KAWASAKI W1SAとの出会いとオートバイ感

写真 2017-09-09 11 50 29

去年の夏頃からT.R.CompanyのG氏に見せて頂いていたW1SA、エンジンは腰下からミッションまで手が入り、キャブレターがミクニからAMAL 930に換装されています。ご厚意で何回か試乗させていただくうちにすっかり心を奪われてしまいました。

Z750four 3回目の車検とW1SA試乗 | Scientist on the motor

しかし現実的なところ、我が家は既にバイクが3台、四輪車が2台という趣味人以外には絶対に理解してもらえない状況になっています。嫁さんからも「これ以上バイクを増やすなら分身の術を覚えてください」と釘を差される始末です。つまりこのW1SAを手に入れるには、現在の車両と入れ替える必要があるのです。

何とも贅沢な悩みであることは理解していますが、すぐに結論の出せる話ではありませんでした。W1SAの立ち姿、エキゾーストに後ろ髪を引かれながら、いつも「もう少し考えさせてください」と言う他ありませんでした。

そんな週末、いつものように友人たちと酒宴を楽しみ、駆け込んだ終電で購読Blogをチェックしていると、T.R.Company社長のBlogに…

 

◆ ◆ ◆ ◆ ◆

Gメカ所有の「W1SA」
自身の手で、こつこつと各所に手を入れたり、改良を重ね、ようやく完成した愛と魂の籠った車両。そんな車両ですが、色々と訳があり、断腸の思いで手放す事にしたそうです。。。
先程、始動動画を撮りましたので、アマルキャブに変更し、ファイナルギア比も変更し、何処からでもトルク感溢れる力強い加速と走りが堪能できる上質な車両の、素晴らしいW1サウンドを聴いてみて下さい。

W1サウンドが心に響いた方は、お問い合わせくださいね~!明日から店頭で販売する予定です~!車輛の程度を考えると、かなりお値打ち価格で販売できるようです。このチャンスをお見逃し無く!
久々にエンジン始動動画撮りました。^^ TRカンパニー・店長の雑記帳/ウェブリブログ

◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

えええええええええ!!!売りに出ちゃう!!!!!!!!!どうしようどうしよう!

酔った頭をフル回転させてあれこれ考えました。買うには嫁さんの許可が不可欠、と言うか私のお小遣い口座は火の車なので、資金面でも絶対に許可が必要になります。車両を入れ替えるにしてもすぐに資金調達できるわけがないし、何と入れ替えるか決めてもいません。

もうこれはご縁が無かったという事なのかな…とも考えましたが、W1SAは昔から憧れていた上に、この車両は半年前から試乗させていただいていた縁のあるもの。それが目の前から去っていくのを黙って見ていられるはずがありません。

翌朝、おはようございますと同時に正座をして手をつき、
『お話があります』
「えっ?どうしたの?何かあったの?」
『バイクが…欲しいです…』
「…ふふふっ、いいんじゃない?」
『つきましては資金面でですね…』
「うんうん」

やったあああああああああ!!!ありがとうございますありがとうございます!!早くお店行かないと売れちゃうかもしれないから!と、脱兎のごとく自宅を飛び出してT.R.Companyに到着し、開口一番、

「おはようございます!バイク買いに来ました!!」

 

IMG_7367

こうして書き起こすとマンガのような話ですが、事実は小説よりも奇なり、一晩で決心して契約まで運んでしまいました。お店にいらっしゃった方々からは「よくそんな速さで買えたね〜」「奥さんに頭上がらないね〜笑」とお褒め?に預かりました。

全くもってその通り、嫁さんにはもう一生頭が上がりません。しかしどうして許してくれたのか?と聞いてみると「半年前から試乗させてもらう度に目を輝かせて私に熱弁してたから、遅かれ早かれ買うと思ってた」だそうです。理解のある家族は趣味人にとって最も重要な存在です。もう諦められている、のかもしれませんが…

 

元々ロッカーズ/カフェレーサーカルチャーをきっかけにして本格的にオートバイ趣味に足を踏み入れた私は、トラディショナルな国産バーチカルツインを載せたW650を愛車に選びました。その一方でWシリーズのルーツに興味を持ち、新しいバイク仲間たちの影響もあり、ブリテッシュモーターサイクルと国産旧車に惹かれていきました。

縁あって手に入れたのがラビットS301BとZ750fourでしたが、そんな名車を手に入れるとW3仕様を纏ったお気に入りのW650が何か違うもののように感じられ、ガレージで後ろ髪を引かれながらも彼の出番は減っていきました。そう、ルックスも走行能力も何一つ申し分のないはずのW650ですが、私にとって「憧れのオートバイ」ではなくなってしまっていたのです。

