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2013夏 青嵐會の集い

『ベンリィでFX作ったから見に来い』

と、学生時代の悪い友人Oからの突然の呼び出し。一体何を言っているのかさっぱり分かりませんでしたが、とある理由で傷心状態の僕には丁度良い気分転換ということでW650で東北道を宇都宮ICまで。ぱっと乗って遊びに行ける陽気って素晴らしいです。

見た瞬間に大爆笑しました。外観のジャパニーズトラディショナルなセンスはさておき、カスタムの内訳を教えてもらうと、タンク、テールカウルはエイプ用FX外装キットを加工して載せているのだそうです。ってかそんなの売ってるんですね。サイドカバーはビラーゴだかスティードだかの国産アメリカンの物。ハンドル、マフラーはただの鉄パイプ。本人曰く「現車合わせのワンオフ」だそうです。ハンドルが紫色なのは、作業していた会社の現場で同僚に「黒の塗料あるか?」と聞いたら「紫ならあるぞ」と言われたのが理由だそう。意味がわからないです。

しかしまあ、乗らせてもらうと車体の軽さに驚くとともに、エンジンの吹けの良さにびっくりしました。ハイカム、ポート面研、ボアアップとそれに伴うキャブセッティングまできちんと行ったそうです…。カタギとは思えない見かけによらず、細やかな仕事をする憎いやつです。

四方を田んぼに囲まれた農道での試乗会に飽きたらバーベキューの準備。当たり前のように昼から酒が出てくるけどバイクなのでノンアルコール…。ガレージでGPz900眺めながら昼間からバーベキューとかどこの北米だよ。

そのGPz900の隣はショベルヘッドってやつですか?県南から買ってきて、全バラ状態から組み上げてるんだそうです。購入時に付いていた貴重な「栃」ナンバーは残念ながら名義変更により消滅…仕方がないけど残念ですね。

こちらはまた別の日、宇都宮市内のお世話になっている整備屋さんのところへ。写真がブレていて大変残念ですが、手前右側の火の玉カラーのZはこの時点で購入のお約束をしてきました。エンジンかけてもらったところ絶好調とは言えなそうだし、あちこち壊れるだろうけど、このタイミングにこの値段で乗らないと次のチャンスはなかなかやって来ないような気がしたのです。友人達からはうえぇえ~買っちゃったの~wwなどと言われましたが、まあまずは乗ってみて、ダメならダメで良い経験になるはずです。

みんな子供育てたり家建てたりして忙しい大人になってますが、こうしてまたオートバイの話をしに集まれるって素敵な事ですね。暇さえあれば、ってのは難しくても年に一回くらいはみんなでお出かけしたいですね。

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