依然として収納の苦しいW650。革バッグ、海外ブランドの大型サイドパニアなどいろいろ見比べた結果、去年の岩間ミーティングで心奪われた旭風防のチャンピオンバッグの購入を決定しました。他のパニアや、革バッグに比べたら全然安いので新品を買ってしまっても良かったのですが、丁度良い出物がヤフオクに出ていたので落札。無骨なスタイルも魅力ですが、他のW650用サイドパニアに比べると横幅が控えめなのも良いところです。
しかし欠点として金属パーツのメッキが甘いのか、結構な勢いで錆が発生するようです。
というわけで、まずは下ごしらえ
全体的に綺麗な落札品でしたが、バラして隅々まで見てみるとちょこちょこ錆が見つかり、平日の夜は錆取りが続きました。しかしただ磨いただけじゃあまた錆びてくるでしょ?折角磨いたんだから錆びにくいようにしたいよね!
というわけで購入したのがこの「Noxudol242」。見ての通り防錆塗料です。防錆塗料って言うとシャシーブラックとか思いつくけど、色ついちゃうのはイヤなので、クリアな塗料を探しました。そして、塗装作業をベランダでやりたいので無溶剤タイプが望ましい。ネットで見つけてからホームセンター・カー用品店を数件回ったのですが全く見つからず、結局日本代理店から直接購入しました。(その後Noxdol242は販売終了した模様です)
こんな感じで作業。懸念された臭気については無溶剤タイプを選んだおかげでほぼ無し。過去の俺のバイク弄り史においてここまで準備ができていたことがあっただろうか…これは何か落とし穴の予感。
吹きつけたところが泡立ったままじゃねえか・・・。この防錆材、空気中で固化するプラスチック材を無溶剤で吹き付けているので、泡が立ってもなかなか消えてくれないのです・・・。立てかけて端の方に流れるように仕向けても、今度は端でつららみたいに固まるし。折角クリアで無溶剤を見つけたのに、僕の技量では使いこなすことができませんでした。
本来なら、蓮コラみたいにボコボコになった表面を修正してから取り付けに移りたいところですが、そんな悠長な事してるとまたGWのツーリングに間に合わないなんて事になりますので、ブツブツの処理は後でゆっくりすることにしましょう。(去年のGW前は純正リアキャリアを取り付けるのが億劫で九州ツーリングに間に合わなかったという経緯があります)
取り付けましょう
チャンピオンバッグのステーは他のキャリア同様、リアサス上部のボルトを利用した固定になります。まずは下の固定ボルトから外します。
が、
ステーのねじ穴が小さくて入らないぞ…どうすんだよネジ穴ドリルで広げるのか?
とおもったら僕の勘違いでした。きちんと延長用のボルトがありました。個人売買では説明書のない手探り作業ならではのスリルを楽しめます。
ステーはこんな感じでリアフェンダーを囲むような格好になります。この辺が他のサイドケースとかと違って、格好いいところ。
移設前のリアウィンカー穴を利用して、メインステーをサポートするサブステーを取り付け。説明書無いから正しいかわからないけど、ここしか考えられない。ちなみにボルトはリアフェンダーを落とさないと通せませんでした。ちと手間。
ステーが固定できたら、あとはハコを取り付けるだけです。
完成!
できたー!!なんという一体感…。まるで純正品。
確かに、この写真で見ると相当張り出してるように見えますね。実際は純正のハンドル幅くらいのイメージかな?どちらにせよ、車幅には今まで以上に気をつけなきゃいけなくなりそうですね。渋滞するとこ行きたくねえな。
箱はボルト2本で意外と簡単な固定…。こりゃあんまり重さのある物は入れない方が良いかもしれませんね。耐荷重ってどっかに情報ないかな。と、若干の不安はありますが、試しに荷物積んでフラフラしてきたところ、たったこれだけの積載スペースでも便利すぎて鼻血がでました。
これで積載系パーツは完成。この仕様でまた寒くなるまで走りまくって、車検通したらハンドル周りとステップに着手する予定でございます。