そんなW650に「憧れる」知人に後を継いでもらうことが決まり、外国旧車の一歩としてBMW R100RSを購入します。国産旧車にはない独特のスタイリングと存在感、高速ツアラーとしての性能、驚きと感動の連続でした。

そんな中、友人の応援で通うようになったのがLegend of Classicという旧車レースでした。Triumph、BSA、Norton、Matchless、Triton、Velocette…雑誌やWebでしか見たことのない名車が咆哮を上げサーキットを駆ける姿を見て、何かに火がついたような感覚を覚えました。

2017年Legend of classic第2戦 富士スピードウェイ | Scientist on the motor

しかし実際のところ彼らは簡単に手が出るような価格帯にはありませんし、今の私では荷が重いであろうと感じているのも事実でした。ビビって気軽にツーリングなんてできないかもしれません。

そんな中、G氏に試乗させてもらったW1SA、英車の流れを残したKAWASAKI W1に英国のAMALキャブレターという組み合わせは、国産旧車、英国旧車に「オートバイ像」を感じている現時点の私にとって最適解であると考えています。

 

写真 2017-09-09 11 45 33

この記事の書き殴りっぷりでお察しいただけると思いますが、納車まで興奮冷めやらぬ日々が続いております。あの心躍り弾けるサウンドまであと少し、今はこの時間をじっくり楽しみたいと思います。

 

R100RSとある週末の第三京浜

IMG_7353

今週も気がつけば週末、しかも三連休だなんて聞いたら浮足立ってしまうのが人の性というものです。当Blogのトップページにもあるように、最近は過去に利用していたLivedoor Blogから古い記事を少しずつ移行しているのですが、とある時期の私達は真冬の夜に狂ったように第三京浜を走っていたのです。

真冬の夜はお近くの京浜the 3rdへ | Scientist on the motor

そんな記事を眺めているうち、久しぶりにスカッと第三京浜走ってみるか!という気分になってしまいました。あの頃のようにTwitterで冗談半分で「今夜は21時に保土ヶ谷PA集合!」とポストし、誰か来てくれるかな?誰も来ないよな?と数年ぶりの感覚をR100RSのカウルの中に押さえ込んで、刃物のように鋭い冷気の中、第三京浜のランプを駆け上がりました。

当然バイクなんて一台も停まっていない保土ヶ谷PA、22:00まで待って誰も来なかったらそれはそれで良い笑い話になるだろう。と煙草に火をつけるとツインのエキゾーストノート?駐輪場に目をやると古そうな車体…あのフェンダーはミュンヘナー?まさか…あのナンバープレート、まさか…

 

IMG_7355

まさかのまさか、Xくんが群馬から来てくれました!えええー!何やってんの!?「いやーあんなtweet見たら行かねえわけにいかねえじゃん!」と笑う彼、確かに距離のある人でも来てもらえるような時間に呼びかけましたが、この寒さの中来てくれるとは男気ありすぎでしょう。

 

IMG_7358

と、思わぬ戦士登場に沸き立ったテンションも、吹き付ける冷気に徐々に奪われ再び暖房の効いた喫煙所へ転がり込むことに。目立ったエキゾーストを聴く度に期待して駐輪場を眺めましたが、流石にこんな夜にバイクで走る好き者はそうそういなかったようです。

新商品の煙草とオリンピックニュースを映す壁の液晶パネルを眺めながら紫煙をくゆらせ、取り留めのない話に時間を忘れているとすっかり日付が変わっておりました。腹減ったし何か食って帰ろうか?

 

IMG_7360

保土ヶ谷出口を出て、3時間前より明らかに冷えた国道に灯るオレンジ色の看板。その明かりに安心感を覚えたのは何年ぶりでしょうか。普段は何とも思わない牛丼屋でも、こんな日に仲間と無茶して深夜にかき込む並盛りは10代の夜遊びを思い出すようで、いつの間にか30を過ぎた胃袋にどっしりと重く残るのでした。

こんな季節の何気ない呼びかけに応えてくれる仲間がいることはとても嬉しいことですし、寒い日が続く時こそ、気合を入れて右手を捻ればバイクが応え、より一層人馬一体を感じられる絶好のステージです。次は誰が来てくれるかな?是非極寒の第三京浜でご一緒しましょう!

