AUTOMOBILE COUNCILE 2018

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後輩R.Iの四輪旧車熱がここ最近で高まっている様子でした。Discovery Channelのレストア番組を気に入ってからというもの、元々あったクルマ好きに火がついてしまったようで、「クルマって詳しいですか?」と声をかけられてからは会うたびにクルマの話になります。あれが欲しいこれが欲しい、できれば旧車に乗りたい、やっぱり60年代の欧州車…と、だんだん雲行きが怪しくなってきました。

そんな折、いろいろな自動車番組を見ているうちにこのAUTOMOBILE COUNCILEの開催を知り、いろんな車を見る事ができそうなので参加したいとのことでした。私もCAR GRAPHIC誌でこのイベントの存在は知っていたものの、すこし縁遠く感じたこともあり、参加するには至っていませんでした。これは渡りに船、ということで幕張メッセまで足を延ばしてきました。

AUTOMOBILE COUNCIL | オートモビル カウンシル

 

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会場は幕張メッセを2~3区画使用する規模でした。思っていたより見応えがありそうです。そしてWebサイトの様子から薄々感じていましたが、我々庶民より上流の方々がターゲットのようで、他の展示イベントに比べて全体的にゆとりのある雰囲気になっています。

 

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そんな予感どおり、会場入っていきなりBENTLEYです。しかしむやみに高級車を並べているわけではなく、展示された車両の系譜を辿れるよう、歴代のモデルが並べられている点にエンスージアズムを感じます。

 

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一番奥に鎮座していた1929年式 Bentley 4 1/2Litre “Brower”の存在感は圧巻でした。そしてプライスタグにも圧巻…。隅々まで芸術品のような気高さと質感が感じられます。

 

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新型アルピーヌにとっては待ちかねていた展示でしょう。今回最も映える展示のひとつでした。二輪業界も往年の名車をリバイバルさせる潮流が強まっていますが、無闇に先祖の恩恵に与るわけではなく、きちんと現代流の解釈が形になっているモデルこそ魅力的だと思います。

 

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もちろん国産車も展示されています。トヨタは少しレトロに振りすぎていたところが個人的にはいまひとつでした。もう少し現代モデルにも寄ってほしかったですね。

 

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日産 1964年式セドリックスペシャル
東京オリンピックの聖火を運んだとのことで、重役にピッタリな貫禄です。

 

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三菱 1964年式コルトギャラン
フロントグリルがシブくて好きです。

 

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いすゞ 1966年式ベレット1500
最近いすゞの車が魅力的に見える病にかかりつつあります。

 

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日野 1967年式コンテッサ1500
仏車あたりのデザインを感じますね。60年代の自動車は欧米のデザインを日本流に解釈して落とし込んでいる?ものが多くて味わい深いですね。

 

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SUBARU フォレスター
奥の初代フォレスター懐かしいですね〜。個人的には愛好家の多い60〜70年代車より維持の難しい80〜90年代車をピックアップしてほしいです。

 

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HONDA レジェンド
しっかり初代から並べてくれたレジェンドはホンダのフラッグシップセダンです。しかし高級車づくりではあと一つブランド感の弱いこともあり、最近では少し影が薄い印象ですね…。

 

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個人的に最も魅力を感じたのがMAZDAのブースです。ファミリアから続くハッチバックモデルが展示され、行く先には最新のコンセプト 魁がスポットライトを浴びていました。コンセプトモデルのデザインの良さもさることながら、このようなモデル変遷の上に最新モデルがある、という流れが簡潔に示されていて感動しました。こういう展示はメーカー系博物館ではよく見ますが、この手のイベントではなかなかお目にかかれないのではないでしょうか。

 

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外国車の方が新旧並んで展示されていることが多かったですね。アストンマーチンの現行モデルはタイヤの扁平率がすごい…。

 

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国産メーカーブースから振り返ると、名車を展示した有名中古車ディーラーブースが並んでいました。雑誌やWebで見たことはあれど、現車を目の前にするとまた印象が変わりますね。

 

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誰もが知っている名車から、全然知らない車まで、博物館気分で見ていて飽きないです。しかし博物館と違うのは、これらの車両ほとんどにプライスカードが付いている事…。4ケタ万円は当たり前、5ケタ万円まで見ていると、だんだん金銭感覚が狂ってきて「えっ、これ700万なの?安くない?」などと訳の分からない会話をしてしまいます。

 

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その中でも引けを取らない日本車がGT-Rですね。旧車だけでなく、R32~R34型もすごい勢いで高騰しているようです。

 

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会場後半は車好きのためのグッズ販売ブースが並んでいました。ウェアからミニカー、当時の販促ポスターまで、ファンにはたまらないものでしょう。それほど知識のない私でもあれこれと手にとって楽しんでしまいました。

しかしそこは上流エンスージアスト向けの展示会…ミニカーひとつ見ても普段お目にかかれないような値札を見て丁寧に棚へお返しすることの繰り返しで、息子へのお土産を探すのに時間を使いました。

しかし普段縁遠いと感じるジャンルと距離が縮まるのがこのようなイベントの醍醐味ですから、ゆったりと楽しめたのは良かったと思います。こんな高嶺の花なんて見ても仕方ない!なんてつまらない事を考えず、時代を超えても枯れない魅力を味わうのもまた趣味の楽しみ方ではないでしょうか。

 

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今回、四輪エンスー向けイベントということで、会場の幕張メッセまではType1で行くことにしました。しかし週末の首都高を避けた車両で湾岸道路は流れが悪く、酷暑の中で油温の針が見たこともない位置まで上がってしまいました。

 

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それでも華氏温度で200℃くらいと考えれば、摂氏温度で100℃くらいでしょうか?高めではありますが、オーバーヒート症状も出ませんでしたし、許容範囲内と考えてよいのかもしれません。もっと油温が低くてもオーバーヒート症状が出た経験もありますから、一概に油温の絶対値だけで判断すべきではないのではと考えています。追加メーターもあれば便利ですが、どうしても気にして見てしまうので考えものかもしれませんね。