「今月レース出っからお手伝いさんよろしく!」と地元バイク仲間のW君より連絡がありました。学生時代〜働き始めた頃は完全に国産旧車趣味の彼でしたが、いつの間にかサーキット競技志向になっており、数年のブランクを経て再度ロードレースにチャレンジするとの事でした。
栃木県は日光サーキットと、決して近くない距離ですが、Morning Rideに少しだけ顔を出した後でお手伝いに行ってまいりました。
到着してみて驚いたのは参加者数の多さ。ローカルな草レースと聞いていたので、それほど大きな規模ではないだろうと勝手に想像していましたが、様々なクラスに多くの参加があり、駐車場は参加者でびっしりでした。
W君の陣地に到着。3月に行ったモーターサイクルショーの後で早速購入したという最新型のCBR250RRで「CBR250R Dream cup」というクラスに参戦するとの事です。ただでさえ攻撃的でスポーティなデザインの車両ですが、灯火類の装備されない競技専用車両は一層ストイックな雰囲気です。
よく見たらこのステッカー、母校の校章と学生寮の名前をうまく使ってデザインしてありました!後からやってきた学生時代のバイク仲間達にもバカうけです。実はこっそりと同じような事考えてたのですが先を越されてしまいました…
まずは受付やら車検へ。装具のチェックはなかったけど、問題なく車検もクリア。
予選の前に練習走行の時間がありました。このバイクで走るのは2、3回目だというW君、タイヤウォーマーを備えた方々に比べ、タイヤが温まるまでに時間がかかってしまうのが辛いようです。朝方まで降っていた雨で路面も完全にドライではないようで、他のクラスでは転倒もあったりと難しそう。
この日行われている「日光チャレンジロードレース」ではW君が出走する「CBR250R Dream Cup」以外にも250cc単気筒ならなんでもあり?なクラスや、2気筒クラス、90ccくらいまでのクラスなど、小〜中排気量車を中心に多くの走行クラスに別れていました。タイムスケジュールもびっしりと走行枠で埋まっているので、待ち時間も飽きずに過ごせます。
そんなうちに予選が開始しました。周りはこのサーキットを走り込んでいる常連さんばかり。観てる側としては結果を出して欲しいのも山々ですが、彼としてはトラブルなくサーキットとマシンに慣れるのが今回の目的のようです。友人親子も応援に駆けつけてみんなで観戦。わんぱく盛りの子供達は「すげー!おれもバイクのりたい!」と興味を持ってくれたみたいです。
予選の結果は真ん中から少し下あたりのポジションでしたが、サーキットにもマシンにも慣れてない中ですから大したもんですね〜。
サイティングラップを終えて一斉にスタート!いつも観ている筑波や富士と比べると規模は違いますが、スタート前の緊張感は同じですね。途中、他の選手の転倒もありましたが無事に走りきって帰還してくれました。
「いやー全然乗れてねーよー」と苦笑いのW君でしたが、次回は来月だからよろしく!とシリーズフル参戦を目指す様子。ちょっと遠い会場が多いのでお手伝いフル参戦は難しいかもしれませんが、学生時代のバイク仲間で集まってわいわいと応援するのも楽しいですし、また次回を楽しみにしたいと思います。