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真冬の夜はお近くの京浜the 3rdへ

ようやくほぼ完調となったZ750four、誰が言ったのか「調子を見に第三京浜でも走ってきたら?」との事で走り始めると、ただの真っ直ぐ高速道路のはずが、スカッと飛ばせて気持ちいい!真夜中に走ると気持ちいい!わざわざ寒い時に走るのが楽しい!!みんな集めて走るぞ!!!

という流れで、いつの間にか仲間内で真冬の深夜、第三京浜を走るのが流行ってしまいました。ある時はバルブ切れ、ある時はパーツ脱落、ある時は異音騒ぎなどなどトラブルも少々ありますが、みんなで取り憑かれたように週末の第三京浜へ。

 

金曜の昼くらいからみんなそわそわし始めます。示しを合わせて都内某所に集合したら、身を切るような寒さの中、次々と出発して行くのです。

 

こんな真冬の夜、走っているのはバイク便か宅配ピザか私達くらいのものです。信号待ちの度にシリンダーに手を当てて暖をとる…。なぜそこまでして走るのか…

なんて言ってるといろいろ哲学なことを考えたくなりますが、単純に冬は山に走りに行けませんし、街乗りはペースが上がりません。近場で仲間と気持ちよく飛ばせるコースってことで好き者の皆様が集まるようになってしまったのかと思います。

 

「うおおおデカ尻!!!!」とテンションが上がるのはキリンの読みすぎなので気をつけましょう。

 

環八の入り口から車体を倒し込んで加速すると多摩川の冷たい空気を全身に受けます。四肢が千切れるような冷気の中、歯を食いしばって右手を捻って加速!「都筑」…「港北」…楽しみにして走りにきたはずなのになんでこんなに辛い思いしなきゃいけないの…あまりの寒さで後悔し始めた頃に「保土ヶ谷PA」の文字が見えた時の安心感はこの夜走りの醍醐味でもあります。

 

せっかく温かい飲み物で暖を取ろうというところなのに、悪ノリで冷たい飲み物を買ってしまうほどに深夜のテンション。夜だから楽しいのか、バイクがあれば楽しいのか、仲間がいるから楽しいのか、時間を忘れて話し込み、また誰が言うでもなく元来た道へ。翌朝の雰囲気を背中に感じながら帰宅するのでした。また来週誰か言い出すかな?自分から言いだそうかな?ちょっとおかしな、そんな冬のバイク遊びでした。

 

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