2017年Legend of Classic 第4戦 筑波サーキット

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いつの間にか季節もすっかり秋、年間4戦行われるLegend of Classic(以下LOC)もいつの間にか最終戦です。今回も大阪から参戦するJ君から誘ってもらって観戦兼、お手伝いに行ってまいりました。

 

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相変わらずレースの朝早いです。途中の休憩で車から出てみると朝はもうすっかり冷え込んでいて、日の出もだいぶ遅くなりましたし、バイクに乗るとしても二週間前の服装では乗れませんね。

会場入り口の列を待ってからBパドックに入り、陣地設営をお手伝い。もうだいぶ慣れてきた気がします。今回も「極東CLUB OBSOLETE」のDG氏の#20 Norton ManxとJ君の#115 Robnorth Tridentの出走をお手伝いします。

 

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Norton Manx、Norton Manx、Matchless G50、さらにDucatiも見えますね…富士スピードウェイのようにピットに並ばずにバラバラなのであちこち写真を取りに行けませんでしたが、出走車両は相変わらずすごい並びです。

LOC2017富士スピードウェイの様子:
2017年Legend of classic第2戦 富士スピードウェイ | Scientist on the motor

 

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いつもお世話になっているTR Companyからは社長のロイヤルエンフィールドとNorton CommandoがLOCクラスに出走。Commandoの参加は初めて見させてもらいました。弾けるエキゾーストが大好物なので大変楽しみです。

 

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そんなことやっている間に車検の時間がやってまいりました。私も要領がわかってきたような気がするので、車体チェックの前にささっと装具確認をお手伝い。車体の方は前回のチェック事項を活かして一発OKだったようです。

 

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2台分暖機して、BパドックからAパドックへのゲートオープン待って、なんてやってるとあっという間に予選の時間です。まずは小排気量クラスの#20 DG氏のManx、なかなかクリアラップを取れなかったことで今回は6番手のタイムとなりました。

 

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間に別クラスを挟んで、すぐに#150 J君のRobnorth Tridentも予選スタート。「写真とってもいいですか?」と移動中も相変わらずの人気者ですね。パドックの移動中に予選が終わってしまったので全然見られませんでしたが、前回筑波を走った時よりは人馬ともに余裕があるようです。前夜祭でだいぶ飲みすぎたらしいですが、つくばの地ビールって美味しいらしいです。前の晩飲みすぎたほうが調子が良い?

 

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そんなTrident,パドックに帰ってくるとリアブレーキがスカスカ?フルードにエアを噛んでいたようで、すぐ解決した模様です。さらにリアサスが硬すぎるとのことで、プリロード、減衰力の調整をしておりまして、最近僕も似たようなことをやっていたので興味深く見学させてもらいました。しかし予選が終了してもなかなか息つく間がありませんね。

 

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そんなことしたりお昼にしょっぱい焼きそばを食べたりしているうちに決勝です。10月だと言うのにジリジリと強い日差しと照り返しがすごいです。コース上各グリッドに並んだ、エンジン始動前の緊張感あるこの眺めが好きなんですが、やはりスターター係も緊張します。今回も難なく始動して一安心です。

 

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今回は急いでパドックに帰る必要がなかったので、コントロールタワー横からじっくり観戦させていただきました。6番手スタートだったDG氏ですが、トップ集団と激しく入れ替わり、全コーナーテレビ中継が欲しいほどでした。「俺の走り見てたか!?昼までの体調不良はもうきれいさっぱりや!」とのDG氏、終わってみれば総合3位、クラス優勝の結果は流石です。

 

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そしてこちらのTridentもスタートです。エンジン始動も問題なし!富士ではいろいろあったスターター号もだいぶ懐いてくれました?

