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Legend of Classic 2021Rd.1-筑波サーキット

MCFAJクラブマンロードレースもコロナ禍中の2年目を迎えました。2021年シーズン第一戦はホームの?筑波サーキットです。

前日の走行練習ではバンク角を稼ぐ目的でリアのプリロードを一段上げたところ、最終でチャタリング発生したので再度最低値に戻しました。走行チェックしていただいた師匠より、ライン取りは問題ないとのコメントをいただいたのでとりあえず一安心ですが、なんだかシフトアップしにくい気がする…。

取り回しを確認したところ、ステムの締め具合が強いとの事で、ステムナット?を45°ほど緩めてみることにしました。取り回し時点でハンドルが軽くなったのを感じることができたので、コーナーでより良いセルフステアが得られるかもしれません。空気圧はF170kPa、R180kPaとし、エンジンオイルは前日走行後に交換しました。

車検は問題なく通過。予選でアタック開始すると1コーナーでのシフトダウンミスによりコースアウト寸前でしたが、冷や汗かきながらなんとか回避しました。シフトアップのタッチは昨日よりマシなものの、シフトミス以降はシフトダウンが怖くてなかなか突っ込めなくなってしまいました。

バッグストレッチでは高回転域で息継ぎのような症状?が気になり、何だか加速が今ひとつのような気がします。ステムの具合については旋回開始から旋回中のハンドリングは軽やかなものの、今の走り方ではややオーバーステアにも感じます。この辺は自分がフィットさせるところなのかもしれませんが、慣れないうちは少し怖いです。

予選タイムは25秒台と、ベスト3秒落ちの不甲斐ない結果でした。シフトタッチの悪化と加速の鈍さを師匠に伝えるとクラッチを確認することになりました。分解途中でシフトアームが左ステップに干渉している事が判明。軽トラトランポ時代に積載失敗して何度か倒したことがあるので、その時に曲がってしまったのかもしれません…。クラッチを調整し、ステップの干渉部分をサンダーで削り落としてもらいました。さらにシフトリンケージの微調整をしていただいた結果、シフトフィールは向上しました。いつもありがとうございます。

予報通り決勝前には雨が降り出し、ウェットでの出走になりました。急な路面変化でいつもは付いて行けない先方集団もペースが遅めです。インフィールドでは着いていけるのですが、パスするまでの速度差はなく、攻めあぐねるうちに後ろを走るライバルのW1レーサーに抜かれてしまいました。

今回が筑波サーキット初レース、というライバルに抜かれたままではまずいので、必死に付いていくのですが、どうも立ち上がりの加速で置いていかれます。相手のスプロケットは18T-38Tのロングセッティングなのに自分の18T-42Tが加速で置いていかれる事を考えると、自分のW1は練習で感じたようにパワーが出ていない可能性があります。高回転での息継ぎのような現象を考えると、昨年夏にメインジェット番手を#230から#210に落としたため、春先の雨天でファンネル使用の状況下ではメイン燃調が薄くなってしまったとも考えられます。

また、ブレーキリリースから旋回中にフロントの荷重が抜けてウォブリングの発生がありました。今シーズン開幕前にフロントフォークの減衰力向上を目的にエンジンオイルを入れ、昨日の練習でもポジティブな感覚は得られていなかったのですが、とうとう明らかなネガティブが発生してしまいました…。

結局気合いと度胸の最終コーナーでライバルのW1レーサーを抑え、そのままチェッカーを受けました。レース後、ウォブルについて師匠に聞くとフォークオイルより粘度の高いエンジンオイルをフォークに入れた場合、オイルが空気を噛んで気泡が抜けにくいので、オイル交換後にフォークをストロークさせて長時間放置する必要があるとのこと…。そんなこと全然やっていませんでした。この操作がないと実油面が不正確なだけでなく、オイルに噛んだ気泡がフォーク内の気相の圧力を上げてしまい、エア圧をかけた様な硬さになってしまうこともあるそうです。まずはエア抜きをして再度走行してみることにしようと思います。

レース参加も3年目に入りましたが、いくらやっても課題が尽きる気配がありません!精進します!

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