季節はいよいよ夏真っ盛りです。バイク仲間のS.Mくんから誘われて、K.Mくんと一緒にヴィンテージモトクロス(VMX)に参加してきました。
このA.C.T.Sというオフロードイベントは、数年前に別のチームの車両で走行させていただいたことがありました。その昔はオフロード車(XLR250R)に乗っていたくせにオフロード経験ゼロだった私は、オフロードコースでの操作性の難しさと非日常を大変楽しませてもらいました。
その時の様子:DIRT A.C.T.S.UNION VINTAGE MX MEETING 2012
今回は体験ではなくチームメンバーとしての参加ですから、他のメンバーに迷惑をかけないよう気をつけないといけません。特に前回乗らせてもらったホンダの4ストエンジンとは違い、 スズキのK90を改造した2ストビジネスオフロードは、無茶をすればエンジン焼き付きの可能性もあります。
夏らしい天気に恵まれ、これでもかと集まったエントラントと車両の渦中でスタート待ちで す。ピリピリとした勝負というより、楽しい運動会という雰囲気ですね。
しかしそんな楽しい運動会の雰囲気も長くは続かず、メインメンバーのS.MくんとYくんが早々に熱中症でダウンしてしまいました。始動ブランクの長かったK90の試走とセッティングに時間をかけてもらったので、そこで体力を奪われてしまったようです。隣のテントでも顔を真っ青にして地面に横たわる人がいたりと、夏のお祭り雰囲気の一方ではその暑さの犠牲者が出始めておりました。
肝心の走行は、軽量な車体にワンオフ?チャンバーによるパワーのお陰で実に楽しく走る事ができました。ライダーの問題により積極的な技術介入はありませんでしたが、非日常的な雰囲気の中で、軽快なエンジンと車両を乗り回すことが面白くないわけがありませんでした。
途中でK.Mくんの若さに頼って長めの休憩をとった場面もありましたが、なんと約50台中28位という好成績?を残す事ができました!一日中走り回って、表彰式のある夕方には体力的にボロボロでしたが、走りきった気分はとても清々しいものでした。これまでレースと聞くと順位争いをしてピリピリとした雰囲気を思い浮かべてしまいましたが、こんな雰囲気で楽しめるものもあるのだなと感動しました。