 

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予選後に触ったサスペンションが良かったのか?春に筑波を走ったときに比べると、まだまだ余裕があるような走りに見えました。先行するマシンをパスする場面もあり、素人目から見ても今年1年で一番走りやすそうでした。来年度の活躍が楽しみですね。

おつかれさまでした

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レースの一日は毎回毎回慣れたかなと思いながら、やっぱり慌ただしく過ぎていくものですね。お手伝いスキルもまあまあ向上してきた?ような気もしますし、また誘ってもらってガソリンとオイルの匂いを嗅ぎにサーキットに遊びに行こうと思います。

 

日光チャレンジロードレース2017(CBR250R Dream Cup)

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「今月レース出っからお手伝いさんよろしく!」と地元バイク仲間のW君より連絡がありました。学生時代〜働き始めた頃は完全に国産旧車趣味の彼でしたが、いつの間にかサーキット競技志向になっており、数年のブランクを経て再度ロードレースにチャレンジするとの事でした。

栃木県は日光サーキットと、決して近くない距離ですが、Morning Rideに少しだけ顔を出した後でお手伝いに行ってまいりました。

 

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到着してみて驚いたのは参加者数の多さ。ローカルな草レースと聞いていたので、それほど大きな規模ではないだろうと勝手に想像していましたが、様々なクラスに多くの参加があり、駐車場は参加者でびっしりでした。

 

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W君の陣地に到着。3月に行ったモーターサイクルショーの後で早速購入したという最新型のCBR250RRで「CBR250R Dream cup」というクラスに参戦するとの事です。ただでさえ攻撃的でスポーティなデザインの車両ですが、灯火類の装備されない競技専用車両は一層ストイックな雰囲気です。

 

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よく見たらこのステッカー、母校の校章と学生寮の名前をうまく使ってデザインしてありました!後からやってきた学生時代のバイク仲間達にもバカうけです。実はこっそりと同じような事考えてたのですが先を越されてしまいました…

 

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まずは受付やら車検へ。装具のチェックはなかったけど、問題なく車検もクリア。

 

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予選の前に練習走行の時間がありました。このバイクで走るのは2、3回目だというW君、タイヤウォーマーを備えた方々に比べ、タイヤが温まるまでに時間がかかってしまうのが辛いようです。朝方まで降っていた雨で路面も完全にドライではないようで、他のクラスでは転倒もあったりと難しそう。

 

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この日行われている「日光チャレンジロードレース」ではW君が出走する「CBR250R Dream Cup」以外にも250cc単気筒ならなんでもあり?なクラスや、2気筒クラス、90ccくらいまでのクラスなど、小〜中排気量車を中心に多くの走行クラスに別れていました。タイムスケジュールもびっしりと走行枠で埋まっているので、待ち時間も飽きずに過ごせます。

 

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そんなうちに予選が開始しました。周りはこのサーキットを走り込んでいる常連さんばかり。観てる側としては結果を出して欲しいのも山々ですが、彼としてはトラブルなくサーキットとマシンに慣れるのが今回の目的のようです。友人親子も応援に駆けつけてみんなで観戦。わんぱく盛りの子供達は「すげー!おれもバイクのりたい!」と興味を持ってくれたみたいです。

 

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予選の結果は真ん中から少し下あたりのポジションでしたが、サーキットにもマシンにも慣れてない中ですから大したもんですね〜。

 

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サイティングラップを終えて一斉にスタート!いつも観ている筑波や富士と比べると規模は違いますが、スタート前の緊張感は同じですね。途中、他の選手の転倒もありましたが無事に走りきって帰還してくれました。

「いやー全然乗れてねーよー」と苦笑いのW君でしたが、次回は来月だからよろしく!とシリーズフル参戦を目指す様子。ちょっと遠い会場が多いのでお手伝いフル参戦は難しいかもしれませんが、学生時代のバイク仲間で集まってわいわいと応援するのも楽しいですし、また次回を楽しみにしたいと思います。

 

2017年Legend of classic第2戦 富士スピードウェイ

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第1戦の筑波サーキットに引き続き、今回はお手伝いさんとして富士スピードウェイにお邪魔してきました。

この日の予報は曇りのち雨、午前中の予選は大丈夫そうですが、午後の決勝はもしかしたら降られるかもしれません。到着時は見えていた富士山も、その後ほとんど顔を出すことはありませんでした。

パドックには前日入りしているエントラントの方々のマシンが並んでいますが、より本格的なパドックの雰囲気と相まって、見ているだけで鳥肌ものです。

 

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Rickman HONDA CB750

 

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Norton Dominator Racer

 

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Norton Manx

 

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Drixl-HONDA

 

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戦前Norton Manx?

