2017年7月 群馬長野一泊ツーリング

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梅雨も明けきらぬ7月の上旬ですが、今年もバイク仲間達と群馬、長野方面へ一泊ツーリングに行って参りました。

 

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何を考えているのか、前日は準備もしないまま19時ごろ寝落ちしてしまい、当日2時に起床していまいました。当日は関越道高坂SAに7:30集合だったので二度寝は危険です。準備をしてそのまま早めに出発することとし、6:30ごろには無事到着。

 

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梅雨らしくない良い天気に恵まれそうな週末とあって、下道も高速も早朝から交通量が多めでした。SAの駐輪場も早い時間からバイクだらけです。朝食を済ませている間に予定通り他メンバーも揃ったので次の集合場所へ移動。日差しの強さが完全に真夏でこの先が少々心配です…

 

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上信越道藤岡インターすぐ側の「道の駅ららん藤岡」にて群馬からのメンバーと合流。これだけの台数で走るのは久しぶりです。この時点で日陰のない屋外にいるのが辛いほどの陽気になっておりました。近くのスーパーで夕食の買い出しを済ませたら次の目的地に向けて出発です。

 

ドライブイン七輿

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買い出しをしたスーパーから10分ほど走ってドライブイン七輿に到着。群馬県といえば街道沿いに懐かしいドライブインが数多く現存していることで有名ですが、このドライブイン七輿もオートレストランのファンの間で愛される有名なスポットのようです。建物も良いヤレ具合ですね。

 

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店内はゲームセンターと自販機コーナー、さらにオリジナルグッズを売る売店がありました。自販機ブームな昨今、麺類の自販機への補充が始まると写真を撮るために人集りができますし(僕を含め)、自販機グッズを売る自販機まであります。ゲームコーナーの景品にも自販機グッズがありますが売店で普通に買えるのがよくわかりませんw

 

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次の中継地で昼食だと分かっているのについ食べてしまう魅力的な食べ物。ふにゃふにゃのパンに懐かしいチープさが昔の高速道路パーキングにあった自販機ハンバーガーを思い出させてくれます。自販機チャーシュー麺も美味しいらしいので、また来てみたいと思います。

ドライブイン七輿から県道200号→県道197号→県道10号→県道212号→県道217号…と、複雑なルートを繋いで移動。この辺まで来ると土地の起伏が大きくなりはじめ、急斜面を駆け上がると広大な畑が広がっていたりして、さすが地元民の組んだルートは走っていて飽きません。

 

お昼は蕎麦

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お昼は安中市の田舎やというお蕎麦やさんへ。立派な城壁のような塀に囲まれて、庭には蔵もあり、昔はかなり大きなお宅だったであろう建物でした。お目当の蕎麦は盛りがよくて、一瞬撃沈が頭をよぎりましたが、そこは蕎麦なので喉越し良くあっさりと完食できました。

 

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お蕎麦屋さんから出発するとすぐに妙義の山でした。この日初の峠道にテンション上がりますが、安全運転で中腹の駐車場まで駆け上がりました。山の上は多少風が抜けますが、それでも日差しが厳しくて、蹴飛ばされたとしても冷たい飲み物が欲しくなります。

妙義山を下り、国道254号を下仁田駅方面へ進んだら県道45号で南牧村を抜け、国道299号を経由して県道124号ぶどう峠へ。タフな峠道の前に温泉でひと休みすることになりました。

浜平温泉・しおじの湯 | 上野村

汗だくの中走ってくると、ひと風呂浴びて休憩するだけでだいぶ体力回復しますね。走ることに夢中になるうちに熱中症寸前だったメンバーもいたのでいいタイミングでした。

ここからは県道124号ぶどう峠を目指して1.5車線の道幅をひた走ります。路面は悪くないのですが、緑の深さにとにかくブラインドコーナーが多く、忘れた頃に対向車が来るので全く油断できませんでした。個人的には今回乗ってきたような大型より中排気量までのバイクで楽しみたいルートかなと思います。

 

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そんなぶどう峠で長野県に入ったらすぐに今日のお宿「長者の森」に到着です。

【公式サイト】長者の森(信州北相木村)公式サイト

 

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一日中走り回った割には皆さん夜も遅くまで体力と話題が尽きませんでした。

 

おはようございます

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翌日も朝から走行スケジュールがびっしりなので早起きして身支度です。お世話になった長者の森から県道124号を下り小海方面へ。国道141号沿いで人馬ともに燃料補給を済ませたら、国道299号で麦草峠へと駆け上がります。

