梅雨も明けきらぬ7月の上旬ですが、今年もバイク仲間達と群馬、長野方面へ一泊ツーリングに行って参りました。
何を考えているのか、前日は準備もしないまま19時ごろ寝落ちしてしまい、当日2時に起床していまいました。当日は関越道高坂SAに7:30集合だったので二度寝は危険です。準備をしてそのまま早めに出発することとし、6:30ごろには無事到着。
梅雨らしくない良い天気に恵まれそうな週末とあって、下道も高速も早朝から交通量が多めでした。SAの駐輪場も早い時間からバイクだらけです。朝食を済ませている間に予定通り他メンバーも揃ったので次の集合場所へ移動。日差しの強さが完全に真夏でこの先が少々心配です…
上信越道藤岡インターすぐ側の「道の駅ららん藤岡」にて群馬からのメンバーと合流。これだけの台数で走るのは久しぶりです。この時点で日陰のない屋外にいるのが辛いほどの陽気になっておりました。近くのスーパーで夕食の買い出しを済ませたら次の目的地に向けて出発です。
ドライブイン七輿
買い出しをしたスーパーから10分ほど走ってドライブイン七輿に到着。群馬県といえば街道沿いに懐かしいドライブインが数多く現存していることで有名ですが、このドライブイン七輿もオートレストランのファンの間で愛される有名なスポットのようです。建物も良いヤレ具合ですね。
店内はゲームセンターと自販機コーナー、さらにオリジナルグッズを売る売店がありました。自販機ブームな昨今、麺類の自販機への補充が始まると写真を撮るために人集りができますし(僕を含め)、自販機グッズを売る自販機まであります。ゲームコーナーの景品にも自販機グッズがありますが売店で普通に買えるのがよくわかりませんw
次の中継地で昼食だと分かっているのについ食べてしまう魅力的な食べ物。ふにゃふにゃのパンに懐かしいチープさが昔の高速道路パーキングにあった自販機ハンバーガーを思い出させてくれます。自販機チャーシュー麺も美味しいらしいので、また来てみたいと思います。
ドライブイン七輿から県道200号→県道197号→県道10号→県道212号→県道217号…と、複雑なルートを繋いで移動。この辺まで来ると土地の起伏が大きくなりはじめ、急斜面を駆け上がると広大な畑が広がっていたりして、さすが地元民の組んだルートは走っていて飽きません。
お昼は蕎麦
お昼は安中市の田舎やというお蕎麦やさんへ。立派な城壁のような塀に囲まれて、庭には蔵もあり、昔はかなり大きなお宅だったであろう建物でした。お目当の蕎麦は盛りがよくて、一瞬撃沈が頭をよぎりましたが、そこは蕎麦なので喉越し良くあっさりと完食できました。
お蕎麦屋さんから出発するとすぐに妙義の山でした。この日初の峠道にテンション上がりますが、安全運転で中腹の駐車場まで駆け上がりました。山の上は多少風が抜けますが、それでも日差しが厳しくて、蹴飛ばされたとしても冷たい飲み物が欲しくなります。
妙義山を下り、国道254号を下仁田駅方面へ進んだら県道45号で南牧村を抜け、国道299号を経由して県道124号ぶどう峠へ。タフな峠道の前に温泉でひと休みすることになりました。
汗だくの中走ってくると、ひと風呂浴びて休憩するだけでだいぶ体力回復しますね。走ることに夢中になるうちに熱中症寸前だったメンバーもいたのでいいタイミングでした。
ここからは県道124号ぶどう峠を目指して1.5車線の道幅をひた走ります。路面は悪くないのですが、緑の深さにとにかくブラインドコーナーが多く、忘れた頃に対向車が来るので全く油断できませんでした。個人的には今回乗ってきたような大型より中排気量までのバイクで楽しみたいルートかなと思います。
そんなぶどう峠で長野県に入ったらすぐに今日のお宿「長者の森」に到着です。
一日中走り回った割には皆さん夜も遅くまで体力と話題が尽きませんでした。
おはようございます
翌日も朝から走行スケジュールがびっしりなので早起きして身支度です。お世話になった長者の森から県道124号を下り小海方面へ。国道141号沿いで人馬ともに燃料補給を済ませたら、国道299号で麦草峠へと駆け上がります。
標高が上がるにつれて霧のようなモヤがかかって、どんどん気温が下がって行くのを感じます。朝食を食べた国道沿いでは既に革ジャンをぶん投げたくなるくらい暑かったですが、峠付近ではその革ジャンが心強く感じました。頂上付近は観光地だけあって交通量も多めでしたが、路面も補修されていて走りやすかったです。
蓼科側まで下りてきてちょっとひと休み。茅野方面から帰路につくメンバーを見送ったら、さらにビーナスライン方面へ進みます。僕は昨晩の寝不足もあって、この時点で結構満足でしたが皆さんまだまだ走り足りない様子です。好きですねー。
まだ交通量の増える前に白樺高原、車山高原と走り、霧ヶ峰までやってきました。前回1人で来た時は山肌も新芽が出る前で茶色く、気温も寒いくらいでしたが、すっかりソフトクリームが美味しい季節になっておりました。車山高原の青々とした山が眩しく、駐車場は我々のようにツーリングに来たバイクで溢れていました。
美ヶ原高原美術館まで登るとまた曇り始めて、気温も下がりました。道の駅の駐車場はやはりバイクだらけです。この辺で群馬方面へ向かうメンバーと別れて帰路につくことにしました。早めに高速に乗らないと中央道の鬼渋滞に巻き込まれる事になります。
ビーナスラインを少し下りて、国道142号で岡谷ICから長野道→中央道へ。夏の日差しに熱された盆地の空気を全身で浴びながら東へと進みますが…
やはりお約束の小仏トンネルから大渋滞にはまってしまいました。ほとんど進まない上に車と自分のバイクからの排熱で汗だくになってしまったので、談合坂SAでしばしの作戦会議の上、上野原から下道で帰る事に。同じように渋滞から逃れた車で混み合う甲州街道、いつもなら朝の気持ちいい時間に走る大垂水峠を暗闇の中走り抜け、ようやく八王子の灯りが見える頃、このツーリングの走行距離は500kmを超えておりました。
気の置けない仲間同志とはいえ、久しぶりのマスツーリングで緊張しましたが、時間を忘れて走れました。いつも1人で走っていると賑やかなツーリングは刺激的ですね。また皆さんと楽しく走れるよう、毎週末欠かさず朝駆けに励みたいと思います。