Vintage Caravan at 袖ヶ浦Forest Raceway

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夕暮れまで栃木の林道を走った翌日は、With Meが主催する走行会”Vintage Caravan”に参加するべく、袖ヶ浦フォレストスピードウェイへ行ってまいりました。

この走行会はサーキットイベントなどを運営する団体「With Me」が主催する耐久レースの一部の時間を使ってクラシック車両の走行枠を作ったもので、参加者が増えるほど参加費が安くなる「ワリカン方式」が魅力的です。今回はフルグリッド?の40台がエントリーした為、一人5000円の参加費になりました!受付開始は6:15、20分の走行枠を二本走り、正午前には解散というタイムスケジュールで、帰路のアクアライン渋滞を心配しなくていい事も地味に大きなポイントです。

 

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前日の遊び過ぎが祟って予定より1時間寝坊してしまいましたが、なんとか受付時間に遅れる事なく会場に到着しました。しかし天候はご覧の通りの雨で、予報はコロコロ変わり止んでくれそうにありません。初のフルウェットコンディションでの走行になりました。

 

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メインイベントの間借りなので?ピットスペースも少々手狭ですが、相変わらず博物館級の車両が勢揃いです。私もお世話になっているT.R.Companyさんの集まるピットの一角をお借りして準備をします。

 

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結局小雨の降るフルウェットのままコースインしました。ミーティングでは3コーナー、6〜7コーナー付近には大きな水たまりと、5コーナー手前には雨水が流れ出している箇所があるとの事なのでまずは安全第一で様子を見ることにします。

そんな一本目、勢い余ってかなり前列の方で出走してしまいましたが、二週目に入ってもベテランの皆さんもペースはあまり上げない模様です。これなら邪魔にならずに付いていけるかな?

1コーナーの進入でのブレーキングもそれほど怖さを感じず、2コーナーで加速、水たまりのある3コーナーはクリップを避けて大回り気味に立ち上がり…続く登り坂に向かってスロットルを大きく開くとリアが流れてしまいました。

普段なら慌ててしまうところですが、前日の林道ツーリングが効いているのか?意外にも冷静にコントロールしてクリアできました。車体の挙動が激しく変化するオフロードを走るとオンロードも上達する、と聞いたことがありますが、なるほどこういう事なのか?と少しだけ理解できた気がしました。

相変わらず登り坂からの4コーナーはラインのイメージが掴みづらいものの、5月に走った時より右往左往せずに走ることができました。やはり周りの皆さんはペースを上げないようで、6コーナーから7コーナーまではほぼ離されずに走れました。

5月の様子:
Festival of Sideway Trophy 2018-May | Scientist on the motor

 

そのまま最終コーナーへ入り、ホームストレートへの加速にかかるとリアの接地感がまた薄れてヒヤッとしました。進入時には若干の逆カントに見えましたが、出口でのスロットル開度は少し注意しなくてはいけないようです。ストレートの加速は気持ちよく伸びてくれて、6000回転まで静かに?吹け上がりました。前回走った時に6000回転まで回した時はもう少し苦しそうな印象でしたが、肌寒いくらいだったこの日、気温や湿度が燃調に影響していい具合になっていたのかもしれません。こういう情報をデータ化して蓄積していきたいですね。

その後インターバルを挟んで2本目の走行ではオイル処理跡を踏んで滑ってみたり、リジッド・ガーダー戦前車のはずのT.R.高橋社長にブチ抜かれたりするものの(意味がわからないですね)、先行車をパスする機会もあり、一本目より良いタイムを出す事ができました。

 

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とはいえ、フルウェットコンディションのこの日、多くのライダーはトラブルを避けるために本気のペースではなかったはずです。しかし雨の中とはいえ、LOCに出走する方々と一緒に走れた事はとても良い刺激になり、なんとか付いて行きたいという気持ちになりました。

ドライコンディションで走れる事を願って、次の走行機会を楽しみに待ちたいと思います。