標高が上がるにつれて霧のようなモヤがかかって、どんどん気温が下がって行くのを感じます。朝食を食べた国道沿いでは既に革ジャンをぶん投げたくなるくらい暑かったですが、峠付近ではその革ジャンが心強く感じました。頂上付近は観光地だけあって交通量も多めでしたが、路面も補修されていて走りやすかったです。

 

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蓼科側まで下りてきてちょっとひと休み。茅野方面から帰路につくメンバーを見送ったら、さらにビーナスライン方面へ進みます。僕は昨晩の寝不足もあって、この時点で結構満足でしたが皆さんまだまだ走り足りない様子です。好きですねー。

 

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まだ交通量の増える前に白樺高原、車山高原と走り、霧ヶ峰までやってきました。前回1人で来た時は山肌も新芽が出る前で茶色く、気温も寒いくらいでしたが、すっかりソフトクリームが美味しい季節になっておりました。車山高原の青々とした山が眩しく、駐車場は我々のようにツーリングに来たバイクで溢れていました。

 

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美ヶ原高原美術館まで登るとまた曇り始めて、気温も下がりました。道の駅の駐車場はやはりバイクだらけです。この辺で群馬方面へ向かうメンバーと別れて帰路につくことにしました。早めに高速に乗らないと中央道の鬼渋滞に巻き込まれる事になります。

 

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ビーナスラインを少し下りて、国道142号で岡谷ICから長野道→中央道へ。夏の日差しに熱された盆地の空気を全身で浴びながら東へと進みますが…

 

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やはりお約束の小仏トンネルから大渋滞にはまってしまいました。ほとんど進まない上に車と自分のバイクからの排熱で汗だくになってしまったので、談合坂SAでしばしの作戦会議の上、上野原から下道で帰る事に。同じように渋滞から逃れた車で混み合う甲州街道、いつもなら朝の気持ちいい時間に走る大垂水峠を暗闇の中走り抜け、ようやく八王子の灯りが見える頃、このツーリングの走行距離は500kmを超えておりました。

気の置けない仲間同志とはいえ、久しぶりのマスツーリングで緊張しましたが、時間を忘れて走れました。いつも1人で走っていると賑やかなツーリングは刺激的ですね。また皆さんと楽しく走れるよう、毎週末欠かさず朝駆けに励みたいと思います。

 

ラビット日記2017年7月

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夏のような天気が続くものの、なかなか梅雨明けが発表されない関東地方。息子が産まれてからは洗濯の回数が増えて、ちょっと天気の悪い日が続いてしまうと部屋干しが追いつかなくなってしまいます。

そんな時に近所のコインランドリーまで頼りになるのがラビット。いつも行先がスーパーやらクリーニング屋やらで、完全に生活の足としてのポジションですが、そもそもそういう用途のバイクですから彼も喜んでくれているはずです。

しかし先月の記事にも書いたように、スロットル高開度時にゴボつく症状を抱えているラビット氏。燃調かな?とも思いましたが、そもそも症状の発生にばらつきがあるので、状況把握を兼ねて涼しくなった都内へと夜走りに行ってきました。

 

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交通量の減った夜の街道へ繰り出して、スロットルを思いっきり開けて走ってみました。すると初めは詰まったようにゴボゴボ言っていましたが、しばらく走ると「ビィーーーン」と気持ち良く回ってくれるようになりました。エンジンが回るようになり最高速も上がりましたが、マフラーからは大量の白煙がモウモウと上がり、周りの車からは何事かと思われたことでしょう…。すみません50年以上前の乗り物なんです。

というわけでスロットル高開度時のゴボつき現象は、マフラー内のカーボン?詰まりが原因だったようです。普段のお使い程度の走行距離ではスロットルもそれほど開けませんし、住宅街の裏道ばかりなのでスピードを出す場面もほとんどありませんでした。その間にカーボンやら何やらが溜まってしまったのかもしれません。

某ラビット通の方によると、マフラー詰まりはバーナーで炙ったり焚き火に放り込んだりして中身の詰まりを焼き切るんだそうですが、相当な白煙が上がるそうで、都市部ではまず無理でしょうとのこと。やはり定期的に幹線道路に繰り出して元気に走らせてあげるのが一番簡単なメンテナンス法のようです。

 

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一度調子が良くなるとついつい乗ってしまうのがバイク乗りの性ということで、平日の夜から都内を徘徊してきました。今まで近所の路地ばかり走っていましたが、こうして都市部を走ると意外とキビキビ走ってくれて楽しいです。我が家の乗り物ラインナップの中で、東京の街中を走るのはラビットが一番いい気がしてきました。

