2017年 第44回 東京モーターサイクルショー

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すっかり春めいた陽気の3月の終わり、W君と東京モーターサイクルショーに行って参りました。日頃バイクといえば旧車ばかり視界に入るような趣向で楽しんでおりますが、新しいバイクに興味がないわけではございません。

お台場は国際展示場駅で電車を降りるとものすごい若者の数!とうとう若者層にバイクブームがやってきた!と言いたいところですがそんなことはなく、今年もビッグサイト東ホールではアニメのイベントが同日開催されていたようです。東ホール>西ホールの面積差がそのまま業界規模を表しているようで、いちモーターサイクルファンとしては毎年残念に思うところであります。

 

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それでも会場の西ホール内は結構な人の入りでした。ハーレーブースで気になったのは新モデルのStreet Rod。どっしりとしたアメリカンスタイルではない軽快なVツインモデルは興味のあるジャンルの一つです。カスタムベースとしても活躍しそうです。

 

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BMWブース正面にはミュンヘナー風のコンセプトモデルが展示されていました。

 

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これ何かのエンジンの流用なのかな?と思いましたが、この車体のために作られたスーパーチャージャー付きエンジンらしいです。こういうクラシックなスタイルに最新技術載せるようなコンセプトモデルが見られるのがモーターサイクルショーの良いところですね。

 

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個人的に今回の本命な「R nine T Racer」は期待通りのカッコよさでした。雑誌ではキツそうに見えたライディングポジションも、実際に跨ってみるとウチのR100RSとそんなに変わらない気がします。そして何より車体がコンパクトで軽そうなのが良いですね。どこか試乗できるお店ないですかね?(買いません)

 

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同じく「R nine T」シリーズで気になっていた「Urban G/S」は実物のが全然かっこいいですね。四輪車で流行った丘SUVのバイク版?と言うと聞こえが悪いかもしれませんが、うまいモデル作ったなという印象です。

 

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続いてホンダブース。同行したW君のお目当てはこのCBR250RRだったみたいです。このCBRは今回の目玉らしく、車両周辺は満員電車状態でほとんど身動きが取れないほど…。確かに250ccクラスには見えない造り込みと存在感があります。内容もABSは勿論、最新技術盛りだくさんのようで、このクラスにかけるホンダの意気込みを感じます。

 

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ここまで話題の現行車両を見てきましたが、やっぱり気になるのが旧車系の展示。ドレミコレクションには現行のCB1100をCB1100Rにできる外装キットが展示されておりました。本物じゃないと嫌だ!という方もいらっしゃるでしょうけど、これはこれでカッコよくて良い物ですね。

 

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そしてこちらはZRX1200DAEGをKR外装にしたコンプリートモデルです。CB1100RもこのKRも、過去の名車のデザインをうまいこと現行車に載せててほとんど違和感がありませんでした。

 

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名車のデザインを、という意味では上手く現行車に落とし込んでいたのがYAMAHAのXSR900。記事冒頭の写真のカラーリングといい、YAMAHAは毎年こういう手法でファンを惹き付けるのが上手だなと思いました。

 

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一方で若いお姉さんの周りには身動きが取れないほどの人集り。こういうショーには付き物ですが、皆さんホント熱心です。

 

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憧れのこんな車両も展示されてましたが、アパレルメーカーでした。やはりなんだかんだ言って惹かれてしまうのは旧車や旧車デザインなんですよね。もちろん最新モデルに興味はあるし、機会があれば試乗とかしてみたいんですが、私の旧車偏重はまだしばらく続きそうです。

 

Morning Ride #5

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息子の出産に伴って嫁さんが実家に帰省しており、新米親父は毎週末の参勤交代を楽しみに平日の激務を乗り切っておりました。とはいえ、毎週湘南新宿ライン一辺倒というのも芸がない。そろそろ寒さもひと段落した事だし、バイクで帰省するのも楽しそうだと、春の足音が聞こえる3月も下旬にR100RSに跨って東北道を駆け上がりました。

このバイク帰省には湘南新宿ラインに飽きたという理由だけでなく、バイク仲間であるMINORU氏の主催するMORNING RIDEという朝走りイベントに参加するという目的もありました。今回で5回目となり、毎回多くの参加者で賑わっているようです。

 

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翌朝は嫁実家を静かに出発し、宇都宮市郊外の集合場所へ。3月の早朝はまだ冬の雰囲気が残って気持ち良い寒さですが、集合時間前から続々とバイクが集まってきました。以前からの常連さんもいれば、私と同じように今回初参加という方もいらっしゃったようです。

主催のMINORU氏と以前お会いした事のあったOさん以外はほとんど初対面の方でしたが、そこはバイク好きという共通点がありますから、挨拶もそこそこにバイク談義に花が咲きます。勝手知ったるいつもの仲間との話も楽しいですが、初対面の方が多いイベントに参加するのはバイクに乗り初めた頃を思い出して新鮮で刺激的です。

予定の台数が揃い、イベントの説明の後一斉に出発しました。宇都宮近郊は交通量のある幹線道路が支配的ですが、設定されたルートは農道や抜け道、一部幹線道路をうまく利用しており、地元のはずなのに知らない道ばかりでした。時間にして約1時間ほどですが、「えー!この道はここに繋がってるのかー!」なんて感心しているうちに出発した集合場所に到着しておりました。笑

 

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集合場所に戻ると、温かい飲み物片手にまた皆さんでわいわいとバイク談義です。このイベント、車種に縛りがないので多種多様なバイクが集まるのが大きな魅力の1つだと感じます。普段見る機会のないようなバイクも近くで走る姿を見られますし、オーナーさんに根掘り葉掘りお話を聞けたりします。

楽しい有意義な時間ですが、このまま話し続けると時間を忘れてしまいそう、というところでパッと解散となりました。元々、仕事や家庭がある中でさくっとバイクに乗る時間を作ろう、というコンセプトで企画されたイベントですから、皆さんまた元の生活に帰っていくわけです。

世間が寝ている時間に早起きして、スパッとバイクで走って、ダラダラせずに「また次回」と帰っていく。そんなケジメの良い遊び方にスマートな大人の趣味を見た気がしました。

主催MINORU氏のイベントレポートはこちら
MORNING RIDE #5のレポート – Z400LTD.net