第1回 ユルいクラシック系走行会 “All Chickens Meeting”

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4月にAntiques Cafeのちえみさんが主催する「ユルいクラシック系走行会 ”ALL Chickens Meeting”」に参加させてもらった時のお話です。

そもそもこの走行会、主催者のちえみさん自身がサーキット走ってみたいけど、いわゆる「走行会」に参加するのは車種や装備やらその他の敷居が高くてなかなか…と感じていたところ、「じゃあ自分でやりましょう」と孫正義ばりの行動力と小金井のバイク屋さんT.R.Companyさんの協力によって実現したもの。特に古い年式の車両だと走行レギュレーション的に難しい事が多いだろうし、狂ったように速い現行車の中でサーキット走行するのはなかなか難しいのです(たぶん)。

一方私はと言いますとサーキット走行なんて右も左も分かりませんし、箱やら風防やら付いてるツーリングバイクで走るなんて考えた事もありませんでした。しかしクローズドなコースで車両の挙動や自分の技量を確認しながら安全運転に繋がるのは非常に有意義ですし、何より国産・外車問わずにいろんな古いバイクがサーキット走行してるところ見られるのだから、これはもう参加するしかありません。

 

7:30 スポーツランド山梨(山梨県韮崎市)

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中央道談合坂SAに集合し、山梨県韮崎市にある会場のスポーツランド山梨までは他の参加者さん達とツーリング気分で自走しました。冬のような冷え込みの中到着するとピットにはバイクがたくさん。世の中にはトランポっていう便利なものがあるんですね・・・。

 

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知ってるバイクも知らないバイクもジロジロ眺めてニヤニヤしたいところですが受付したり準備したりしなければなりません。

 

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というわけで受付でゼッケン、スケジュール表、ラップタイム計測の為のトランスポンダを受け取ります。こんな書類まで全て家内制手工業で制作されているのですが、細かいところまでクオリティが高くて驚きました。

 

コースの下見をしましょう

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開会式(撮り忘れました)終了後、参加者全員でコースの下見へ。私のように右も左も分からない初心者にはぴったりです。スポーツ走行の知識は基本的に頭文字Dとグランツーリスモから得たものしかありませんので大変助かります。

 

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意外とアップダウンの激しいスポーツランド山梨。「走行会」というより「いつものツーリングで峠道にやってきた」という雰囲気で走れるので実際の峠道ツーリングにもフィードバックしやすそうです。

 

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サーキットは遠くに雪を冠った南アルプスも望める立地。

 

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みんなでぐるっと一周回りました。バイクで走ってみると一周なんてあっという間に感じますが、歩いてみると結構長い。

 

走行開始(初級クラス)

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Capriolo Corsa & YAMAHA SR400
最終コーナー立ち上がりのあたりに陣取って走行写真の撮影にチャレンジします。この「Capriolo Corsa」ってバイク初めて見たのですが、イタリアの航空機メーカーが1950年代くらいに作った車体らしいです。こりゃいきなり博物館級ですね。

 

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BMW R80 & H-D XL1200S

走行クラスは
・初めてサーキットを走る人の為の「入門」
・サーキット走行経験はあるよ!って人の為の「初級」
・サーキットはよく走るよ!って人の為の「中級」
・ちょっと走ってみたいんだけど…って人の為の「体験」
がありましたが、入門クラスの私から見たら初級も中級も速すぎて怖いです。

 

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Velocette Venom Clubman
普段なかなか見る事のできない車種も全開でストレートを抜けて行きます。

 

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YAMAHA SR400
流し撮りにチャレンジしようとしていますが、シャッタースピードが速すぎて止まっちゃってます。

 

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MOTO GUZZI LeMan1000
うまく撮れてきた気がします。MOTO GUZZIはタンクからシートのラインがほんとカッコいいです。

 

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Kawasaki W400
先ほどCapriolo Corsaで走っていた方はW400も持ってきていたそうです。サーキットってそういうのもできるんですね。最後の方で私は色々と言い訳をしておりますが、Wも走りに振ってカスタムして、乗る人が乗れば速いんだと思います。

 

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YAMAHA SR400
最終コーナークリップ付近が良い撮影スポットであると気付きました。

 

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Royal Enfield 535
この方よりキツいタレ角のハンドルを見た事が無いです。しかも速いし…

 

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HONDA CB350
でもやっぱり旧車は国産が良いよね!その1。

 

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HONDA CB750
やっぱり旧車は国産が良いよね!その2。

 

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写真撮りながらいつものコーヒーを頂いておりました。陽が出れば春らしい4月とはいえ、風はひんやりするし暖かいコーヒーはありがたい。

 

中級クラス

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Kawasaki ZXR750R & BMW Rocket-R
「中級クラス」なのに本気の人がいっぱい!

