空冷ビートルで行く(第二回)鉄剣タロー旧車の会(1)

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早いもので2月も下旬、Twitter上で告知されていた鉄剣タロー旧車ミーティングにお邪魔してきました。今回も空冷ビートルで…。

元々、今回のミーティングは普段から親交のある方々のものだろうから、私は外野の立場からちょっとだけお邪魔してご挨拶させてもらおう、というスタンスでした。その後は高崎を経由して夜遅くに帰路につくであろう事、日中は気温が上がらず夕方から天気が崩れるという予報も、バイクで行こうという姿勢を挫く大きな材料になりました。でもまた一人で埼玉まで行くのも面白くないな、と思ったところで友人のW氏も同乗してくれることになり、2人なら車で行こう!と低きに流れたのです。暖かい車内でお喋りしながら移動できるなんて最高!

 

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理論整然とした言い訳を並べたところで、会場に到着しました。先月は元々交友関係のあるバイク仲間同士連絡を取って集まったのに対して、この日の会は主催者さんがTwitterで告知されておりました。この主催者さんの開催する鉄剣タローミーティングは今回で2回目だそうで、その拡散されたTweetを見た方が、オフラインではほぼ初対面の状態で集まる事になるようです。

先月の様子:
空冷ビートルで行く鉄剣タロー旧車の会 | Scientist on the motor

 

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私が到着したときには主催の方を含め数台が到着されていました。栃木県の県北からローダーに載せて運んできた方もいらっしゃって、そのエネルギーに圧倒されるばかりです…。今回も好き者だらけの集まりになりそうな気がします(褒め言葉)。

読んでいただければ分かる通り、今回は非常に多くの台数が集まる大所帯なイベントとなったため、大半の方とお話をする時間がありませんでした。よって以下に書かれた各車両に対する文章は私が帰宅後に調べた付け焼き刃知識になりますのでご承知ください。

 

バイクを見学しましょう

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主催者さんのCoventry Eagle、名前を聞くのも見るのも初めてかもしれません。Coventry Eagle社は1897年に英国で自転車メーカーとして創業し、1937年までの間にいくつものモーターサイクルを生み出していたとのことです。

こちらは恐らく1935年のSilent superb de luxeというVilliers社のエンジンを搭載したモデルかと思われます。Coventry Eagle社は他にもJAPやMatchless社のエンジンを採用したモデルを製造していたようです。新車のようにピカピカで博物館から出てきたように見えますが、ここまで自走でいらっしゃったそうです。いきなりこの車両は刺激が強すぎますね。

 

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BMWはモノサスR100系でしょうか?シートフレームはチョップされ、刺激的な2本出しマフラーとシンプルなタンクが海外のカスタムビルダーを思わせる車両です。無機質になりがちなところにバランス良く配置された革アイテムがアクセントになってお洒落な雰囲気です。ノーマルでも完成されていてカスタムのしにくいBMW R100シリーズも、ここ10年でカスタムベースとして大人気ですね。

 

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国産クラシック部門はYAMAHA Mate 70とメグロ S8。Mateは1965年に世界初の分離給油方式を採用した2ストロークエンジンを搭載しているとの事です。ヘッドライトとウィンカーが可愛いです。ミーハーな私はどうしてもC100などの人気車種ばかり追ってしまいますが、技術の粋を集めた名車はまだまだたくさんありますね。

メグロS8は250cc単気筒を搭載するSシリーズの後期モデルです。後期モデル、と言っても1962年ですから、50年以上前の車両ですね…。今回は残念ながらローダーでの参加でしたが、ナンバープレートは「那須」。自走するにしても一泊二日は欲しい距離ですね。戦時中からメグロの工場があった栃木県は現在も多くの個体が残っていることで有名ですが、その中でもこのオーナーさんは素晴らしい環境で楽しまれている、血統証付きのメグロエンスージアストでした。

 

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先日のYAMATO AUTO-BY MEETINGでもお会いしたBSA、こちらもなんと神奈川県南から自走でいらっしゃいました。神奈川県北からバイクを諦めた自分が情けなくなりますね!前回拝見した際も「実走感」を感じていましたが、やはり本物でした。

 

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先月の鉄剣タローでお披露目になったのも記憶に新しいBMW R25/3、相変わらずストトトトッとジェントルなアイドリングで調子が良さそうです。到着すると瞬く間に人集りになってしまい、どこに行っても大人気ですね。先月は逆サイドからの写真しかありませんでしたが、こちら側から見ると電装ケースを避けるようにカーブしたエキゾーストパイプやプッシュロッドの存在感が美しいですね。やっぱり上品なバイクです。

 

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乾いた大砲のような排気音と共にいらっしゃったのがこちらのH-D、この手のモーターサイクルに対する知識がほぼ皆無なのでイチから勉強して書いております。フレームがシングルクレードルなのでWLになるのでしょうか。サイドバルブハーレーを近くでまじまじと見たのも初めてで、シンプルなはずなのに力強いエンジンの造形、スプリンガーフォークや巨大なフェンダーに圧倒されました。ハーレーの旧車は国産旧車以上に深くてちょっと怖そうなイメージがありましたが、きちんと勉強してから見るとシンプルで質実剛健、意外にも実用的な雰囲気さえ感じました。やはり何事も知識を以って見ていかないといけませんね。

 

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ようやく私の守備範囲に入る車両が出てくれました。BMW R100RSでしょうか。純正カウルを取り払ってビキニカウルへ、シートもシングルシートに換装されると一気に軽快でレーシーなイメージになりますね。ゼッケンプレート、タイヤのレタリング、無数に貼られたステッカーが往年のレーシングマシンのような雰囲気です。本当にR100はカスタムスタイルがたくさんありますね。

 

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旧車ファンの心をつかんで離さないロイヤルエンフィールドもたくさんいらっしゃいました。上はEFI、下はキャブといきなり新旧揃っていました。旧モデルの旧車然としたシンプルな佇まいは説明不要ですね。うっかりすると野暮ったいイメージになってしまいがちな木箱を載せても違和感がなく似合ってしまうという懐の広さを再認識させられました。木箱を黒にしているのもポイントかもしれません。

前後してしまいますが、上のEFIモデルも良い意味で全く現行車っぽさがないですね。ブレーキこそシングルディスクですが、絶妙な配置のインジェクター、旧モデルを踏襲したタンクやサイドカバーの意匠もロイヤルエンフィールドのイメージを固持させています。鮮やかにペイントされたマフラーは、ともすれば車体から浮いてしまいそうに見えますが、ご覧の通りいいアクセントになっています。

 

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この時点で10台(と四輪1台)、まだあの人もこの人も来てないし、最終的にはどんなことになってしまうのか…。既にいい感じに満足してきたし、お店に入って何か食べようかなーと思うと国道から聞こえる乾いた旧車のエキゾースト。まだまだ一休みするわけにはいかなそうだ…

今回はとても長くなりそうなので(2)に続きます。

空冷ビートルで行く(第二回)鉄剣タロー旧車の会(2) | Scientist on the motor

 

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