的であり、車体の美しさも相まって紳士的な印象を受けました。

 

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BMW R60
すっかりミュンヘナー乗りの雄となったX君のR60。散々一緒に遊びに行って見慣れた車両となってしまいましたが、先程のR25/3と比較するとBMWの進化を見るようで、みんなで間違い探しのようにじろじろと見比べました。BMWのモーターサイクルといえば空冷フラットツインですが、その技術は当時好セールスを記録したと言われるR25/3の築いた礎の上にあるものなのでしょう。御託を並べても寒さにかまけてiPhoneで撮影した写真が雑すぎて説得力に欠けますね。失礼しました。

 

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URAL M6x
個人的今回の主役その2はこちらのURAL。名前は聞いたことあるけど実物をきちんと見たことのないロシア(旧ソ連)のバイクです。しかもサイドカー、3人乗り仕様という硬派ぶり。詳しくお話を聞けなかったので不詳ですが、フロントがアールズフォークではないことからM6xシリーズと思われます。

 

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基本的にBMWの空冷フラットツインを模したと言われている心臓部ですが、共産圏らしい?独特な荒々しさが男性的で、その何から何まで国産車はもちろん、同世代のBMWとも似て非なるものに感じます。動作に関してもエキゾーストノートやシフトチェンジ、一挙一動が独特で、「極めて玄人志向の強い軍用車両」と称されているのがよくわかりました。

 

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さらにサイドカーのユーティリティの高さには目を見張りました。いわゆる「舟」にはパッセンジャーはもちろん、身の回りの荷物の収納や、出先での大きめの買い物にも便利そう。さらにスペアタイアが固定される舟後部もトランクルームになっており、そこらのヘタなクーペより積載力が高そうです。

と、ここまででも十分なインパクトですが、なんとオーナーさんは私と同じ母校に通う20代の現役学生さんでした…。何から話を聞いたら良いのか分からなくなってしまいましたが、こんな硬派で無骨な乗り物を乗り回しているだけあって乗り物全般に造詣が深い若きエンスージアストでした。

 

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BMW R100RS
Volkswagen Type-1
男らしいURALの後では何とも未来な乗り物に見えるM君のR100RSと、おもちゃ箱から出てきたようなウチのかわいいビートル(手前味噌)。R100RSも世間的に見れば十分古い乗り物ですが、この流れで見るとBMWが技術の粋を集めた次世代への集大成、という当時の立ち位置がよくわかったような気分になります。実際に私も乗っていてその信頼性は現行車に引けを取らないと思いますし、大型高速ツアラーの元祖と言っても過言ではない存在感は、ミュンヘナーにも負けず劣らない気高さと所有感を併せ持っていると思います。

一方「R100RSはM君がいるからビートルで行くか」という言い訳の元で引っ張り出されてきたType-1ですが、歴史的にはBMW負けず劣らず、ドイツのモータリゼーションに大きく貢献した一台です。ただかわいいだけでなく、現代日本の交通事情でもほぼ問題なく楽しめる走行性能、同年代の国産車とは比較にならないほどの部品供給量、空冷フラット4をリアに積み「弟分」に当たるポルシェにも通じると言われるハンドリング。ここまで見てきた名車と同様の質実剛健さと普遍的な魅力を保つ実にドイツ車らしい車だと思います。欠点はBMWモーターサイクルと同様、完成されすぎていて積極的に手放す理由が見つからないこと…。

BMW R69S乗りのFさんはまさかのminiでいらっしゃいました…。R69Sといえばミュンヘナーの代名詞なだけあって皆さんの期待も高かったようですが、こうも寒ければしかたないですよね。肝心のminiの個別写真はナチュラルに撮り忘れました。お許し下さい。

 

とはいえ外はとても寒い

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このままいくらでも話せそうな面子と車両たちですが、流石に記録的寒波による北風の中ではだんだんと寒さが厳しくなってきましたので、建物内に避難して各自思い思いの自販機食をいただきました。一度入ってしまうと再度外に出るのは気合が必要ですが、皆さん弱音も見せず熱のあるバイク談議に花を咲かせておりました。皆さんホントバイク好きですね。

