KAWASAKI W1SAとの出会いとオートバイ感

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去年の夏頃からT.R.CompanyのG氏に見せて頂いていたW1SA、エンジンは腰下からミッションまで手が入り、キャブレターがミクニからAMAL 930に換装されています。ご厚意で何回か試乗させていただくうちにすっかり心を奪われてしまいました。

Z750four 3回目の車検とW1SA試乗 | Scientist on the motor

しかし現実的なところ、我が家は既にバイクが3台、四輪車が2台という趣味人以外には絶対に理解してもらえない状況になっています。嫁さんからも「これ以上バイクを増やすなら分身の術を覚えてください」と釘を差される始末です。つまりこのW1SAを手に入れるには、現在の車両と入れ替える必要があるのです。

何とも贅沢な悩みであることは理解していますが、すぐに結論の出せる話ではありませんでした。W1SAの立ち姿、エキゾーストに後ろ髪を引かれながら、いつも「もう少し考えさせてください」と言う他ありませんでした。

そんな週末、いつものように友人たちと酒宴を楽しみ、駆け込んだ終電で購読Blogをチェックしていると、T.R.Company社長のBlogに…

 

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Gメカ所有の「W1SA」
自身の手で、こつこつと各所に手を入れたり、改良を重ね、ようやく完成した愛と魂の籠った車両。そんな車両ですが、色々と訳があり、断腸の思いで手放す事にしたそうです。。。
先程、始動動画を撮りましたので、アマルキャブに変更し、ファイナルギア比も変更し、何処からでもトルク感溢れる力強い加速と走りが堪能できる上質な車両の、素晴らしいW1サウンドを聴いてみて下さい。

W1サウンドが心に響いた方は、お問い合わせくださいね~!明日から店頭で販売する予定です~!車輛の程度を考えると、かなりお値打ち価格で販売できるようです。このチャンスをお見逃し無く!
久々にエンジン始動動画撮りました。^^ TRカンパニー・店長の雑記帳/ウェブリブログ

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えええええええええ!!!売りに出ちゃう!!!!!!!!!どうしようどうしよう!

酔った頭をフル回転させてあれこれ考えました。買うには嫁さんの許可が不可欠、と言うか私のお小遣い口座は火の車なので、資金面でも絶対に許可が必要になります。車両を入れ替えるにしてもすぐに資金調達できるわけがないし、何と入れ替えるか決めてもいません。

もうこれはご縁が無かったという事なのかな…とも考えましたが、W1SAは昔から憧れていた上に、この車両は半年前から試乗させていただいていた縁のあるもの。それが目の前から去っていくのを黙って見ていられるはずがありません。

翌朝、おはようございますと同時に正座をして手をつき、
『お話があります』
「えっ?どうしたの?何かあったの?」
『バイクが…欲しいです…』
「…ふふふっ、いいんじゃない?」
『つきましては資金面でですね…』
「うんうん」

やったあああああああああ!!!ありがとうございますありがとうございます!!早くお店行かないと売れちゃうかもしれないから!と、脱兎のごとく自宅を飛び出してT.R.Companyに到着し、開口一番、

「おはようございます!バイク買いに来ました!!」

 

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こうして書き起こすとマンガのような話ですが、事実は小説よりも奇なり、一晩で決心して契約まで運んでしまいました。お店にいらっしゃった方々からは「よくそんな速さで買えたね〜」「奥さんに頭上がらないね〜笑」とお褒め?に預かりました。

全くもってその通り、嫁さんにはもう一生頭が上がりません。しかしどうして許してくれたのか?と聞いてみると「半年前から試乗させてもらう度に目を輝かせて私に熱弁してたから、遅かれ早かれ買うと思ってた」だそうです。理解のある家族は趣味人にとって最も重要な存在です。もう諦められている、のかもしれませんが…

 

元々ロッカーズ/カフェレーサーカルチャーをきっかけにして本格的にオートバイ趣味に足を踏み入れた私は、トラディショナルな国産バーチカルツインを載せたW650を愛車に選びました。その一方でWシリーズのルーツに興味を持ち、新しいバイク仲間たちの影響もあり、ブリテッシュモーターサイクルと国産旧車に惹かれていきました。

縁あって手に入れたのがラビットS301BとZ750fourでしたが、そんな名車を手に入れるとW3仕様を纏ったお気に入りのW650が何か違うもののように感じられ、ガレージで後ろ髪を引かれながらも彼の出番は減っていきました。そう、ルックスも走行能力も何一つ申し分のないはずのW650ですが、私にとって「憧れのオートバイ」ではなくなってしまっていたのです。

そんなW650に「憧れる」知人に後を継いでもらうことが決まり、外国旧車の一歩としてBMW R100RSを購入します。国産旧車にはない独特のスタイリングと存在感、高速ツアラーとしての性能、驚きと感動の連続でした。

そんな中、友人の応援で通うようになったのがLegend of Classicという旧車レースでした。Triumph、BSA、Norton、Matchless、Triton、Velocette…雑誌やWebでしか見たことのない名車が咆哮を上げサーキットを駆ける姿を見て、何かに火がついたような感覚を覚えました。

2017年Legend of classic第2戦 富士スピードウェイ | Scientist on the motor

しかし実際のところ彼らは簡単に手が出るような価格帯にはありませんし、今の私では荷が重いであろうと感じているのも事実でした。ビビって気軽にツーリングなんてできないかもしれません。

そんな中、G氏に試乗させてもらったW1SA、英車の流れを残したKAWASAKI W1に英国のAMALキャブレターという組み合わせは、国産旧車、英国旧車に「オートバイ像」を感じている現時点の私にとって最適解であると考えています。

 

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この記事の書き殴りっぷりでお察しいただけると思いますが、納車まで興奮冷めやらぬ日々が続いております。あの心躍り弾けるサウンドまであと少し、今はこの時間をじっくり楽しみたいと思います。

 

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