 

KAWASAKI PLAZA宇都宮でZ900RSの実車見学

IMG_7220

去る2017年12月のとある日、実家帰省の空き時間にKAWASAKI PLAZA 宇都宮インターパークへお邪魔してきました。お目当ては発表になって間もないZ900RSの実車を見ることです。あわよくば試乗なんてできたら最高ですが…

宇都宮のKAWASAKI PLAZAはショッピング施設が並ぶ上三川インターパークの一角にありました。以前からここにあることは知っていたのですが、特に用事もなく足が向きませんでした。週末となれば家族連れで周辺道路が麻痺するほどの賑わいを見せるインターパーク界隈になぜカワサキのディーラーが??

 

IMG_7205

お目当てのZ900RSは探すまでもなく入ってすぐに展示されていました。嫌でも目立つ伝統の火の玉カラーが眩しいです。開店時間を少し回ったくらいで入店したのですが、このZ目当てと思われるお客さんが次々とやってきて、のんびり写真を撮る余裕がなくなるほどでした。

 

IMG_7206

気になるお値段は132万円、諸費用込みで150万円くらいでしょうか。カラー展開は2色で、火の玉カラーのキャンディトーンブラウン×オレンジが3万円高です。お店の方の話だと、火の玉カラーはもう1色のブラックよりクリアの層が何層も厚く塗られており、質感高く仕上げてあるとの事でした。

150万円と聞くと四輪車買えるじゃん!と言いたくなりますが、中古市場の旧Zは言うに及ばず、ゼファー750でさえ物によっては150万円近いプライスを下げていることを考えると安い買い物だ、と決断されるお客さんも少なくないそうです。

もう一つ気になるのは車重ですが、215kgと予想よりだいぶ軽いようです。昔乗っていたW650が211kgとありますから、それに近いでしょうか。Z750four(240kg)とW650の2台体制だった時、Zの後にWを動かすと自転車じゃねーの?と思うくらい軽く感じたので、それくらいの驚きがありそうな車重です。スペック表の横には同じく火の玉仕様の限定メットまでありました。往年のファンはうっかり手が出てしまいそうですね。

全体的な造形としては現行車のスタイルによくあるギュッと詰まった腰高でマッチョな印象を受ける一方、タンクからサイドカバー、テールカウルに至るラインは直線的で、旧Zのイメージをできるだけ踏襲しようとしているように感じました。もちろん私の周りの旧車ファンには「取ってつけた無理矢理感がある」という感想を持っている方もいますし、それも理解できます。しかしZファンの端くれとしては、制約の多い現代のバイク設計や市場においてファンを喜ばせようと形にしてくれたことが嬉しいのです。

 

IMG_7215

細部を見ていきますと、まず目についたのがテールランプ。前述したテールカウルの造形だけでなく、ランプも旧Zを意識した丸型レンズになっています。最近の新型車であればこのレンズの中にびっしりと並んだLEDが眩しいほどに光りそうですが、Z900RSでは敢えて旧来の白熱球の光り方を模倣した一灯型になっていました。

ウィンカーこそ現行車風な形をしていますが、2017年東京モーターショーで同時に展示されたカスタムモデルでは旧Zタイプのウィンカーを装着しているものもありましたので、後々には対応した製品が登場することも期待できます。

 

doremi-spec

Custom by DOREMI COLLECTION | Kawasaki Z900RS カスタムプロジェクト「Beyond Z」より

他にも4本出しマフラーやキャストホイールを加えるとこんな姿に!全部このままの形にできるとは限りませんが、往年のスタイルを指向したアフターパーツがリリースされることは期待できそうです。

 

IMG_7214

一方でノーマルマフラーは集合の1本出し。ド派手なカスタム車両を見た後だと地味に見えますが、最新の排出規制をクリアしつつ、馬鹿でかい大根みたいなサイレンサーを装着していないと考えるとシンプルかつ十分な仕様かと思いました。さらに特筆すべきはそのエキゾーストノートなのですが、これホントにノーマルマフラーなの?ってくらいに迫力があり、売り物でなければ今すぐ乗り出してしまいたいくらいに官能的なものでした。

このエキゾーストノートもテールランプ同様、納車前の車両で試験的に聞かせていただいただけで、ウェブ等へのUpは控えてくださいとのこと。発表間もない新車を見に行く機会なんて初めてなので、そういうところにも気が回るようにしないといけません。

 

IMG_7217

火の玉カラーがお立ち台に上って目立つ一方、店舗の片隅に展示されていたメタリックスパークブラック仕様。Z系のアイデンティティを背負った火の玉カラーに比べて一見地味ですが、個人的にはこちらのカラーが落ち着いていて好みです。

 