 

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はしゃいでいる間にあっという間に時間が過ぎ、15時くらいには流れ解散となりました。お久しぶりの人も初めましての方もいらっしゃいましたが、根は同じ乗り物、バイク好きの集まりとあれば気張らずに楽しめるのはいつも同じです。インターネット、SNS全盛の時代ですが、オンラインだけでなく実際にこうして色んな人に会うというのはとても有意義です。

また、今回下道で往復200kmほどのドライブとなりましたが、久しぶりにも関わらずトラブル一つなく元気に走ってくれるビートルの運転がとても楽しく、がっちり防寒しないで楽しめる冬のドライブの楽しさに改めて気づきました(だたし都内を除く)。また時間を作ってどこか遊びに行けたらと思います。

 

KAWASAKI PLAZA宇都宮でZ900RSの実車見学

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去る2017年12月のとある日、実家帰省の空き時間にKAWASAKI PLAZA 宇都宮インターパークへお邪魔してきました。お目当ては発表になって間もないZ900RSの実車を見ることです。あわよくば試乗なんてできたら最高ですが…

宇都宮のKAWASAKI PLAZAはショッピング施設が並ぶ上三川インターパークの一角にありました。以前からここにあることは知っていたのですが、特に用事もなく足が向きませんでした。週末となれば家族連れで周辺道路が麻痺するほどの賑わいを見せるインターパーク界隈になぜカワサキのディーラーが??

 

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お目当てのZ900RSは探すまでもなく入ってすぐに展示されていました。嫌でも目立つ伝統の火の玉カラーが眩しいです。開店時間を少し回ったくらいで入店したのですが、このZ目当てと思われるお客さんが次々とやってきて、のんびり写真を撮る余裕がなくなるほどでした。

 

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気になるお値段は132万円、諸費用込みで150万円くらいでしょうか。カラー展開は2色で、火の玉カラーのキャンディトーンブラウン×オレンジが3万円高です。お店の方の話だと、火の玉カラーはもう1色のブラックよりクリアの層が何層も厚く塗られており、質感高く仕上げてあるとの事でした。

150万円と聞くと四輪車買えるじゃん!と言いたくなりますが、中古市場の旧Zは言うに及ばず、ゼファー750でさえ物によっては150万円近いプライスを下げていることを考えると安い買い物だ、と決断されるお客さんも少なくないそうです。

もう一つ気になるのは車重ですが、215kgと予想よりだいぶ軽いようです。昔乗っていたW650が211kgとありますから、それに近いでしょうか。Z750four(240kg)とW650の2台体制だった時、Zの後にWを動かすと自転車じゃねーの?と思うくらい軽く感じたので、それくらいの驚きがありそうな車重です。スペック表の横には同じく火の玉仕様の限定メットまでありました。往年のファンはうっかり手が出てしまいそうですね。

全体的な造形としては現行車のスタイルによくあるギュッと詰まった腰高でマッチョな印象を受ける一方、タンクからサイドカバー、テールカウルに至るラインは直線的で、旧Zのイメージをできるだけ踏襲しようとしているように感じました。もちろん私の周りの旧車ファンには「取ってつけた無理矢理感がある」という感想を持っている方もいますし、それも理解できます。しかしZファンの端くれとしては、制約の多い現代のバイク設計や市場においてファンを喜ばせようと形にしてくれたことが嬉しいのです。

 

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細部を見ていきますと、まず目についたのがテールランプ。前述したテールカウルの造形だけでなく、ランプも旧Zを意識した丸型レンズになっています。最近の新型車であればこのレンズの中にびっしりと並んだLEDが眩しいほどに光りそうですが、Z900RSでは敢えて旧来の白熱球の光り方を模倣した一灯型になっていました。

