以前から参加してみたかった空冷VWのイベント、いつも予定が合わずに縁がなかったのですが、Staginglane.net主催のVW Drug In.が10th Aniversaryということでツインリンクもてぎまで行ってまいりました。
照りつける日差しの中たどり着いたツインリンクもてぎの駐車場には色とりどりの空冷VW並んでいました。イベントなので当たり前かもしれませんが、普段こんなに並んでいるところを見ることはないので気分が盛り上がります。
Drugはオーバルコースで行われるので、今日は手前のロードコースを素通りです。ロードコースでは二輪の走行会?が行われているようでした。
オーバルコース横へと行くと先週のお店で見たようなレーシーな空冷VWが出番を待っていました。車両数ももちろん、それぞれのスタイルも多様で、眺めているだけであっという間に時間が過ぎてしまいます。
お世話になっているYさんのカルマンギア。いつもお店に置いてあるのを見ていますが、どちらかといえば派手な車両も多い中で大人な渋い雰囲気が魅力的でした。
競技としては単純に1/4マイルの速さを競うオーソドックスなドラッグレースもあれば、事前申請した自己タイムを基準にスタートタイミングをずらして競技するクラス、ノーマル車両で参加するクラスなど、様々なクラス分けがありました。
いいなと思ったのがそのノーマル車両クラスで、新規の参加者を増やすべく設定されているものかと思います。レースというと「練習しないと迷惑をかけてしまうかも…」とか「チューニングしてないのに出るのは…」なんて考えてしまいがちです。そんないつの間にか高くなってしまった敷居を取り払ったこのクラスには前回を上回る参加者が集まったそうです。
響くエキゾーストにコースを振り返ると予選が行われていました。参加者の方々はほとんどがナンバー付き車両であり、普段のストリート用サイレンサーからストレートエンドに替えているので、愛らしい外観からは想像し難い咆哮を奏でます。マフラーだけ変えただけでレーシーに見えますね。中でもゴリゴリにチューンされたクラスはバーンナウトして迫力抜群でした。可愛いのに速いってかっこいいですね。
カルマンギアかっこいい…
Drugを走るType2ってかわいいですね。
そんな車両の並んだピットは壮観です。レーサーももちろんかっこいいのですが、ストリートなルックスを残した車両がシブくて最高でした。様々なカスタムカルチャーのある空冷VWの中で、自分の好きな方向性を見つけるには、やはりこのようなイベントに足を運ぶのが一番のようです。
ピット横にはFlat 4をはじめとしたパーツ屋さんや、スワップミートブースもありました。あれもこれもと目移りしてしまいましたが、息子用にVWのTシャツを買いました。
競技がお昼休憩に入ったので私も食事を取ろうとコースから出ると「おーい!」と声をかけられました。空冷VW界隈に知人はいないはずなんですが?
振り返ると地元バイク仲間のWくんでした。今日ロードコースで行われていた二輪の走行枠で練習していたようです。珍しく四輪のイベントに来たはずなのに、いつも通り二輪のお手伝いをする事になりました。それにしてもこの気温の中で革ツナギを着ての走行は暑そうでした。夏は体力勝負ですね。
二輪も四輪も、乗った先に広がる文化を知ることで、愛車にもより深く接することができると思っています。乗り物趣味におけるモータースポーツはその最たる例ではないでしょうか。今年はサーキットで遊ぶことが増えそうな気がしています。