というわけで課題のひとつであったスロットルゴボつき現象はマフラー詰まりという原因により解消としました。あとはスロットルケーブルの調整、交換?とフロントブレーキのタッチが極悪なのを改善するのが目下の課題でしょうか。また時間を見つけて少しずつ改善していけたらいいなと思います。

 

R100RS 盛夏の前にアンダーカウル取り外し

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R100RSのアイデンティティとも言える大きなカウル。乗車すればライダーの全身を覆い、高速走行時でもその防風性能により内部はほぼ無風状態であることから、冬でもほとんど寒さを感じる事なくロングツーリングを楽しめるという最強の防具であります。しかし何事も長所と短所は表裏一体。風を感じず暖かいという事は、夏のカウル内は灼熱地獄になるのです。

先日の湘南方面へ走った週末ツーリングでも、街中の渋滞では熱中症になる程の暑さを感じました。次回に予定されているロングツーリングでは同じ轍を踏まぬよう、重い腰を上げて着脱可能なカウルの下半分を取り外す作業を行ったので記録しておきます。

 

まずはサイレンサーから

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重い腰、と書いたように、この着脱作業はそこそこの作業量なのです。しかも大体が暑くて我慢できなくなる時期にやるもんだから作業に対して良いイメージがありません。まずはサイレンサーから順に排気系を分解していきます。サスペンション側は工具が届きづらいと思いますが、エクステンションがあればなんとかなります。

 

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次にエキパイとサイレンサーの間の触媒ボックス?も接続を緩めて抜いていきます。まずはサイレンサー側から。

 

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エキパイ側も同じ六角穴ボルトの金属バンドで締めてあります。触媒ボックスは取り外しにくいですが、左右に揺すると少しずつ外れてくれるはずです。ここまで外した状態でエンジン掛けるといい音するんだろうなあ、という誘惑に負けぬよう作業を進めましょう。

 

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エキパイのフランジナットは専用工具が必要になります。ヤフオクや輸入屋さんで売っているのを買ってきました。固く締まっている場合はプラスチックハンマーで叩きながら少しずつ緩めていくのがいいと思います。力ずくで作業してシリンダーのネジ山がカジると大惨事です。

 

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ようやくカウル本体に着手です。まずは下段中央部分を固定している+ネジを外していきます。全て外すと下段中央部が外れてエンジン本体とオイルクーラーが出てきます。

 

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カウルの内側も+ネジで固定されているので外していきます。僕はいつもここでネジを落として捜索するハメになるので、落とさないように気をつけましょう。

 

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フレームから伸びるステーにはボルトとナットで固定されているので、これも一旦外します。

 

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さらにカウルはシリンダー下にあるステーにも固定されているので、ここも外します。

 

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これで横カウルが自由になりました。しかしこのままでは抜けないので、エンジンガードも取り外す必要があります。ちょっとした加工とかで知恵の輪的に取り外せたらいいなと思うのですが、いまのところ知識もアイデアもないので手を動かすことにします。

 

エンジンガードも取り外します

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エンジンガード上側のボルトから外していきます。ここは13mmなので、僕はいつも車載工具のスパナを使ってます。ちゃんとした工具買いに行きたい…

 

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エンジンガード内側の狭いところにももう一本13mmがあるのでこれも外すと、エンジンガードを上側で固定しているステーが外れます。

 

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エンジンガード下側は六角穴ボルトと…

 

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19mmのエンジンマウントボルトに固定されています。エンジンマウントボルトにはさっき外したカウルのステーと、サイドスタンドが一緒に固定されているので、カウルステーは取り外し、サイドスタンドは元どおりの角度に戻してから締めておきましょう。この二本を外すとエンジンガードが外れ、めでたく横カウルが外れるようになります。

 

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ここまででようやくトップ画像の状態まできました。これで左半分の取り外し作業終了。右半分もほぼ同様に作業できますが、エンジンガード下側にオイルフィルターがあって少し作業がし辛いです。ですが特に特殊な工具は要らずに作業できますので詳細は割愛します。

 

元に戻しましょう

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まずはエンジンガードから逆の手順で元通りに取り付けます。先に上側のステーを仮止めして、位置を調整してから下側のステーを取り付けていくのが良かったと思います。

 

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次にエキパイの取り付けですが、このフランジナットが熱でかじりつくとシリンダーごとの補修となり大変なことになるそうです。一般的に金属のかじりつきは高熱のかかる場所で起きやすいとされていますので、かじりつき防止の為にこのようなスレッドコンパウンドを塗ってから締めていくようにしています。毎シーズンの脱着でも今のところ固着せず、取り外しに苦労することもなくなるので欠かせません。

 