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_1fb

落ち着いていて好み、というのもありますが、現在の愛車であるZ750fourのカラーパターンと似ていませんか?正確にはZ1000 A2のカラーですが、火の玉カラーに対して食傷気味になっていたところで衣替えしたこの黒/金ラインがとても気に入っており、現在もこの仕様です。カワサキがこのカラーパターンを狙ったかどうかはわかりませんが、いきなりこんな近いデザインが出てきてびっくりしました。

 

IMG_7216

先程の車両でじっくり見られなかった細部を見ていくと、メーター形状もしっかり砲弾型になっています。内部のインジケータには標準装備されているETCのランプもあり、後付のセンサーを付ける必要もありません。

 

IMG_7218

そしてこの日個人的に一番嬉しかったのが、このサイドカバーエンブレムの字体です。上記した私のZ750fourの字体と同じじゃないですか!なんだかファンに迎合していていやらしい!という向きがあるのもわかりますが、こんな細かいところまでこだわって作ってくれてるなんて、ついうっかり契約してしまいそうになりますね。しかしこの時点(2017年12月)では火の玉カラーが完売・次回納入未定、ブラックも2018年3月納車の枠があと僅かだそうです。売れてますね。また、試乗車も2017年末ごろには店舗に到着するそうです。

 

IMG_7224

その後は対応してくださった店員さんと時間を忘れて話し込み、パンフレットまで頂いてしまいました。Z1とならんだ描写がたくさんあって見ているだけで所有欲が満たされるような錯覚を起こしかねません。

 

このKAWASAKI PLAZA宇都宮は元々は県内でも有名なカワサキの販売店だったようで、話をしているうちに以前私が乗っていたW650を販売したお店であることがわかりました(正確には私に売ってくれた友人が新車で買ったお店)。販売店からKAWASAKI PLAZAになるには細かく厳しい条件をクリアする必要があり、その為に市街地から郊外のショッピングモールエリアへ移転したとのことでした。

こうして乗り物趣味にのめり込むきっかけの一つになったW650の出身店舗に偶然再会し、受け継がれるZの系譜に酔っているとこれも何かの縁ですね、と判子を突きそうになりますが「これ以上の増車は分身ができるようになってから」と嫁に釘を刺されていることを思い出しました。旧き良きマスターピースな車両を味わうことも贅沢ですが、その系譜を現代に蘇らせてくれるメーカーに感謝しつつ、最新の技術を堪能することもまた贅沢なのではないかと感じたのでした。

 

2017年 谷保天満宮旧車祭

写真 2017-12-03 13 16 02

去る12/3に谷保天満宮で行われた「谷保天満宮旧車祭」を見学してきました。

 

写真 2017-12-02 22 02 53

会場はJR南武線の谷保駅南側の谷保天満宮と、谷保駅北側の駐車場2ヶ所の計3ヶ所に分かれておりました。3会場は谷保駅から徒歩で移動できる距離内にありますが、無料のタクシーも運行されていました。

 

IMG_7126

また、JR中央線の国立駅からは無料のシャトルバスが出ていました。これが1981年式日野RC701Pという昭和のバスで、東村山市にある銀河鉄道というバス会社のもののようです。横から抜いていく現行の京王バスと比べると雰囲気ありますね。バス好きの方も多いですから、ファンにはたまらないでしょうね。そもそもこの銀河鉄道というバス会社自体、バス好きの創始者によって作られた会社みたいです。

銀河鉄道株式会社 | 大好きなバスでこの街を元気に!銀河鉄道株式会社

 

IMG_7128

シャトルバスが到着する第二、第三会場から見学していくことにしました。冬らしいスカッと晴れた空が気持ちいいです。所狭しとたくさんの名車が集まっていましたが、ここからは完全に私の好みで撮影しております。

 

IMG_7129

Alpine A110 Berlinette 1300
いつ見ても流麗なスタイルで惚れ惚れします。この日は袖ヶ浦でサイドウェイトロフィーが開催されており、例年であればそちらにも複数台のアルピーヌが出場しているはずです。なかなかお目にかかれない名車もあるところにはあるんですね。

 

IMG_7130

こんな近距離でじっくり見るのは初めてでしたが、こんな狭そうなところに直四エンジンが収まってるんですね。リア上部左右に設置されているエアインテーク?が攻撃的なアクセントでいいですね。

 

IMG_7131

DATSUN 240Z
花形の外国旧車も素敵ですが、個人的なストライクゾーンはバイクと同じく国産旧車です(DATSUNなので外国車?ですが)。華やかな美しさより男臭いカッコよさに惹かれてしまいます。

 

写真 2017-12-03 11 50 48

エンジンルームも見せてもらえました。2.4LのL型エンジンでしょうか。

 

