深緑の峠をつなぐ近郊ツーリング(奥多摩〜富士〜箱根)

前回のツーリング同様、平日休みであることを利用して首都圏近郊の有名ツーリングスポットをつなぐ贅沢なルートでひとっ走りしてまいりました。前回のビーナスライン同様、週末には観光客やツーリング客でごった返すであろうスポットを平日に満喫する狙いでございます。

いつも通り6:00ごろ最寄りICから中央道に乗り込み、八王子第二出口で脱出。ガラガラでひんやりした空気の新滝山街道から街なかを抜けて秋川街道、梅ヶ谷峠で体を慣らして青梅街道といういつものルート。この頃だいぶ暑い日もあるので薄着で出かけようかと思いましたが、まだまだ朝の山の中はひんやりしました。「寒いと辛いが暑けりゃ脱げば良い」という座右の銘に従い少し厚着をしてきて正解でした。

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ほぼ貸し切りの青梅街道を駆け上がって奥多摩湖に到着。カラッとして冷たい朝の空気が気持ちいいところですが、ゆるキャラな僕のお腹もお目覚めのようで、あまり長居はできそうにありませんでした。

その後は青梅街道(大菩薩ライン)を柳沢峠方向へ。いつか走った時の記憶ではどこか狭くて路面の荒れたイメージの峠でしたが、路面がきれいで走りやすい箇所も多いですね。大菩薩ラインで塩山に入り、フルーツラインを走るつもりで入り口を探してしまいましたが、そのまま国道を走れば道路標示があるんですね。

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フルーツライン途中にある「牛奥みはらしの丘」で休憩。甲府盆地が一望できるスポットでトイレ完備でした(重要)。ずっとダブルだったタチバナサドルバッグからシングルバッグに変更してみました。とはいえタチバナは相場が高騰している上に現行品はキャンバス地ではなくなってしまっているので?、蚤の市で手に入れたボーイスカウト用のバッグをうまいこと装着しています。日帰りツーリングなら十分かと思いますし、やはりシングルのほうがすっきり軽快ですね。

 

ルートは甲州街道から国道137号(御坂みち)で河口湖方面へ。西湖方面への道路標示にも心惹かれましたが、また次回のお楽しみにしておくことにしました。本当は昼食に富士吉田のうどんを狙っていたのですが、まだこの時点で10:00過ぎくらい。営業しているお店を探すのも良かったのですが、まだあまりお腹が空いていなかったので山中湖方面へ。

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パノラマ台からの富士山を期待しましたが雲の中で拝めませんでした。次点に狙っていた湖畔のハンバーガー屋さんもいつの間にか河口湖に移転していたようでこれもタイミング悪し。食事処で悩むのも本意では無いので、御殿場市内で簡単に済ませてしまいました(面倒になったとも言う)。

御殿場からは国道138号で箱根スカイラン〜芦ノ湖スカイラインへ。

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以前走った際は、全道程が視界数mの霧の中で恐怖しか感じませんでしたが、さすがスカイラインの名を冠するだけあって、空の中を走るような開放感ですね。途中の展望スペースから望む芦ノ湖もご覧の通りの眺めでした。ここからいつもなら何も考えずにターンパイク連絡道路〜大観山〜ターンパイクと有料道路をつなぐのですが、この日は椿ラインで大観山へ行き、そのまま湯河原へ降りることにしました。

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降りる前に大観山で休憩。ラウンジにキリンと頭文字Dが全巻揃ってるとは思いませんでした。久しぶりに読み始めたらなかなか読み終わらなくてだいぶ時間を使ってしまいました…。

実は走ったことのない椿ライン。タイトな県道ワインディングというイメージでしたが、路面がきれいでとても走りやすかったです。確かにタイトなコーナーが続きますが、いいリズムで曲がって行ける不思議な峠ですね。途中、上って下ってを繰り返す二輪の走り屋集団がいましたが、彼らのような人達がいるということはやはり走りやすく人気の峠なんですね。

湯河原からは西湘石橋ICまで国道を走り、小田原厚木道路→東名高速で帰宅しました。
峠だらけの363km、12時間のツーリングで大変お腹いっぱいの内容でした。やはりR100RSの後にZに乗ると乗り慣れている「後輪に乗る」乗り方なのでとても乗りやすく感じますね。それがR100RSでの乗り方の課題にもなってるわけですが…。一方で帰りの高速道路での高回転が続くような場面ではハンドルへの振動がそこそこあり、R100RSの静粛性が恋しくなります。

お互いに一長一短、長所がわかれば短所がわかるような存在同士のような気がして、バイクの乗り味を考え味わう上ではとても恵まれた環境だなと思っています。いつまで維持できるかわかりませんが、乗れるうちにガンガン乗っておかないといけませんね。

さらに最近の課題が日帰りツーリングの経済性について…。何も考えずに高速ガンガン使って、お昼も名物のいいもの食べて、というツーリングをすると結構な出費になりますよね。それが毎週となれば毎月のツーリング費として予算を計上するレベルです。今後長く付き合う趣味にするには、この辺も効率よくスマートに楽しめるようにしていきたいと思い、今回より一部有料道路をパスすることにしたのです。しかし場合によってはケチったことで興が冷めるような可能性もあるので、この辺は経験を積んでセンスを磨くしかないかなと考えています。なかなか難しいですね。

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