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フランジナットのネジ山以外にも、エンジン近くの熱がかかりそうなボルトにはスレッドコンパウンドを塗るようにしています。一般的にはスパークプラグネジ山のかじり防止に塗ることが多いみたいですね。

 

というわけで完成しました

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初めて作業した時のめんどくさい印象で半日くらいかかりそうなイメージでしたが、blog用の写真を撮りながらでも1時間半ほどで終わりました。もっと慣れれば1時間くらいでできるかもしれません。

たかがカウルの下半分、と思われるかもしれませんが、スネからヒザに風が抜けるだけでずいぶん快適になります。この仕様にしても最後まで辛いのは目の前にシリンダーがある爪先ですね。真夏は暑すぎて爪先の感覚がなくなることがありました。ともあれ、これで暑い真夏にむけてわずかながらの準備ができましたので、今年の夏も時間を見つけて走らせていきたいと思います。

 

そういえば

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先日からのフロントブレーキ引っかかりの問題は、バッドを固定するバネ板が外れてローターに当たっていたのが原因でした。今回はいつもお世話になっているプロに診てもらってしまいましたが、目視で確認できるあまりに簡単な原因でしたので、今後は自分で簡単な点検ぐらいできるようならないとな、と思いました。

 

2017年7月 週末朝駆けツーリング-1(道志〜山中湖〜ヤビツ峠)

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元々雨の予報だった週末でしたが、次第に予報が好転して曇りマークになったため、これはチャンスと今週末も走ることにしました。先週は湘南方面、先々週は秩父から奥多摩ルートだったので、できるだけ走っていないルートを走りたいところですが、簡単に思いつく場所はそろそろ走り尽くした感があります。

そこでヒントになったのが先日の富士スピードウェイの帰り道。Googleのナビは走りやすさ度外視で効率重視のルートを選ぶ事が多いですが、その時も東名の渋滞を避けて、小山町から山中湖へ峠越え、道志へ繋ぐストイックルートでした。ところが実際走ってみると小山町から山中湖へ繋ぐ峠は道幅も狭くなく、ツーリングルートに組み込んでみてもいいなと思ったのでした。

というわけで今週は大垂水峠から道志みち経由で山中湖、山中湖から山梨/神奈川/静岡県道730(147)号線で静岡県小山町へ、国道246でヤビツ峠から宮ヶ瀬ダムへ向かうルートとしました。

 

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というわけで最寄りPAより中央道に乗り、石川PAへ。自宅を出る時点で少し降っていましたが、そんなひどい雨にはならないだろうと走り出しました。珍しい思い切りの良さが裏目に出たのか石川PAに着く頃には普通にバシャバシャと降ってきました。慌てて確認した雨雲レーダーからは北関東を中心に結構な雨になりそうな雰囲気です。どうしよう…

 

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悩んでいると今回のゲストのM君が来てくれました。外装オールペンしたばかりのピカピカな車体でこんな雨の中走ることになってしまって申し訳ない。

前の晩に連絡をくれての参加であまり寝れていないであろう中、ここまで結構降られているはず。ここで中止して引き返そうか?と聞くと「もうちょっとで雨雲が流れて抜けますよ!」との男気あるお言葉。確かにレーダーを見る限り南関東はそれほど雨雲がかからなそうだし、折角なので行けるところまで行ってみることにしました。

 

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前回の反省を生かし、中央道から大垂水峠までは圏央道で高速移動。大垂水峠の後は相模湖駅まで行かずに県道515→517号線で道志みちへ繋ぎました。ルート的にはだいぶ効率良くなるのですが、こんな降ったり止んだりの天気なので、プレジャーフォレストからの517号線が暗くて狭くてちょっと怖いですね。

前回の様子:2017年6月週末ツーリング1(大垂水峠〜道志)

いつもバイクで溢れかえる道志みちのコンビニも、今日は我々以外に一台だけで静まり返っておりました。いつもは腕自慢の方々でイリーガルトロフィー状態の道志も、この天気では静かな田舎道です。

 

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天気の方は時折シールドに雨粒が当たる程度でほとんど降られていませんでした。山中湖畔のガソリンスタンドで給油する頃には晴れ間が見えるほど。なんだ全然降られないじゃん!と勝ち誇ったような気分で湖畔をひと周り。平野の浜で余裕の撮影会をしていると、待っていたかの様に暗くなった空から大粒の雨が降り始め、慌てて逃げ出しました。

