第1戦の筑波サーキットに引き続き、今回はお手伝いさんとして富士スピードウェイにお邪魔してきました。
この日の予報は曇りのち雨、午前中の予選は大丈夫そうですが、午後の決勝はもしかしたら降られるかもしれません。到着時は見えていた富士山も、その後ほとんど顔を出すことはありませんでした。
パドックには前日入りしているエントラントの方々のマシンが並んでいますが、より本格的なパドックの雰囲気と相まって、見ているだけで鳥肌ものです。
そして今回お手伝いする「極東CLUB OBSOLETE」のDさんが駆る#20のNorton ManxとJ君の#115のRobnorth Trident(何故か整備中の写真しかない)。
実際はのんびりと写真撮影をしている場合ではなく、自分達のテント設営、車検、ライダーの方々はミーティング、の合間に整備して暖機してチェック…と、本番の緊張感の中慌ただしく時間が流れていきます。
このRobnorth Tridentは今回もやはり人気者で、整備中もひっきりなしに話しかけられて大変そうでした。おかげでひと騒ぎありましたが無事暖機まで終了。
そんなうちに予選の時間になりました。筑波サーキットに負けず劣らずパドックから出走場所までの距離が長い…。
エンジン始動の合図と共に一斉に火が入ると、地響きのような凄い音です。もう聴き慣れたはずですが毎回鳥肌が立ちますね。走る訳でもないのに雰囲気に飲まれてしまいます。
程なくして#20 Dさんも予選出走。パドックからの長距離を往復して大変ですが、ここがお手伝いさんの頑張りどころ。
予選終了間際に不調を訴えたTrident、エキパイとexマニホールド?間が振動でガバガバになってしまうという車両特有のトラブルとの事で、決勝までに総力を結して整備中。その間もすごいギャラリーの数…人気者は辛いね。
ぶっちぎりの予選を見せてくれたDさんも気になるところをチェック。
駐輪場の部。英車レーサーもカッコイイですが、こういうのも大好きです。朝よりだいぶ雲も増えて、時々雨がパラつくようになってきましたが、なんとか決勝まで本降りはなさそうな雰囲気。
決勝まではまだ時間がある、なんて思っている間に出走準備の時間になっているのがレースの常。Robnorth Tridentと同じくRobnorthフレームのBSA Rocket3、戦闘的なレーサーフレームに赤と青のコントラスト、二台並ぶと英車に詳しくない僕でも見惚れてしまう絵になります。一方、ライダーは本番を前に心臓が口から出るほどの緊張感のある時間…それも醍醐味だそうですが、隣にいるだけで伝わるほどです。
補修箇所も問題なさそうで無事にエンジン始動。タイムスケジュールが押していて?始動後すぐに退出させられたので遠い写真になってしまいました。写真撮影とお手伝いさん両立の技術取得の日は遠そうです。
ずっと耐えていた曇り空も決勝中についに泣き始めてしまい、予選に比べて走りにくそうでしたが、大きなトラブルなく決勝も無事に終了しました。
#20 Dさんはポールポジションでの決勝です。ド素人の僕がまさか富士スピードウェイでポールポジションマシンのスターターを務めるとは思いませんでした。
無事にエンジン始動し、サイティングラップ終了、雨粒の大きくなる中決勝スタート!が、ギアの入りが悪かったのかスタートで出遅れてしまう。1コーナーに飛び込んで………あれ?周回してなくないですか?
まさかのポールポジションからの1コーナーで無念の転倒、エンジン停止でリタイアとなってしまいました。それでも「これだからレースはやめられへん!」と開口一番に語るDさんの懐の深さに感服致しました。
帰りは東名の鬼渋滞を避けて、山中湖から道志を走るというストイックなツーリングルートで帰宅しましたが、帰宅後も丸一日浴びたサーキットの熱気がなかなか抜けませんでした。このLOC、エントラントの方々は耳を疑うほどの遠方からの参戦も多く、つくづく本気で遊ぶ大人たちが集まるイベントだと実感しました。一日中たくさんの刺激を受けて、本気の趣味人の姿勢を感じる事ができたように思いました。
お疲れ様でした! また懲りずにサポート願います。
しかし人気者はつらいねwww 今まで見向きもされなかったから自分のプレッシャーの弱さを露呈したよw
>J君
お疲れ様でした〜。
名車のお手伝いできて楽しんでるよ!
あの日の富士は旧車ミーティングも同時開催してたみたいだから、お客さんが多かったよね。あと二戦気張らず楽しみましょう!