この夏の酷暑の中でも健気に走ってくれるType1でしたが、夏季休暇中に動かそうとしたところ、左前のウィンカーがハイフラになっている事に気付きました。という事はどこかの球切れかな?と点検してみると、左後ろのテールランプがウィンカー、ブレーキランプ共に点灯していませんでした。
「多分球切れだろう」と簡単に考えてレンズを外してみると、少し面倒な事になっていました。
まず、ウィンカー、ブレーキランプ共に電球は切れていません。ということは接点の問題か?と、電球の収まるソケットを見るとご覧の通り、なんとか形を保っているような状況でした。接触不良とかそんな次元ではなかったです。
しかし、ウィンカーはソケットごと崩れたから点かないとして、ブレーキランプのソケットも随分怪しい雰囲気です。さらに辺りを見回すと、ビニールテープで誤魔化された怪しい配線がぶら下がっていました。そういえばこのベースプレートからアースに返す配線が見当たりません。ベースを固定するスクリューで一応ボディーアースされそうですが…。
そう思って正常に点灯する右側の様子を確認してみると、ベースの下段にアースを返しているであろう配線が接続されていました。ついでに「HELLA」の刻印も右側にはありましたが、問題の左側ベースには見つかりませんでした。アイロンテールに換装した際に左側だけリプロ部品を使って、その品質が良くなかったのか、その場しのぎで組んだのかもしれません。
しかしこうなってしまうと今の状態から修復するのは難しそうですから、大人しく新品を購入しました。空冷VW乗りがお世話になっているFlat4の通販で購入し、本体価格2800円ほどでした。意外とリーズナブルで助かった上に注文から2営業日目に届いてくれました。
一見すると純正のHELLA製と比べても遜色なさそうな造りでした。しかし元々付いていたベースはどこの製品だったのだろうか…。
修正前の配線取り回しの影響で、若干厳しいところもありましたが、無事にテールランプ、ウィンカーともに点灯するようになりました。
錆が目に見えたりして劣化のわかりやすい鉄製部品と比べて、電気系や樹脂系部品はわかりにくいものが多い印象ですね。こまめに点検するのが根本的解決だと思いますが、なかなか時間も作れないですし、少しずつ対応していこうと思います。