湖畔からは県道730号線をパノラマ台方面へ走り、そのまま峠越えになります。標高のある山中湖側から小山町へ向かう場合は下りがメインです。幸い雨は小降りから止み始めましたが、路面はしっかりウェットな上に滑り止めの凸凹加工があってだいぶ気を遣う走行になりました。傾斜が10%程度と結構あるので、重量のあるバイクだとちょっと疲れるかもしれません…(疲れました)。今度来るときは天気のいいときに逆側(小山町側)から走ってみたいですね。

 

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小山町から国道246号線で秦野市のヤビツ峠へ向かいますが、この時点での時刻が9:00。土曜日なので交通量が増えてきて、流れの悪い中ノロノロと走る事になってしまいました。先週の湘南と同様、朝の通勤通学時間帯の主要国道はできるだけ避けるべきですね。いい感じに体力をもっていかれてしまったので、峠越えの前に休憩。

「神奈川といえばヤビツ峠!」という訳のわからない意気込みで7年くらい前に初めて走り、あまりのストイックさにもう二度と来るまいと思ったこのヤビツ峠。あれから月日が流れ、路面が整備されたり僕の感性が変わっていたりして楽しめたりしないかな?と淡い期待を抱いてやって参りましたが、ほとんど何も変わっておりませんでした…。

相変わらず細くて荒い路面に、ミラーのないプライドコーナー多数。「ここって対向車来たら終わりだよね」って箇所が未だにたくさんあります。それに加え自転車乗りの方々には人気の峠なのか、自転車の交通量が多く、パスに気を遣います。

強いて良い所を挙げれば、安全マージンの取り方の反復練習ができる、運転に対する緊張感の持続力を鍛えられる。四万十川流域の様な険道の雰囲気を味わえる。という点でしょうか。相変わらずひたすらストイックな峠でした。

 

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ヤビツ峠を抜けて、宮ヶ瀬ダムを望む鳥居原ふれあいの館でようやく一息。狭くて暗い峠道から湖沿いのパッと開けた道に出た時の安心感はこのルートならでは?かもしれません。いつもは地元のバイクが集まるらしいこの駐車場も道志みち同様、我々以外に数台のバイクを数えるのみでした。

お昼前には国道412号線から相模原ICで圏央道に乗り、中央道から帰宅しました。今回はタイトな峠が多いのと246号線の混雑で気力体力を奪われてしまいました。これなら素直に奥多摩方面が良かったかなとも思いましたが、それはそれでしっかり降られる事になったでしょうから、今回はあまり降られなかっただけ良かった事にしましょう。250km、8時間半のツーリングでした。

空冷ビートル シートベルトとエンジンオイル交換

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空冷ビートルはある年式(恐らく70年代)までシートベルトが巻き取り式ではありません。任意の長さに調節した後はフックに引っ掛けておく収納方法になります。初めて乗った時は「えー!すげー!古いクルマってこんななんだー!」なんて感動すらしましたが、旧車雰囲気の向上だけで快適性には寄与しません…。

そもそも僕のビートルが登録された1974年では運転席、助手席ともに二点式ベルトのみの義務だったとの事ですが、三点式シートベルトはオプション扱いだったのでしょうか?

■シートベルトを再確認! : Today’s FLAT4

 

外装、内装ともに年式がわからなくなるほど手の入った車両なので、今装着されているシートベルトが年式に即したものなのかはわかりませんが、これをうっかり衝動買いしてしまった巻き取り式に交換しました。

 

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交換自体は簡単で、ピラーに固定されている三角カバーをマイナスドライバーなどで開けるとナットが出てきますのでこれを取り外し、シート下にある固定ナットを外せば簡単に取り外せます。取り付けはその逆ですが、巻き取り式の場合は巻き取り機が結構存在感ありますね。

 

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交換前の非巻き取り式が上、交換後の巻き取り機が下になるんですが、非巻き取り式のが年式が新しいという…。ヤナセのオプションパーツとしては同時に両方製造していたということなんでしょうか?

 

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というわけで運転席側だけ交換してみました。スルスルと引き出せて巻き取ってくれて大変便利ですが、やはり少しだけ味気なさも感じますね。助手席側は引き続きクラシックな(不便な)雰囲気を楽しんでいただくために、あえて非巻き取り式のままにしてあります笑。あとはチャイルドシート取り付けとの相性ですが、それについてはまた後で検討ですね。

 

そろそろエンジンオイル交換

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あっという間に前回のエンジンオイル交換から半年が過ぎてしまったので、いつもの山田自動車商会さんにエンジンオイル交換をお願いしました。

前回のオイル交換から距離にして1150km…やはりオイル交換は距離目安より期間目安が先に来てしまいますね。バイクと競合関係なので走行距離はなかなか伸びませんが、ぼちぼちとマイペースで楽しんでいきたいと思います。