9/16に予定されているVintage Wheelsのイベントに誌面登場車両=出展者として?呼んで頂けることになりました。息子も日増しに乗り物好きになってきたタイミングでこれは渡りに船ということで、家族で参加することにしました。
さらにその週末にはバイク仲間達と定例のお泊りツーリングの予定が入っており、こちらも家族と参加するつもりでしたので、その帰り道にイベントに寄ろうという算段です。恐らく博物館クラスの名車が集まるであろうこのイベント、我が家のType1も名車ではありますが、ヒストリックカーと並ぶと思いっきり大衆車です。それなら大衆車らしい方向で少しだけお洒落してみることにしました。
空冷ビートルにルーフラック取り付け | Scientist on the motor
以前装着した際にこのクランプがしっかりと車体にかからず、簡単に外れてしまう状態であることがわかっていました。主治医に教えていただいたところ、このツメ部分の角度が問題であるとの事でした。確かに、きちんと固定できる側と比べて、ツメの角度が浅くなっていましたのでハンマーで叩いて修正。
もともと「くの字」歪んでいたので、できるだけ真っ直ぐになるようにしてみました。完全な状態にはなりませんでしたが、車体に乗せて固定してみたところ、だいぶマシになった気がします。
次はネットオークションで落札してから取り付ける余裕がなくて放ったらかしになっていたリアラゲッジラックを引っ張り出してきました。梱包を解いてみると、取り付けに必要なステー類が無い…。格安で買えたのを覚えているので、きっとそういう条件だったのでしょう。
各所の寸法を測って、ホームセンターで汎用ステーを購入しました。純正ステーと同じ取り付け原理であれば問題ないであろうという判断です。ボルト類は本体の穴径に合わせてM8ボルトにしました。
上側はエアインテークの隙間からステーを差し込んで、引っ掛ける形のようなので、L型ステーを差し込んでみました。もちろんこのままではガタつくので、純正では外側からゴム板を挟んだ金属プレートで締め込むようですが、気になる程のガタつきではなかったので、これで様子見としました。
下側はバンパーステーを挟み込む形のステーで固定されているようです。純正はバンパーステーの幅に合わせた加工がしてあるのですが、ここは汎用品らしく対応します。
バンパーステーにゴムシートを巻いて、その外側から汎用ステーで挟み込むようにボルトで固定しました。構造的にはこのボルトにキャリアの重量がかかることになりますので、一応調べてみるとJIS的にM8ユニクロボルトの保証荷重は11.4kgとあります。せん断荷重は引張強さの60~80%であるとのことですので、11.4×2×0.6=13.68kgとなり、左右のボルト2本で13.68kgまで支えられることになります。
ただ、キャリア自体が5kg程度ありますから、その上に積める荷物は5kgくらいにしておくのが良さそうです。大きめの革トランクにかさばる衣類を入れるような荷物ならなんとかなるかな?
というわけでルーフラックとリアキャリアを装着して家族旅行仕様になりました。実用車要素が強くなって、この車の進むべき道が見えた気がします。そう、オシャレでレーシーなカスタムが流行するまで、Type1は家族で乗るファミリーカーだったはずです。