9日目 8/19(日) 8:45 アクアマリンふくしま
これまでの記事はこちら:
2012夏東北ツーリング(1) 川崎~鬼怒川塩原~会津喜多方~裏磐梯
2012夏東北ツーリング(2) 裏磐梯~蔵王~鳥海山
2012夏東北ツーリング(3) 鳥海山~仁賀保高原~男鹿半島
2012夏東北ツーリング(4) 秋田駅~龍飛崎~酸ヶ湯温泉
2012夏東北ツーリング(5) 酸ヶ湯温泉~奥入瀬・十和田~大間崎~薬研温泉
2012夏東北ツーリング(6) 薬研温泉~恐山~久慈~気仙沼
2012夏東北ツーリング(7) 気仙沼市ボランティア活動
2012夏東北ツーリング(8) 気仙沼~松島~福島駅
今年の東北ツーリング、後半の大きな目的地の一つであるアクアマリンふくしまにやってきました。アクアマリンふくしまといえば、震災によって甚大な被害を受け、その後の復興の様子を記録したBlogが有名ですが、そもそも水族館として非常に評判が良いので一度来てみたかったのです。
アクアマリンふくしまの復興日記 – Yahoo!ブログ
よみがえったアクアマリンふくしまに行ってきた。 – かくいうもの
2011 東北旅行 その4 アクアマリンふくしま – tetzlgraph てつるぐらふ
以前読ませてもらったBlog記事をリンクさせてもらいましたが、みなさん写真が上手ですね。なんかこの先写真貼り辛くなってきたぞ・・・。
お盆シーズンの混雑を避けたいので、開館時間の9:00を狙って福島駅前のビジネスホテルを出発してきたのですが、入場口前には既にお客さんが並んでいました。
家族連れに混ざって開館を待っていたら、なんか来た。
アクアマリンふくしまのゆるキャラ、権兵衛だそうです。独自の生態調査を行っているシーラカンスで、アフリカ・コモロ諸島出身の3億歳。公式HPには紹介ページが見つけられなかったため、本当にオフィシャルなキャラか怪しいところですが、意外と細かなキャラ設定にスタッフからの愛が感じられます。絡まれたお子さん達はギャン泣きでした。ぜんぜんゆるキャラじゃないですね・・・。
常設展示は「海・生命の進化」というテーマからスタート。オウムガイなど水の中の「生きた化石」と呼ばれるような生き物が中心。海の中だけでなく、生きた化石ってけっこういますよね。会社とかにね。
親潮と黒潮の潮目を再現した大水槽「潮目の海」の黒潮側。マイワシがすごい!
気がついたら水槽の前に10分くらい張り付いてました。
違うフロアから大水槽のイワシを眺める。
なかなかこっちに寄ってくれなくてうまく撮れませんでしたが、これはカツオかな?本当ならこういう大型魚がイワシの群れをコントロールするように泳ぐのだそうですが、数が減ってしまったのでイワシの群れの変化が見せられなくて残念です。とはスタッフの方の話。
特別展示の鮭も面白かった。食卓で慣れ親しんでいる魚でも意外と生態が分からなかったりする。分かっていても「~だと言われている」とか「~と考えられている」とかね。
この水族館、建物もきれいですね。
それでもよく見ると、まだ至る所に被害の後が残っています。
夏らしい良い天気です。
熱帯コーナーへ。
熱帯魚といえばネオンテトラとディスカスとエンゼルフィッシュくらいしかわかりませんが、そんな僕でも目で楽しめるコーナー。
昔、展示品の液晶テレビにこういう映像流れてたよね。
10:00 バックヤードツアー ただ今受付中
思う存分イワシの群れを眺めて満足したところで、こんな案内を発見しました。水族館の裏側なんてなかなか見られないですし、何より無料なのが素晴らしいですね。ちょうどお爺ちゃんお婆ちゃんとその息子家族が出発を待っていたところだったので、空気を読まずに同じ組に入れてもらいました。
ボランティアの案内スタッフの方の丁寧な説明を聞きながら、設定された見学ルートをまわっていきます。それぞれの設備の説明や、震災時の様子など、小さい子供にも分かりやすく教えてくれます。これにはデカイカメラをぶら下げた大きなお友達も大満足です。
熱帯魚を扱う水槽では当然水温管理が必要になるので、設備も複雑。予想はしていましたが、僕の職場にものすごく似ていて複雑な気分になりました。さっきまで会社の事なんて忘れてたんだけどなあ・・・。
老若男女がキャッキャする華やかな水族館も、バックヤードは非常に男臭く工業的な雰囲気。
配管好きな人にもお勧めできるかもしれません。
当然働いているスタッフさんがたくさんいますので、邪魔にならないように気をつけています。
魚の切り身みたいな海獣が食べるようなエサを加工する部屋。
実験室的なお部屋ですが、これも会社を思い出して複雑な気分になりました。
クラゲって仕事しなくていいんだよなあ・・・
この写真、お客さんのエントランスと資材搬入口を仕切る壁なのですが、右から続く壁が一段低くなってます。こういうデザインなのかと思いましたが、元々は同じ高さの一続きの壁だったそうで、これは震災による地盤沈下で落ちてしまったのだそうです・・・。
ただ見て回る分には何事もなかったかのように営業していましたが、ここまで復旧するには並々ならぬエネルギーが必要だったと思われます。水族館としてはもちろん、震災からの復旧活動、今も尚放射線と向き合う真摯な姿勢が人気を集める理由なのかと思いました。
と、堅苦しい感じで締めましたが、普通にきれいで楽しい水族館なのでオススメです!
12:30 茨城県に入りました
再びいわき湯本ICから常磐道で高萩ICまでワープ。ここから父方の祖母宅がある栃木県の那珂川町へ向かいます。地図見て、まあ国道461号ってのを走れば良いんでしょ?と思ってナビ任せで走っていたらいつの間にかこんな道に・・・。ツーリングマップルを見ながら道に迷うツーリングも趣がありますが、距離優先のルート設定で無茶苦茶な道を走るハメになるのも、なかなか良いものだと思います。(ただし時間に余裕がある時に限る)
13:30 袋田の滝
袋田の滝って日本三名瀑のひとつだったんですね。夏なので水量は少ないですが、確かにその姿形は見事です。お世辞にもアクセスは良いとは言えないのに、涼を求めてものすごい観光客でした。が、ひたすら蒸し暑く、全然涼しくないという・・・。沿道の土産屋さんも暑さで参った様子でした。
15:00 那珂川町
ナビに無茶苦茶な案内をされた国道461号ですが、途中の峠道っぽいエリアはものすごいバイクの数でした。それでも道の駅大子を越えると交通量はぱたりと減って、こんな夏の田舎の風景が楽しめるとても気持ちの良い道が続いて大満足です。
ようやく辿り着いた祖母宅。従兄弟の息子(従甥って言うらしいです)が「乗りたい乗りたい!」言うもんだから乗せてみました。満足げな表情ですが、この写真の後すぐに「降りたい・・・降ろして(´・ω・`)」ってなってました・・・。
お土産に大間の「まぐろせんべい」と「まぐろ饅頭」を買って行ったのですが、なんとせんべいはわさび風味・・・。さらに饅頭は流石に連日の炎天下でヤバくなってるかもしれないので、最寄りのスーパーでアイスをたくさん買って行ったのですが、小さい子供2人ともアイスには目もくれず、まぐろせんべいを空にしたのでした・・・。
この日の走行距離:385km