4日目 5月3日 8:00 萩市 松陰神社
萩市山間部の公園でゴソゴソと起床。こんなところでも走り屋まがいのポルシェとかいるんですね。朝からご苦労様です。できれば鳥のさえずりで目覚めたかった。
前の記事にも書いたように、ここ萩は幕末~近代日本の有名人を多く輩出しているわけですが、その一人である吉田松陰を祀った神社だそうです。っていうか神社に祀られるのって神話の人物か、皇族か、もっと大昔の人(平安時代とか)ってイメージがあるんですが、近代の人も祀られてるんですね。みなさん「俺が神だ」とか言わないように。
※参考:日本の神の一覧 – Wikipedia
境内には松蔭が学んだ松下村塾も残っています。立派な資料館もあったので見学しようかと思いましたが流石に開館時間外でした。
ここから明治維新が始まった、というわけですね。もっと知識があれば楽しめるのに・・・と思うのはいつもの事。現時点で興味が向いたのは赤い袴を履いた巫女さんと駐車場で隣に停めてあった久留米ナンバーのCBXでした。ピカピカで格好良かったなあ~
いつものように参拝後、交通安全のステッカーを買ってきました。僕のバイクのツーリング箱は八百万の神を背負っているのです。
萩市 萩城城下町
なんだか昨日から史跡巡りばかりで硬いイメージの萩。最後に城下町をフラフラして出発する事にします。ちなみに写真のお宅はどなたか有名な人物のおうちだったと思いますが失念。
こんな感じで小江戸・小京都的な町並みが保存されています。ここまで山陰を走ってきて、なんかこう、若い連中でワイワイ旅行!ってスポットがスゲー少ない気がしますね。砂丘くらいかな?なんか傷心旅行とかが合いそうなスポットが多い気がします。あとは定年後の老夫婦旅行とか。
逆に考えればこういうスポットの引き出しが多いと、年老いた両親との旅行先に困らなそうですね。キーワードは歴史と植物と温泉とさっぱりした食い物。
というわけで萩城 城下町でした。自転車レンタルしても良いし、徒歩でも十分回れる範囲。バイクはちょっと駐輪場に困る。何とかして下さい。
日本三大カルスト 秋吉台
山口の観光名所と言えば秋吉台ですよね。萩市からは国道191ですぐでした。
秋吉台と言えば日本三大カルストのひとつ。ちなみに三大カルストとは、
・秋吉台(山口県)
・四国カルスト(高知県/愛媛県)
・平尾台(福岡県)
だそうです。これでコンプリート!僕もカルストマスター!
しかしまあこの日も例に漏れず、遠景は霧でも掛かっているかのようなモヤモヤ。スカッとした青空の下走ったら気持ちよさそうな道でした。ちょっと残念。洞窟は一人で入るのが怖かったのでパスしましたが、相当キレイなところみたいですね。
秋吉台から長門市内に向かう別府弁天池付近の農道で見つけたこの謎の建造物・・・隣の里山ブチ抜いてるし、農作物の運搬用か何かでしょうか?終わりの方まで見に行ったけど結局何のためのものなのかすら判らず。
長門の街に入った途端に雨が降り始めたので、雨宿りをかねてコインランドリーで洗濯。ボロボロになったモーニングを読みながら総菜パン食ってたら地元のオヤジさんに声をかけられてしばし談笑。息子さんが今年就活で、学生最後の思い出に北海道まで行ってくるんだとか、まるで自分の事のように楽しそうに話してくれました。僕も久々に人と喋って楽しかったです。
長門市を抜けた後は細い海岸近くの道をフラフラ。地元密着系公共浴場的なところで風呂入って、ダラダラ。こんな遠くまで来てダラダラしてるのが最高に気持ち良い(笑)
山口県長門市 千畳敷
秋吉台の後は海岸線で下関まで行くだけだったので、ちょっと脇道にそれて寄り道。名前が印象的だったので寄ってみましたが、海沿いの高台にある広場という感じでした。この日のこの場所も例に漏れず黄砂で霧のようになってますが、スッキリ晴れていれば綺麗な日本海が拝めそうです。
広場の横には小洒落たカフェがあったのでちょっと休憩。ついでに軽くメシでも食うかと思って注文したら東京都内みたいな値段でコーヒー吹き出しそうになりました。気を取り直して国道191号線を西に進みます。
山口県下関市 角島大橋
ネットで写真を見てから行ってみたくなり、今回このツーリングの目的の大きな一つとなった角島大橋・・・ご覧の通りの霞みっぷりでした。快晴であれば作り物かと思うほどの素晴らしい景色が拝めるのですが、やっぱり曇り空+黄砂でスッキリしない感じになってしまいました。
「角島大橋」のGoogle画像検索結果
本当ならこんな景色が・・・
しかし海はバカみたいに綺麗だし、天気は悪くとも素晴らしい場所ですね。
この橋を渡った先にある角島にはキャンプ場もあるようなので、次来る機会があったら是非キャンプしたいです。真夏に来たら最高だろうなー。
今夜のお宿:山口県下関市 深坂自然の森
角島大橋からは引き続き国道191号線で南下。
前日も萩でキャンプだったので、iPhoneバッテリー的に今日は屋根のあるお宿が良かったんですが、世間もゴールデンウィークに突入し、市街地のお宿はほぼ全滅。漫喫でも良かったのですが、下関市街には大型バイクを駐輪できる場所がほとんど整備されていないようだったので、ちょっと市街地から離れた公共系のキャンプ場にしました。
人里離れた林間学校的な雰囲気の中、管理棟へ受付をしに行くと利用料は150円(笑) 若い兄ちゃんが利用ルールをスゲー丁寧に説明してくれました。良いところだなー。
俺『バイクってどこまで乗って行って良いんですか?』
兄ちゃん「荷物下ろすときはサイトの横まで乗って頂いて大丈夫ですよ^^」
俺『まじすか、そりゃ助かります。どもー』
なんという林道・・・途中飛び石で小川とか渡るとこあるし!オフ車だったら余裕なんだろうけど、荷物満載のW650では汗だくになりました・・・。
設営完了。近くにファミリーがいるじゃないか・・・夜が思いやられるぜ。
夜の下関へ
夜の下関へ(キリッ
とか言っても、結局僕がするのはノイズまみれの夜景を撮る事か、連休初日の行列に耐えて、カップルに挟まれたカウンターで乾いた寿司ネタを食うか、要塞のようなジャスコでバイク雑誌を立ち読みをするくらいなもので。食ったフグと鯨の握りはちょっと感動したけど、高かったなー。
潮の匂いを嗅ぎながら、次の日に賑わいに備えた夜の市場を眺めるのもまた一興。明日はどこに行こうかなー。なんて考えながらね。というわけで僕も明日に備えてさっさとキャンプ場に帰りましたが、予想通りファミリーの盛り上がりに耐え続ける夜になりました・・・。
・この日の走行距離:262km
Google Earthのスクリーンショット張ってみたけど地名が分かりづらいですね・・・。