昨晩、命からがらたどり着いたライダースイン中土佐。GW、お盆には連日満員になるそうです。管理棟では地元料理も食べれらるみたいです。
どうも波みたいな音がするなあと思ったら目の前は海でした。曇り空に昇る太陽。寝起きで海まで出られる立地ってのは初めてかも。
管理人さんに挨拶して出発。この日の目的は「かつお」「桂浜」「坂本龍馬」「徳島着」
中土佐町手前には温泉と鰹料理の店が並ぶ「黒潮本陣」がありましたが、残念ながら営業前。そういえば昨夜は到着するのに精一杯で、風呂なんて入ってなかった・・・。仕方がないので久礼の町を目指します。久礼は港町。ツーリングマップルによると安くて美味しい鰹料理の店があるとのこと。
高知県中土佐町 漁港の町・久礼
おお!すごく良い雰囲気。が、目的の鰹料理の店はこれまた準備中。「もうちょっとしたら開けるから待っててね~」とのことだったので、街中をフラフラすることに。
久礼大正町市場
ここまで来てイバラキの文字を見る羽目になるとは・・・。
猫になつかれる男はモテないらしい。しかも2匹。どういうことだ。
港町の風景って、海なし県育ちには憧れる物があります。じゃあ住むか?という訳じゃないんですけど。と言う間にお店開店の10時になってました。店員さんおすすめの鰹丼とタタキのセットを注文。
キター!!
なにこれすごく旨いんですけど。なんというか凄く肉肉しい食感。関東で食べる鰹とはなんだったのか。マジ四国来た甲斐があった。酷道を走り抜けた甲斐があった・・・。
市場のめし屋 浜ちゃん
などと感傷に浸りながら土佐久礼の街を後にします。次に目指すのは高知市。途中スーパー銭湯に寄って風呂。平日にフラフラできるって良い身分ですね。従業員のおばちゃんの訛りが酷い。
高知市 桂浜
日が昇ってくるとポカポカ陽気。三月とはいえど、四国は完全に春です。銭湯でサッパリした後は海沿いの「桂浜花街道」を走って桂浜へ。天気も良くて凄く気持ちいい。
おおお、坂本龍馬。昔「おーい龍馬」よく見てたなあ。この像は地元の有志の募金によって建てられたそうです。地元に愛されてこその英雄ですね。
高知名物?アイスクリン。アイスクリンなんて桃鉄の物件でしか聞いたことなかった。なんかね、サッパリしたバニラアイスって感じ。と思ったら乳成分が少ないみたいです。
アイスクリン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』アイスクリンは、アイスクリームの過去の呼称、またはそこから派生した、鶏卵、砂糖、脱脂粉乳などから作られる乳脂肪分3%以下の氷菓のこと。高知県や沖縄県のものが有名。
龍馬像の隣はすぐ桂浜。
そんなに広いわけでもないのに、何だか凄く魅力のある砂浜。ネームバリューもさることながら、凄く景観がまとまってて美しい。これだけ観光客がいるんだから、管理してる人達のおかげなんだろうなあ。
さて、この時点でお昼過ぎ。今日は徳島の宿まで行って明日出港のフェリーに備えなければならない。というわけで、はりまや橋やら龍馬博物館系は残念ながら全てスルー。後で調べた所によると、はりまや橋は札幌の時計台と並ぶガッカリスポットらしいです・・・。行かなくて良かった。
高知ICから高知自動車道、南国SA(名前がカッコイイ)で昼食。笑っちゃうくらい数の多いトンネルをくぐり、徳島自動車道へ。途中からは吉野川と併走。この辺もスルーしたスポット。次の機会へのお楽しみと言うことで。
四国最後の街 徳島市
夕暮れ前に徳島市街に到着。ああそういえば結局鳴門へは行かなかったな・・・。
この日お世話になる徳島ユースホステルに到着。これまで同様、夕食のお願いはしてないので、荷物を置いて徳島駅前へ。
『徳島って何が美味しいですか?』
「徳島ラーメンってあるけど、あんまおすすめはしないなw」
『どんなんですか?』
「ラーメンの上に豚丼が乗ってる感じやねw」
なん・・だと・・・?
当然、今夜の夕食は徳島ラーメンに決定。
駅前の観光案内所でラーメンマップ的な物を貰うも、時刻はすでに20:00前。徒歩圏内のラーメン屋は20:00閉店、またはスープ切れで終了。北関東同様、地方都市の夜は早い。
と思ったら、地元で幅を利かせているであろう徳島ラーメンチェーン店を発見。えーっと、ラーメンに、トッピング豚バラ、生卵・・・。
お・・・おお・・・と、ラーメンを前にどう食っていこうかと固まっていると、隣から「スバババッッ!ズベベベベッッ!!」と若い女の子が勢いよくカッ食らう音が・・・。ああ、男らしくカッ食らえと。
お味は・・・すごく・・・重たかったです。後で調べたところによると、本来は「ごはんのおかず」として食べるのだそうな。道理でこんな「こってりvs.こってり」みたいな事になってるわけだ。
宿に帰ってからは今夜宿泊する他のお客さんと、管理人さん夫婦と酒飲みながら談笑。なんの目的もなく道後温泉で買った日本酒を飲み干してしまった。
定年退職後、バイクの免許を取ってCB400SFであちこち走ってるオジサン、春から地方公務員として働き始める大学生、ボランティアとしてこのユースを手伝っているドイツ人カップル。ああ、ユースってこういうところなのか・・・。いろんな人からいろんな話が聞けて、このツーリングでもっとも濃い時間でした。
6日目 走行ルート
総走行距離:約250km
さようなら四国
実はこのユースも目の前が砂浜。昨夜、オジサンと「日の出を見よう」という話をしていたのに若干寝坊。・・・が、僕が起きてきたこのタイミングが一番綺麗だったそうな。
つーわけで帰り支度。
オジサンはこれから淡路経由で天橋立、山陰へ行くそうな。
お気をつけて。
お世話になりました。
実は犬が凄く苦手なんですけど、この犬になぜか懐かれてしまいました。こういう犬なら怖くないかも。
フェリー乗り場まではバイクで15分くらい。あーあ、またここに帰ってきてしまった。
帰りは揺れないでください。マジお願いします。
6日間天気に恵まれた四国ツーリング。実は初めての1人ロングツーリングと言うことで不安だらけでしたが、なんとか走破することができました。1人故の無計画さも楽しさを盛り上げる要素ですね。春からは社会人なのでもうこんな事は滅多にできないかもしれませんが、北海道、九州、京都、北陸・・・もっといろんな所に行ってみたいなあ。
四国での総走行距離合計:約1350km