ウィンカーこそ現行車風な形をしていますが、2017年東京モーターショーで同時に展示されたカスタムモデルでは旧Zタイプのウィンカーを装着しているものもありましたので、後々には対応した製品が登場することも期待できます。

 

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Custom by DOREMI COLLECTION | Kawasaki Z900RS カスタムプロジェクト「Beyond Z」より

他にも4本出しマフラーやキャストホイールを加えるとこんな姿に!全部このままの形にできるとは限りませんが、往年のスタイルを指向したアフターパーツがリリースされることは期待できそうです。

 

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一方でノーマルマフラーは集合の1本出し。ド派手なカスタム車両を見た後だと地味に見えますが、最新の排出規制をクリアしつつ、馬鹿でかい大根みたいなサイレンサーを装着していないと考えるとシンプルかつ十分な仕様かと思いました。さらに特筆すべきはそのエキゾーストノートなのですが、これホントにノーマルマフラーなの?ってくらいに迫力があり、売り物でなければ今すぐ乗り出してしまいたいくらいに官能的なものでした。

このエキゾーストノートもテールランプ同様、納車前の車両で試験的に聞かせていただいただけで、ウェブ等へのUpは控えてくださいとのこと。発表間もない新車を見に行く機会なんて初めてなので、そういうところにも気が回るようにしないといけません。

 

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火の玉カラーがお立ち台に上って目立つ一方、店舗の片隅に展示されていたメタリックスパークブラック仕様。Z系のアイデンティティを背負った火の玉カラーに比べて一見地味ですが、個人的にはこちらのカラーが落ち着いていて好みです。

 

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落ち着いていて好み、というのもありますが、現在の愛車であるZ750fourのカラーパターンと似ていませんか?正確にはZ1000 A2のカラーですが、火の玉カラーに対して食傷気味になっていたところで衣替えしたこの黒/金ラインがとても気に入っており、現在もこの仕様です。カワサキがこのカラーパターンを狙ったかどうかはわかりませんが、いきなりこんな近いデザインが出てきてびっくりしました。

 

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先程の車両でじっくり見られなかった細部を見ていくと、メーター形状もしっかり砲弾型になっています。内部のインジケータには標準装備されているETCのランプもあり、後付のセンサーを付ける必要もありません。

 

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そしてこの日個人的に一番嬉しかったのが、このサイドカバーエンブレムの字体です。上記した私のZ750fourの字体と同じじゃないですか!なんだかファンに迎合していていやらしい!という向きがあるのもわかりますが、こんな細かいところまでこだわって作ってくれてるなんて、ついうっかり契約してしまいそうになりますね。しかしこの時点(2017年12月)では火の玉カラーが完売・次回納入未定、ブラックも2018年3月納車の枠があと僅かだそうです。売れてますね。また、試乗車も2017年末ごろには店舗に到着するそうです。

 

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その後は対応してくださった店員さんと時間を忘れて話し込み、パンフレットまで頂いてしまいました。Z1とならんだ描写がたくさんあって見ているだけで所有欲が満たされるような錯覚を起こしかねません。

 

このKAWASAKI PLAZA宇都宮は元々は県内でも有名なカワサキの販売店だったようで、話をしているうちに以前私が乗っていたW650を販売したお店であることがわかりました(正確には私に売ってくれた友人が新車で買ったお店)。販売店からKAWASAKI PLAZAになるには細かく厳しい条件をクリアする必要があり、その為に市街地から郊外のショッピングモールエリアへ移転したとのことでした。

こうして乗り物趣味にのめり込むきっかけの一つになったW650の出身店舗に偶然再会し、受け継がれるZの系譜に酔っているとこれも何かの縁ですね、と判子を突きそうになりますが「これ以上の増車は分身ができるようになってから」と嫁に釘を刺されていることを思い出しました。旧き良きマスターピースな車両を味わうことも贅沢ですが、その系譜を現代に蘇らせてくれるメーカーに感謝しつつ、最新の技術を堪能することもまた贅沢なのではないかと感じたのでした。