連休の1000mileツーリングを頑張ってくれたW1SA、タイヤもオイルも交換時期になってしまったのでT.R.Companyで交換をお願いしてきました。
出発前に心配していた気温による燃調の狂いもなく、プラグの焼け色も許容範囲内でひと安心です。とりあえず真夏まではこのままのセッティングで様子を見ることにしました。AMALキャブレターは気難しいイメージでしたが意外に懐が広くて扱いやすいのかもしれません?
作業をの相談をしていると、群馬からW3に乗るMくんが来てくれました。翌日に箱根で行われる予定のW1ミーティングに参加するため、この日は拙宅に泊まってもらう予定なのです。
さらに常連さんのW3も調整のために来店されて、GさんのW1も合わせて駐輪場は小金井W1ミーティング状態?さらに皆さん偶然青タンクです。そうなると自然に始まるW談義。話の流れからGさんが新しく組んだW1SA?に試乗させていただけることになりました。
「ホントに変なバイクなんです〜」というGさん。1キャブ用の腰上はW1用でしょうか。キャブはもちろんAMAL MK1、ミッションは右チェンジなのでSA以前のようですが、フレームはW1SAのようです。「寄せ集めなんです〜」という車体に例のヴィンテージタンクがより一層独特の存在感を放っております。
お言葉に甘えてさっそく運転させてもらうと、走り出しは私のW1SAと同じような軽い出足です。その後の2500回転までは純正のミクニのようなダダダダっと粘るようなパワーの出かたをしていました。街なかの低速でも乗りやすそうです。
「3000回転くらいから変わるんです」というお話通り、ゆっくり回転数を上げていくと急にタコメーターの針が跳ね上がり、景色が吹き飛ぶような加速をしました…。大げさに言えば2stエンジンのようなパワーバンドで、予想外の特性に身体が置いていかれそうになりました。Gさん曰く、こうなった原因はよくわからない、とのことでしたが、キャブ数の違いという単純な話ではなさそうです。自分とほとんど同じバイクであるということを忘れてしまうほどの体験でした。
実はこのヴィンテージタンクがカッコいいので私のタンクと交換しましょう、という話を冗談半分でしていたのですが、このWの独特の乗り味にこのタンクが似合いすぎているので諦めることにしました。笑