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W1SAで行く早朝の奥多摩ツーリング


今年も朝練のシーズンがやってきました。よーしお父さん明日は4:00に起きるぞ〜!のつもりがしっかり寝坊して5:00出発となりました。

早朝に走るのは大変久しぶりなので服装に悩みましたが、「寒くて着られないの辛いが暑ければ脱げばいい」という家訓に従って予定より上下一枚ずつ厚着をして出発しました。

予想通り、中央道に乗ると少し肌寒いくらいに感じ、ヘルメットに入り込む冷気はまだ冬らしさが残っていました。八王子で降りる頃には本格的に体感温度が下がり、暖かいものが欲しくなりましたが、まだ交通量の少ない檜原街道を駆け上がって、今回の目的地である人里バス停の枝垂れ桜へ到着しました。

 

木造の可愛いバス停のある雰囲気の良さから人気のスポットで、満開時期は観光客で混雑している事もありましたが、流石にこの時間は貸し切りでした。

まだ時刻は6:30、奥多摩周遊道路は閉鎖中のはずなので、このままUターンして上野原方面へ抜けることを考えていました。しかし周りの二輪を見るとどんどん山を登って行くので、私も行けるところまで行ってみることにしました。すると以前は8:00にならないと通行できなかったはずの九頭竜橋〜都民の森までは5:00から通行できると電光掲示板に表示がありました。季節で変わるんでしょうか?

 

せっかくなので都民の森まで登ってみました。距離は数キロしかありませんでしたが、走りやすく整った奥多摩周遊道路の路面と、リズムの良いコーナーを楽しむとすぐに都民の森に到着。その先はゲートで封鎖されてました。

 

バイクを停めると気温表示は5℃…寒いわけです。バイクから降りると脚がガタガタ震えました。それでも次々にやってくるスーパースポーツな朝練の方々。革ツナギにヘルメットリムーバーまで着けて走行会さながらの雰囲気…ちょうど本気組の時間に当たってしまったようで、牧歌的な旧車は私だけでした。

今回の目的はW1SAの峠での挙動を確認することでしたが、都民の森で折り返して下りルートになると、登りではわかりづらかったWの性格が少しわかった気がしました。登りで感じたのは重心の軸がZより前寄りで、私の身体の中心あたりにあること、Zはもう少し後輪寄りに軸がある認識でした。

このW1SAはギアが4速のワイドなので、街乗りより回し気味にしないとパワー的に辛く感じるところがありました。正直後輪にトラクションを感じて登ることに関してはZの方が好みでしたが、下りではその車重の軽さから車体姿勢の移行が楽なこと、街乗りではカックンに感じるフロントのツーリーディングドラムがとても頼もしくて、ちょうど良い柔らかさのフロントフォークにしっかり荷重がかかってターンインしていく感覚が気持ち良かったです。

Zはフロントフォークが柔らかいのか、ブレーキの時のストロークに不安を感じて、下りのコーナーは恐る恐るでしたが、Wは軽さとブレーキとフォークのバランスが良いのか、とても気持ちよく走れました。

麓のコンビニに着く頃には四輪車やマスツーリングがすれ違いに登っていくところで、ちょうどいい時間に撤収できたと思います。これからの季節、朝の奥多摩が気持ちいいですね。次はZで走りに来たいと思います。

 

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