W1SA-サーキット走行後メンテナンス

早いもので先月のLOC第一戦から2ヶ月近く経ってしまいましたが、レース後に考えていたメンテナンス作業を少しずつ行っていました。

①フロントブレーキスイッチの設置

before
after – SR400用

W1SAはブレーキワイヤー内にあるスイッチがワイヤーで引かれる事によりブレーキランプを点灯させています。しかしこのスイッチが壊れやすいので、ヤマハSR用のブレーキスイッチに交換しました。ブレーキスイッチを設置するためレバーホルダーとブレーキレバーも合わせて新調。スイッチの配線をライトケース内の既存配線に接続して、ブレーキランプの点灯を確認しました。


②エキゾーストガスケットの交換

現在の方法でレース前後にサイドスタンドの着脱作業を行うと、エキパイごと外す必要がありました。エキゾーストガスケットはエキパイを外す度に交換するのが理想ですが、面倒なので数回使い回していました。流石にそろそろ不味かろうと思ったので調べてみると、W650用のガスケットが適合することがわかりました。今後はエキパイを外さずにサイドスタンドの着脱を行う方法を模索していきます。

③トランスミッションオイルのインスペクションボルトを交換

ミッションオイル交換時に「このボルトから出てくるまでオイルを注ぐ」との目安になるボルトです(正式名称なのかはわかりません)。純正では+ボルトですが、それなりに着脱する箇所であることと、可能ならワイヤリングすべき箇所と思われるのでキャップボルトに交換し、ワイヤリングしておきました。ついでにミッションオイルも交換。



④AMALロングファンネル固定方法変更

このファンネルはM5のイモネジ3個でキャブレターに固定されているのですが、ネジの先端でキャブレター本体に押さえつけるだけの固定なので、サーキット走行時はいつ外れてもおかしくありません。念のためキャブレターボディとワイヤリング?していましたが、なんだかいまひとつ。そこで同じM5サイズのキャップボルトに交換してワイヤリングすることを考えたのですが、最寄りホームセンターにはステンレスボルトしか在庫していなかったので、ユニクロの蝶ネジを買ってきました。これにワイヤリング用の穴あけをして、ぐるりとワイヤリングしてみました。蝶ネジのネジ部が長すぎて非常に不恰好なので、走行テスト後にカットしたいと思います。

⑤フロントフォークオイルのエア抜き

前回のLOC走行後の最も大きな課題が、フロントフォークが沈まない、倒し込み〜旋回中にウォブルが起きる事でした。W1師匠に伺うと、どうやらオイル交換後のエア抜きを行っていなかったことが怪しそうだと感じたので、試しにストロークしてインナーチューブを覗き込むと無数の気泡が確認できました。やはり粘度の高いエンジンオイルはエア噛みしやすいのかもしれません。車体を立てて、半日に一度数十回ストロークさせること2日間、まだ若干気泡の発生が認められましたが、キリがないのでこれで様子見することにしました。

サーキット走行も4年目?くらいになり、大きな仕様変更はないものの、こうしてコツコツ手をかけながら走れると作業の効果が実感できて有意義です。