 

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BMW Rocket-R
でかいのに弾丸のように速いRocket-R。

 

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Norton Manx 30M
すげえ音で走っていく60年以上前のNortonまで。これも博物館級じゃないでしょうか?ピットでは人集りになってました。

 

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と、大型車両ばかりかと思えばベンリィも走ってます。しかも私なんかより全然速いですし。この方はMr.Bike BGの方でした。

 

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STREET BIKERS’の安田さんには入門クラスの先導をしてもらっていろいろ教えてもらえました。しかし同じ速度で同じようなラインを通るよう真似してるのに全然追いつけないという…。

 

Royal Enfield試乗会もありました

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お昼の休憩後、Royal Enfieldの代理店であるWINGFOOTさんの試乗会に参加しました。

 

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Enfieldって周りで乗ってる人はたくさんいるのに、私自身は触った事も無かったのでこれは嬉しい機会でした。跨がってまず感じたのは軽い事です。W650より20kgくらい軽いので結構な差です。ハンドル位置も楽な事もあってとにかく取り回しが楽でした。確かにホームストレートの後半の上りはW650と比べると加速感は落ちますが、低回転のトルクがあって下道ツーリングなんかだと乗りやすそうです。

 

体験走行の部

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ちょっとだけ走ってみたい!という方の為に15分×2本、先導車付きの体験走行クラスというのも用意されておりました。綺麗なカフェ仕様のW650はスギちゃん。私の走行写真も撮って頂いてありがとうございます。最近誰に言っても信じてくれませんが、私のW650もこういうカッコいいカフェレーサーになるはずだったんです。

 

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Triumph Daytona675
女性の方もフルカウル車でカッ飛んでいきます。かっこいいです。

 

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Lambretta GP200 & Lambretta Model D
ランブレッタも!

 

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HONDA Dream 3E
そしてこれも博物館クラスの1953年式くらいのHONDA Dream 3E。別冊モーターサイクリストの誌中で見た事ある車両がまさか同じサーキットを走りにくるとは…

 

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Photo by RYUJI NAKAGAWA

HONDA CRM250R
先導やルール説明でお世話になったMY WAYの大沢さん。流石はモトクロスライダー&インストラクター。こんなのも軽々やってくれました。

 

入門クラス

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BSA A65T
入門クラスも11台参加の大賑わい。

 

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Photo by RYUJI NAKAGAWA

Norton Dominator
この方、結構有名な漫画家さんだと知ったのは後の話…。

 

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Photo by RYUJI NAKAGAWA

YAMAHA XS650
ストバイでツーリング記「フーテン雑記帖」を連載中の愛姉さんは何故か世紀末なヘルメット。

 

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Photo by RYUJI NAKAGAWA

Royal Enfield 350
主催者のちえみ姉さん。こんな走行会やっちゃうんだからすごい行動力です。

 

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Photo by RYUJI NAKAGAWA

HONDA CB400Four
二郎インスパイアなタンクのCBの兄さんにガンガン煽られましたのでもう少し練習しようと思います。

 

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Photo by スギちゃん

KAWASAKI W650
最初にこの写真見せてもらった時は我ながらおおー!って思ったんですが、こうしていろんな人の走行写真を貼付けた後だと革ジャン革パンがだぶだぶしてるしなんか不格好だなあ…。と、私がイマイチカッコ付いていないのは残念ですが、それなりに走らせていただきました。

私の運転技術は置いておくとして、やっぱりこういうスポーツ走行する上で、W650は重いのとブレーキ・足回り?が弱いのかなってのがいつもに増して感じられました。特にSRなんかの後ろについて走ってるとコーナー前後での姿勢を変えるスピードが全然違う。そこは加重移動とかの話になるんでしょうけど私にはもう少し勉強が必要なお話ですね。

旧くて珍しいバイクがたくさん見れて、自分のバイクでちょっと頑張れちゃうという主催者の狙い通りのゆるい走行会、早くも第二回が募集されております。興味を持たれた方は下記リンクから参加の申し込みもできますので是非。

申込方法 : ユルいクラシック系走行会 ”ALL Chickens Meeting”

次回も参加予定ですが、参加車両はWじゃない予定です!どうなるか楽しみ!