W650アップハンドルをコンドルタイプへ交換

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ブリティッシュトラディショナルなカフェレーサースタイルに憧れていたはずのW650、気がつけば旭風防、W3タンク、チャンピオンバッグ、エンジンガードと、すっかり「ジャパニーズトラディショナル」仕様になってしまいました。どうしてこうなったの?と自問自答を繰り返す日々、しかし自分の趣味趣向に従っていたらこうなってしまったので仕方ありません。

しかしまだカフェレーサーへの憧れを捨てたわけではありません。カフェレーサーといえば低く構えたクリップオンハンドルです。しかしクリップオンにするとトップブリッジの処理が悩みどころになるため、純正トップブリッジを活かす事のできるコンドルハンドルを探していました。長いことWebで探しておりましたが、ついにトマゼリ製コンドルプラスが届いたので、年明けも早々に取り付けてみる事にしました。


TOMMASELLI:トマゼリ コンドルプラスハンドル(270-284316004) | ウェビック

 

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まずは旭風防を外しましょう。しかし汚いですね…一度洗濯した方が良いのかもしれませんが、きっとこれがエイジングという事と信じて、無粋なことはしないことにします。

 

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久しぶりに見た風防無しの姿。心無しか寒そうに見えますね。

 

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風防が外れたら早速作業開始です。まずは左側スイッチボックスを外し…

 

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クラッチレバーを外します。

 

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マスターシリンダーは逆さにならないようにライトステーの上へ固定しました。

 

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ハンドルが取れるとずいぶんすっきりした印象になりますね!

 

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風防+アップハンのジャパニーズスタイルより、ハンドル周りはすっきりさせた方がカッコ良く見える気がしてきました。良いですね!しかし昼間とはいえ、日陰に吹く北風に身体が冷えてきてしまったので少し休憩…のはずが、暖かい部屋に戻ったら暗くなるまで昼寝してしまいました。

本当は次回のツーリングに間に合わせるつもりだったのですが、寒いし暗いし先に進めなくなってしまったので、渋々元の状態に戻して作業終了としました。こんな時屋内ガレージがあれば作業し放題なのですが、そんな贅沢言っても始まりません。皆様もお外でのバイクいじりは計画的に…。

 

作業再開

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前回中断してしまった反省を活かし、この日は朝から作業開始しました。ただでさえ技術が無いんだから、時間には最大限の余裕を持たせないといけないのです。まずは風防を外して…あれ、このステーってこんな取りづらかったかな…。

カツッ

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ぎゃあああああああああああああああタンク傷つけたあああああああああ

もともと自家塗装の中古品だし、そんな綺麗な塗りじゃなかったけどさすがにこれは痛いです。タッチペンとかそういう作業はさらに苦手だし…絆創膏貼ってかわいいアピールしてみましょうか。

 

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悲しんでいても無情に時間は過ぎて行く上、この先どんな想定外事項が待っているのか分からないので、泣きたいのをガマンしながら先に進むことにします。ハンドル周りのパーツを外すのは前回やったのでスムーズです。

 

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ハンドル交換後、辻褄が合わなくなるであろうケーブル類の取り回しを調整するために、ヘッドライトも外しておきました。

 

分解完了

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前回中断地点のハンドル周り分解まで辿り着きました。こうして見ると結構メーターが立って見えますね。

 

組み立て開始

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まずはハンドルをのせてみました。できるだけクリップオンハンドルに近いポジションで、コンパクトなシルエットにしたかったのでこんな感じになりました。コンドルハンドルってこういう使い方していいのかな…。

トップブリッジのクランプ部にはインチバーからミリバーへ変更の為のスペーサーを噛ませることになります。しかし専用品を謳ったわりにはクランプ内にきれいに収まらず、安っぽくはみ出してしまう残念な造りでした。もしかしたらホームセンターで代替品を探すことができるかもしれません。

 

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スロットル側のグリップを抜くため、隙間から556を噴射しました。

 

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W650のスロットルホルダーは先端部分が閉じており、そのままではコンドルハンドルのバーエンドが貫通できないため、ハンディソーでエンド部分をザクザク切断しました。

 

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意外に簡単に切断できました。

 

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ハンドル周りパーツを一通り乗せてみました。結構スッキリまとまっているようにも見えますが、実は突貫工事の粗が至る所に隠れております。

 

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横から見た様子です。予想通りワイヤー類が滅茶苦茶なことになってしまいました。本当は全部買い替えないといけないんですが、このハンドルで長く乗るかどうかもまだ分からないので、とりあえずはすぐアップに戻せるようにしておきたかったのです。確認したところ操作上は問題なさそうですが、あまり推奨できる状態ではありませんね。

 

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風防で全部隠しちゃうんですけどね!

 

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クリップオンにせずコンドルを選択した理由は風防を着け続けたかったからなのです。クリップオンにしてノーマルトップブリッジにステンレス棒かませて、というのも考えましたが、それなら高さやタレ角を微調整できるコンドルの方が良いんじゃないかという考えに至りました。

 

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しかしその風防の角度がなかなか決まりません。イメージではもっと倒して水平に近い感じにしたかったのですが、そうするとスクリーンがマスターシリンダーに干渉したり、ステーがタンクに干渉したり、布タレが上がりすぎてヘッドライトの上に隙間が空いちゃったりと、帯に短したすきに長し状態。

 

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改めて見るとなんだかとっても不格好です。再調整の必要有りですね。

 

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見た目は置いておいて、実際にハンドルを握ってみると想像以上の前傾姿勢です。これ以上スクリーンを倒すとスクリーンの中に伏せられなくなりそうだし、角度としてはこんなもんで良いのかもしれません。

 

Before

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After

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早速近所を1周してきましたが、見た目以上に操作性が変わってビックリしました。もはや全然別のバイクみたいな感覚です。ハンドルが全然切れないから車庫出しに苦労し、交差点曲がれなそうになって慌て、早速腕と肩に痛みを覚え。しかし前傾姿勢になった為か、アップハンの時に比べて格段に「走ってる感」みたいなものを感じるようになりました。操縦する楽しさは格段に上がったと思います。

あとは無理矢理まとめたケーブル類、ブレーキライン、スイッチボックス、風防の微調整…。

そのうちやりましょう。そのうちね。

 

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