11月にしては暖かな風の吹く平日の夜、みんなで集まって走りましょうというイベントにお邪魔してきました。
このイベントはStupid CrownというショップのMUNEさんという方が主催されているイベントだそうで、通称「夜走り」と言われているそうです。私は先日の埼玉ツーリングの帰りに寄ったAntiques CafeのRYUJIさんからお声掛け頂いての参加となりました。よく考えたらあのCafeに置いてあるW650が走ってるのを初めて見ることになります。
参加者の大半は多摩方面から集まってくるようで、都内の中継地点を経由後、22:30ごろ東京国際展示場駅ロータリーに集合後、大井埠頭から羽田を抜けて環八で帰るというルートだそうです。多摩方面を経由すると自宅からだいぶ遠回りになってしまうこともあり、私は直接国際展示場駅ロータリーに行く事にしました。
誘って頂いたのは嬉しい限りですが、知ってる人誰もいないだろうし行って大丈夫なのかな…なんて不安もありました。そんな不安をよそに続々と集まってくる人は皆さん気さくな方ばかり。乗っているバイクも十人十色で随所に拘りの見られる車両ばかりでした。Ducatiの単気筒は初めてお目にかかりました。
一番手前に写るスポーツスターベースのカフェレーサーが大変カッコよかったです。加速するときの弾けるような排気音が刺激的で忘れられません。
日付が変わろうとする時間を忘れさせるほどのバイクが集まっていました。するとすべてのバイクを見学する間もなく手慣れた阿吽の呼吸で順次出発していきます。慌てて追いかけるとお台場から中央防波堤、大井埠頭から羽田、環八へと気持ちのよい湾岸ルートを快走していきました。残念なことに翌日は祝日なのに仕事な私は少し立ち話させてもらった後で、お別れして帰ってきました。
傍目から見ると何の示し合わせもないバイク達が自由に集まって自由に走る、規則のないお祭りのように感じましたが、恐らく熟練したメンバーの細やか配慮によって成り立つイベントなのでしょう。私と同じように人伝てで初めて参加した方も何人もいらっしゃいましたが、トラブルなく思い思いに楽しまれていたように感じました。
日差しに照らされてのんびりツーリングスポット巡りをしている私には、暗闇の中、都内の喧騒を縫うように走り抜ける深夜のクルージングは対照的な刺激でした。バイクの楽しみ方はコミュニティによっても千差万別、この二輪に跨っている限り無限の楽しみが得られるのではないか、火照った頭でそんなことを考えながらの帰路となりました。