今年もこの季節がやってきた…後輩のI君と行く極寒ツーリングの季節です。去年は三浦半島をぐるっと1周して帰ってきましたが、何を意気込んだのか今年は山梨方面へ1泊の計画です。そんな無茶なツーリングに文字通り水を差すような雨が出発前から降り始めようと、天候を理由に中止しようなんて物分りの良い人間なんてここには居ないのです。
幸い、甲州街道に出て中央道に乗る頃にはレインウェアを脱ごうか悩む程度まで天気は回復してきました。空模様的には脱げても体感温度的にはこのまま着ていたい温度でしたので、結局着たまま高速に乗りました。
山梨といえばほうとう、ほうとうといえば…
また来てしまったこのお店。前回初めて来たときの衝撃が忘れられず、後輩を連れてきてしまいました。相変わらずラディカルな店構えです。さらに中央道大月ICからすぐという最高のアクセス。
前回の様子:2011年4月 富士奥多摩ツーリング | Scientist on the motor
やっぱりほうとうは冬に限りますね。お約束の追いご飯も頂いて、暖まったところで出発します。
山梨市につきました
というわけで、宿をとった山梨市駅前に到着しました。初めて来たのになぜか懐かしい気がする不思議な駅舎です。バイクを宿に置いて、電車で観光に出かけて飲み食いしまくろうという安直な算段です。と、時刻表を見ると次の電車は40分後でした。私の地元駅と同じくらいの本数でまた懐かしい気分になりました。
中央線 甲府・小淵沢・松本方面
ようやく電車の時間になりました。知らない土地の電車ってわくわくしますね!
電車の写真撮るのって結構楽しいですね。鉄道写真ファンの気持ちが少しわかったような気がします。
相変わらず冴えない空模様でも、車窓から広がるのどかな風景を眺めていたらやはり田舎が恋しくなりました。暖かくなったら田舎成分を補給しに一度実家に帰ろう…。
武田神社
にぎやかな甲府駅から北に歩く事15分くらいで武田信玄を祀った武田神社に到着しました。
すっかり社寺仏閣巡りが趣味になってしまったI君のオススメ神社だそうです。私も長距離ツーリングすると城やら寺社仏閣を回ることが多いのですが、彼は朱印帳を持って参拝する筋金入りでした。残念ながらこの日は忘れてしまったようで、非常に悔しそうでした。
鳥居を通って拝殿前から参道を眺めます。撮り始めたばかりの初心者なので、水平のズレが気になってしまいます。神社は直線的でシンメトリーなデザインが多いからでしょうか。ただシンメトリーって言いたかっただけです。
意外とシンプルな拝殿は日も落ちる時間だと言うのに中高年の観光客でにぎわっていました。確かに派手さはないけれど、すっきりした「地元の神社」感が心地良かったです。社寺仏閣マニアの彼が話していた意味が今振り返ってようやく理解できた気がします。
参拝後は甲府駅へ向かうバスに転がり込み、夜の街に繰り出しました。知らない土地の電車もワクワクしますが、生活感のある路線バスとか路面電車なんて最高ですね。地元のお店の宣伝なんて流れたりすると言うことなしです。
知らない街で店も決めていなかったのでアテも無くフラフラすることになりました。ボンネットバスかっこいいですね。
しかしそこは酒飲みの勘と言いますか、なんとなくそれっぽい路地を見つけてしまう技能に長けていたりします。
山梨だからこれ!っていう物は鶏モツと馬モツでしょうか。家庭的で気持ちのいい接客をするお店で楽しく食事できました。しかし昼間からどうも消化系の調子が良くなかった私は不甲斐なくもジョッキ一杯でダウン。とうとう前日の不摂生が翌日に影響するようになってしまいました。
武田信玄「次は体調を整えてから来てね」
ほったらかし温泉
今回山梨市に宿をとった理由はこの温泉に入ってみたかったからなのでした。
星空が天井☆ほったらかし温泉公式ホームページ
その名の通り、余計な装飾の無い手作り感のある建物です。敷地内には「あっちの湯」「こっちの湯」の二種類があります。
残念ながら星空は拝めませんでしたが、露天風呂からは甲府盆地の夜景が楽しめました。朝は日の出、富士山も遠くに見えるそうで、何回来ても楽しめそうですね。
湯上がりの休憩所も野外な感じです。「温玉あげ」というゆで卵を揚げた食べ物が名物らしいのですが、消化系のコンディションは一向に回復しないので食指が動きませんでした。
一気に湯冷めしてしまうような寒さの中、湯上がりに焚火に当たりながら瓶コーラってのもなかなか良かったです。
2日目に続きます。