ラビット日記 夜走りと燃調とオイル
ラビット日記 2017年8月
相変わらず働き者のラビット号、先月のラビット日記ではマフラーの詰まりが取れたことで高回転まで気持ちよく回るようになったと記録しておりました。近所へのおつかいも軽快にこなしていたところですが、今度は中回転域で回転が落ち込む症状が見られるようになってしまいました。
今年は天候がコロコロと変わる夏ですが、夜になれば天候も安定して蒸し暑さもマシになりますね。早速夜走りがてら先輩ラビット乗りのS氏に相談してみると、スロットルケーブルが切れかかって伸びてしまった時に似た症状の経験があるとの事。なるほど、ある程度スロットルを開けたところで症状が出るのでその可能性は十分ありそうです。実際にスロットルケーブルは車体購入時から無交換なのでバリバリ当時物の可能性があります。
ラビットS301のスロットルはグリップ裏側のビスを外して、バーエンド部分を抜くと分解できました。ケーブルホルダーからエンド部を引き抜いてみましたが、特に伸びやワイヤーのほつれは見られません。ケーブルで最も負担がかかる部分はエンド部かと思いますが、もしかしたら目の届かない部分が傷んでいるのかもしれません。いずれにせよ当時物ケーブルなので、部品を注文してさっさと交換してしまいましょう。
中回転が〜高回転が〜と言う割にはノーチェックだったプラグ。今更プラグが原因だったら笑いものですが、普通の焼け方のようです。少し濃い目のようですが、昔ヴィンテージモトクロスに参加させてもらってた時に「2ストは薄くて焼き付くくらいなら少し濃い方が良い」という言葉を聞いた事があったのでこのままで良い事にしましょう。プラグを新品に交換して試走もしましたが、症状やフィーリングに変化はありませんでしたのでプラグは異常なさそうです。
ついでにタッチが握力トレーニング器具のようになっていたフロントブレーキを調整してケーブルに注油。
路地を走り回るだけで楽しいラビット号。近所の盆踊りにも気軽に見物に行けるのがいいですね。今月はトラブルの根本解決に至りませんでしたが、とりあえずスロットルケーブル交換を行って、それでもダメならジェット類のリフレッシュかなと思っております。
ラビット日記2017年7月
夏のような天気が続くものの、なかなか梅雨明けが発表されない関東地方。息子が産まれてからは洗濯の回数が増えて、ちょっと天気の悪い日が続いてしまうと部屋干しが追いつかなくなってしまいます。
そんな時に近所のコインランドリーまで頼りになるのがラビット。いつも行先がスーパーやらクリーニング屋やらで、完全に生活の足としてのポジションですが、そもそもそういう用途のバイクですから彼も喜んでくれているはずです。
しかし先月の記事にも書いたように、スロットル高開度時にゴボつく症状を抱えているラビット氏。燃調かな?とも思いましたが、そもそも症状の発生にばらつきがあるので、状況把握を兼ねて涼しくなった都内へと夜走りに行ってきました。
交通量の減った夜の街道へ繰り出して、スロットルを思いっきり開けて走ってみました。すると初めは詰まったようにゴボゴボ言っていましたが、しばらく走ると「ビィーーーン」と気持ち良く回ってくれるようになりました。エンジンが回るようになり最高速も上がりましたが、マフラーからは大量の白煙がモウモウと上がり、周りの車からは何事かと思われたことでしょう…。すみません50年以上前の乗り物なんです。
というわけでスロットル高開度時のゴボつき現象は、マフラー内のカーボン?詰まりが原因だったようです。普段のお使い程度の走行距離ではスロットルもそれほど開けませんし、住宅街の裏道ばかりなのでスピードを出す場面もほとんどありませんでした。その間にカーボンやら何やらが溜まってしまったのかもしれません。
某ラビット通の方によると、マフラー詰まりはバーナーで炙ったり焚き火に放り込んだりして中身の詰まりを焼き切るんだそうですが、相当な白煙が上がるそうで、都市部ではまず無理でしょうとのこと。やはり定期的に幹線道路に繰り出して元気に走らせてあげるのが一番簡単なメンテナンス法のようです。
一度調子が良くなるとついつい乗ってしまうのがバイク乗りの性ということで、平日の夜から都内を徘徊してきました。今まで近所の路地ばかり走っていましたが、こうして都市部を走ると意外とキビキビ走ってくれて楽しいです。我が家の乗り物ラインナップの中で、東京の街中を走るのはラビットが一番いい気がしてきました。
というわけで課題のひとつであったスロットルゴボつき現象はマフラー詰まりという原因により解消としました。あとはスロットルケーブルの調整、交換?とフロントブレーキのタッチが極悪なのを改善するのが目下の課題でしょうか。また時間を見つけて少しずつ改善していけたらいいなと思います。
ラビット日記 2017年6月
最近では主に近所への買い物のの足になっているラビット。子供が産まれてからはベビー用品の買い出しも積極的にこなしております。
2013年の北関東部品交換会で現状車を衝動買いしてしまって以来、最低限走れる整備しかできないまま今日に至ってしまっているのですが、それでも文句も言わず(?)走り続けてくれているのは50年前のバイクが丈夫なのか、状態に恵まれた車両だったのか…
週末には久しぶりに都内を40kmほど走ったのですが、スロットル高開度時にゴボつく現象が発生。キャブレター内のジェット類に詰まりでしょうか?最後に分解清掃したのは2015年6月ですが、走行距離の少なさから給油の回数がとんでもなく少ないので、ガソリンが古くなって悪影響を出している可能性もあるでしょうか?
そもそも燃調が合っているのか?という可能性についてですが、以前にはこのような現象は起きていないので、現在に至るまでの間になんらかの変化が起きている可能性が高いと考えることにしましょう。ともかく、一度マニュアル通りに調整してみて、変化がなければキャブレター清掃、それでもダメならジェット類を購入して交換でしょうか。最近KEYSTERからラビット用の燃調キット出ましたしね。
ラビットシリーズ|燃調キットプラス一覧表|製品情報
キャブレターの他にもフロントブレーキの調整もしたいし、当時物であろうスロットルワイヤーの交換もしたい。気がつくと減っている各所のビスも補填したいし、恐らく劣化しているであろうマフラーも点検補修したい…。
そんな整備状況なのは、元々このラビットを手に入れた時、「整備の勉強としてバイク屋さんにはまかせず、できるだけ自分で作業する」という目標を立てたためなのですが、なかなか整備の時間もとれず現在に至ってしまったのです。
しかし手に入れてから一度も完調を知らないので、いっそのことお店に丸投げして膿み出ししてもらいたいなとも思うのですが、折角なら自分で作業してみたいですし、できそうな部分は少しずつ勉強して、このBlogに記録しつつ手を入れていきたいなと思います。
便利な荷掛けフックのお陰で、スーパーへの食料品の買い出しもお手の物です。