息子の出産に伴って嫁さんが実家に帰省しており、新米親父は毎週末の参勤交代を楽しみに平日の激務を乗り切っておりました。とはいえ、毎週湘南新宿ライン一辺倒というのも芸がない。そろそろ寒さもひと段落した事だし、バイクで帰省するのも楽しそうだと、春の足音が聞こえる3月も下旬にR100RSに跨って東北道を駆け上がりました。
このバイク帰省には湘南新宿ラインに飽きたという理由だけでなく、バイク仲間であるMINORU氏の主催するMORNING RIDEという朝走りイベントに参加するという目的もありました。今回で5回目となり、毎回多くの参加者で賑わっているようです。
翌朝は嫁実家を静かに出発し、宇都宮市郊外の集合場所へ。3月の早朝はまだ冬の雰囲気が残って気持ち良い寒さですが、集合時間前から続々とバイクが集まってきました。以前からの常連さんもいれば、私と同じように今回初参加という方もいらっしゃったようです。
主催のMINORU氏と以前お会いした事のあったOさん以外はほとんど初対面の方でしたが、そこはバイク好きという共通点がありますから、挨拶もそこそこにバイク談義に花が咲きます。勝手知ったるいつもの仲間との話も楽しいですが、初対面の方が多いイベントに参加するのはバイクに乗り初めた頃を思い出して新鮮で刺激的です。
予定の台数が揃い、イベントの説明の後一斉に出発しました。宇都宮近郊は交通量のある幹線道路が支配的ですが、設定されたルートは農道や抜け道、一部幹線道路をうまく利用しており、地元のはずなのに知らない道ばかりでした。時間にして約1時間ほどですが、「えー!この道はここに繋がってるのかー!」なんて感心しているうちに出発した集合場所に到着しておりました。笑
集合場所に戻ると、温かい飲み物片手にまた皆さんでわいわいとバイク談義です。このイベント、車種に縛りがないので多種多様なバイクが集まるのが大きな魅力の1つだと感じます。普段見る機会のないようなバイクも近くで走る姿を見られますし、オーナーさんに根掘り葉掘りお話を聞けたりします。
楽しい有意義な時間ですが、このまま話し続けると時間を忘れてしまいそう、というところでパッと解散となりました。元々、仕事や家庭がある中でさくっとバイクに乗る時間を作ろう、というコンセプトで企画されたイベントですから、皆さんまた元の生活に帰っていくわけです。
世間が寝ている時間に早起きして、スパッとバイクで走って、ダラダラせずに「また次回」と帰っていく。そんなケジメの良い遊び方にスマートな大人の趣味を見た気がしました。
主催MINORU氏のイベントレポートはこちら
MORNING RIDE #5のレポート – Z400LTD.net