写真 2017-12-03 11 12 25

MAZDA RX-7 SA22C
渋い国産旧車がどうしても目に止まってしまいます。二輪の旧車といえば60~70年代が人気ですが、四輪は80年代~90年代も渋くてカッコイイですね。

 

写真 2017-12-03 11 18 59

TOYOTA セリカ
国産車ばかり続きますが、中でもダルマセリカは大好物です。当時のワークス仕様でフロントに貼られたTMSCRはレーシングクラブのようです。いろんな旧車イベントに参加されている有名な車両みたいですね。

 

写真 2017-12-03 11 14 12

HONDA バモス
発動機を積んだ激シブのバモスはいつもお世話になっているT.R.Companyさんのお客さんのものだったようです。そういえば2017年初頭の新年会で買っちゃおうかな~なんて話をされていた方がいたような…

 

写真 2017-12-03 11 21 09

 

写真 2017-12-03 11 21 35

TRIUMPH TR4
袖ヶ浦のSideway Trophyを見学するようになってからこの手の英国ライトウェイトスポーツがかっこよくてたまりません。国産ならホンダSシリーズとかですね。

 

谷保天満宮会場へ移動します

写真 2017-12-03 13 16 02

谷保駅北側駐車場会場から徒歩で谷保天満宮会場までやってきました。結構な人混みでしたが歩けないほどの距離ではありませんでした。

そもそもなぜ谷保天満宮で旧車祭が?と思い少し調べたところ、「遠乗会」と呼ばれた日本初のツーリングイベントがこの谷保天満宮を目的地として行われたとのことです。また、その際に行程の安全を祈願したことから、「交通安全発祥の地」とも言われているようです。
交通安全発祥の地 | 交通安全発祥と学業の神 谷保天満宮

 

写真 2017-12-03 13 19 04

こちらも参道に所狭しと名車がぎっしりでした。

 

写真 2017-12-03 13 20 09

MAZDA コスモスポーツ
なんとコスモスポーツが4台も並んでおりました!贅沢な空間です。

 

写真 2017-12-03 13 28 20

拝殿前も名車で埋め尽くされておりました。美しい車の刺激を受けすぎて食傷気味になるという贅沢な時間です…

 

写真 2017-12-03 13 33 09

などと社殿の横に回り込んだらこんなところに憧れのオースチンヒーレースプライトが!もっと引いた位置から取りたかったのですが、人の往来が激しくてなかなか撮影できませんでした。こんな和の雰囲気にもしなやかに溶け込む可愛らしくも存在感ある姿。いいなー!

 

写真 2017-12-03 13 36 30

TOYOTA 2000GT
もちろん国産名車も負けてはいません。2000GTを博物館以外で実車を見たのは初めてかも?

 

写真 2017-12-03 13 41 59

HONDA S800
こちらも憧れの一台です。2シーターオープンでカッコよく流せる大人になりたい…

 

写真 2017-12-03 13 45 24

境内を少し移動した梅林広場には皆さん大好きな発動機が並んでおりました。隣のS301スーパーフローは内外ともにとても綺麗で羨ましい限り。

 

写真 2017-12-03 13 54 03

 

写真 2017-12-03 13 54 14

 

写真 2017-12-03 13 54 33

ロールス・ロイス シルバーゴースト
現地での確認を怠った上、知識がないので怪しいですが、色々調べてみた結果1906年から製造されたシルバーゴーストかと思われます。エンジンルームのプラグ本数がすごいことになっていますが、ツインプラグの直6エンジンのようです。さらに運転席には現行のナビゲーション?と思われるモニターが設置されておりました。各地で行われている旧車イベントでも有名な車両みたいですが、100年以上前の車が現役で公道を走っているなんて如何とも形容し難い感動を覚えます。

 

写真 2017-12-03 14 11 50

会場内の名車たちは定刻になると一斉に出発し、国立の大学通りをパレードするようでした。天満宮の出口にいると、さっきまで博物館の展示物のように並んでいた車がそれぞれのエキゾーストを奏でながら走ってきます。動いている姿まで拝めるのがこのイベントの素晴らしい点ではないでしょうか。

 

写真 2017-12-03 14 46 55

JR谷保駅前のロータリーもご覧の通り。旧車ファンだけでなく、偶然通りかかった人達も足を止めて楽しんでいるようでした。

寒くなるとどうしても外出が億劫になりますが、そんな季節でもこういった家族で楽しめるようなイベントがあるのは幸せなことですね。一握りのエンスージアストのためだけでなく、地域ぐるみでお祭りとして開催されていることも特長だと思います。入場料や帰り道の渋滞の心配もなく、気軽に足を運べる温かみのあるイベントでした。