 

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Rickman-Velocett

 

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そして今回お手伝いする「極東CLUB OBSOLETE」のDさんが駆る#20のNorton ManxとJ君の#115のRobnorth Trident(何故か整備中の写真しかない)。

実際はのんびりと写真撮影をしている場合ではなく、自分達のテント設営、車検、ライダーの方々はミーティング、の合間に整備して暖機してチェック…と、本番の緊張感の中慌ただしく時間が流れていきます。

 

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このRobnorth Tridentは今回もやはり人気者で、整備中もひっきりなしに話しかけられて大変そうでした。おかげでひと騒ぎありましたが無事暖機まで終了。

 

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そんなうちに予選の時間になりました。筑波サーキットに負けず劣らずパドックから出走場所までの距離が長い…。

 

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エンジン始動の合図と共に一斉に火が入ると、地響きのような凄い音です。もう聴き慣れたはずですが毎回鳥肌が立ちますね。走る訳でもないのに雰囲気に飲まれてしまいます。

 

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程なくして#20 Dさんも予選出走。パドックからの長距離を往復して大変ですが、ここがお手伝いさんの頑張りどころ。

 

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予選終了間際に不調を訴えたTrident、エキパイとexマニホールド?間が振動でガバガバになってしまうという車両特有のトラブルとの事で、決勝までに総力を結して整備中。その間もすごいギャラリーの数…人気者は辛いね。

 

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ぶっちぎりの予選を見せてくれたDさんも気になるところをチェック。

 

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駐輪場の部。英車レーサーもカッコイイですが、こういうのも大好きです。朝よりだいぶ雲も増えて、時々雨がパラつくようになってきましたが、なんとか決勝まで本降りはなさそうな雰囲気。

 

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決勝まではまだ時間がある、なんて思っている間に出走準備の時間になっているのがレースの常。Robnorth Tridentと同じくRobnorthフレームのBSA Rocket3、戦闘的なレーサーフレームに赤と青のコントラスト、二台並ぶと英車に詳しくない僕でも見惚れてしまう絵になります。一方、ライダーは本番を前に心臓が口から出るほどの緊張感のある時間…それも醍醐味だそうですが、隣にいるだけで伝わるほどです。

 

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補修箇所も問題なさそうで無事にエンジン始動。タイムスケジュールが押していて?始動後すぐに退出させられたので遠い写真になってしまいました。写真撮影とお手伝いさん両立の技術取得の日は遠そうです。

ずっと耐えていた曇り空も決勝中についに泣き始めてしまい、予選に比べて走りにくそうでしたが、大きなトラブルなく決勝も無事に終了しました。

 

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#20 Dさんはポールポジションでの決勝です。ド素人の僕がまさか富士スピードウェイでポールポジションマシンのスターターを務めるとは思いませんでした。

無事にエンジン始動し、サイティングラップ終了、雨粒の大きくなる中決勝スタート!が、ギアの入りが悪かったのかスタートで出遅れてしまう。1コーナーに飛び込んで………あれ?周回してなくないですか?

 

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まさかのポールポジションからの1コーナーで無念の転倒、エンジン停止でリタイアとなってしまいました。それでも「これだからレースはやめられへん!」と開口一番に語るDさんの懐の深さに感服致しました。

 

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帰りは東名の鬼渋滞を避けて、山中湖から道志を走るというストイックなツーリングルートで帰宅しましたが、帰宅後も丸一日浴びたサーキットの熱気がなかなか抜けませんでした。このLOC、エントラントの方々は耳を疑うほどの遠方からの参戦も多く、つくづく本気で遊ぶ大人たちが集まるイベントだと実感しました。一日中たくさんの刺激を受けて、本気の趣味人の姿勢を感じる事ができたように思いました。