Raleigh CLSで行く春の栃木ツーリング(3)

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これまでの記事はこちら:
Raleigh CLSで行く春の栃木ツーリング(1) | Scientist on the motor
Raleigh CLSで行く春の栃木ツーリング(2) | Scientist on the motor

 

7:00 栃木県宇都宮市

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学生時代に泊まり慣れた友人宅で起床。この部屋で起きる度にあの頃に戻るような気がして朝からしんみりしてしまいそうになります。名残惜しいところですがさっさとタイヤに空気を入れて出発しましょう。朝の空気が大変気持ち良いです。

 

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友人宅から懐かしい道を南進し、国道121号へ。あとはひたすらこの道を進むだけで益子町に到着してしまうという大変分かりやすいルートです。距離にして片道30kmくらいと、日帰りポタリングにはぴったりの距離。しかし少々のアップダウンがあったりする上、なんだかんだここ2日間の疲れが蓄積されているようで、目的地到着前に友人に大きく引き離される始末…。誰かと出かけるには迷惑かけないように練習しないとまずいかもしれないですね。

 

10:00 益子陶器市

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益子の陶器市に初めて来たのは2011年の11月でしたので結構久しぶりです。相変わらずこの手のジャンルに造詣のない私ですが、単純に見ているだけで楽しめるので問題ありません。気持ちの良い天気に誘われて朝早くから結構な混雑です。

 

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まずは友人の馴染みの作家さんのところへ。何度も通っている彼はいろんなところに知人がいるようです。すげえなあ。

 

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無骨で固そうな素材感なのに軟らかい曲線で作られているところが魅力的なんだと勝手に解釈しておりますが如何でしょうか。同じような器でも少しずつ全部違う。「こういうのは直感と縁だからね~」とは友人の弁。どこかで聞いた事ある言葉だと思ったら旧車選びと一緒ですね。あと大切なのは勢いと残高かな。

 

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益子焼といえば肉厚で有機的、暖かみがあるような物が多いですが、私はどちらかというとさっぱりして金属っぽいというか、ソリッドな材質感の中に軟らかい雰囲気のある焼き物に惹かれる事が多いです。何言ってるか良くわかりませんね。

 

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っていう視点でいくと城田渚さんの作風はお気に入りのひとつです。officialなWebサイトなどはないようですが、オンラインで売ってくれるお店はあるみたいです。

城田 渚さんの器   <土のもの> – a r i a i  - online store –

 

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この「生きものハウス」の存在感。

 

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陶メカオブジェの方も来てました。相変わらず独特な世界観に圧倒されます。
土から生まれる |メカオブジェ

 

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陶器プラスアルファでコケ玉なんておしゃれなものもありました。

 

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しかしいい天気、そしてすごい人混み。茂木もそうだけど、都内からのアクセス悪いのにみんなよく来るよなあ。元県民として地元が盛り上がってくれるのは嬉しい限りです。

 

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歩き疲れたし、陶器見すぎて眼がバグってきたので古道具屋へ寄り道します。

 

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全体的に良いお値段だけど、品数が多いので見ていて飽きません。いろんな人の影響で私の趣味趣向も随分変わったものです。

 

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ボーンって鳴る古い柱時計とか憧れるんですが、大昔から時を刻み続けてきた時計とか仏壇並みにいろんな念が篭ってそうで、今ひとつ踏み出せないでいます。どこのお店で見てもお値段は驚く程じゃなかったりするのですが…。

 

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益子は古道具屋も何軒かあるので陶器市の合間に2軒目へはしご。

 

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どいつもこいつも魅力的であるが故に良い値段を提げています。

 

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などとダラダラやっているといつの間にか帰路を気にする時間になってしまいました。楽しい時間が過ぎるのは本当に早い。

当初は友人と再び宇都宮市に自転車で戻り、東北新幹線で東京まで輪行、東京から川崎まで自転車という帰路を考えておりましたが、3日間の自転車移動に加えて今日の益子散策により私の足腰は限界にきておりました。男なら気合い入れて初志を貫け!と思わない訳ではないのですが、素直に益子駅から列車で帰る事にしました。無理しても楽しくないしね!

 

14:30 真岡鐵道 益子駅

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というわけで真岡鐵道の益子駅に到着しました。真岡鐵道は茨城県の下館駅から栃木県の茂木町を結ぶ路線でございます。

 

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駅の隅っこでフロントタイヤ外して輪行袋に詰めます。実家で散々練習してきたからちゃんとできるはず!

 

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やっぱりフロントタイヤ外しただけの輪行はデカすぎますね。列車内の持ち込みについて、一応サイズによる規制はないとの事ですが、あまりに大きい場合は普通に他の乗客の迷惑になってしまいますのでもっとコンパクトに収納する方法を検討しなければなりません(デカすぎる場合は駅員さんの乗車拒否が出る場合もあるそうです)。

フェンダーレスなロードバイクならリアも外してコンパクトになりそうですが、フェンダー外すのもランドナーの風情がなくなりそうです。あとはフレームを分割できるデモンタブル加工なんてのもできるみたいですが大変お金がかかりそうです。まずはリアタイア外してどうかって感じでしょうか。今後の課題ですね。

 

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散々世話になった友人と別れ、次の列車に乗ろうとホームで待つ事数分、どうも駅に人が多いと思ったら、SLが入ってきました。折角なのでこれに乗りましょうということで、通常の乗車券の他にSL乗車券を購入。バカでかい荷物に訝しげな視線を集めながら邪魔にならぬよう客車最後尾のスペースに乗り込みました。

 

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客車内は意外と普通な感じですが、移動ではなく乗るのが目的の人がたくさんいるので普通の列車と違った雰囲気です。

 

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長閑な春の沿線風景を楽しみながらのんびり走る感じが心地良いです。

 

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途中、真岡鐵道の本社がある真岡駅には長めに停車しました。俺もゆっくり写真撮りたいなとホームに出てきましたがすげえ人だらけ。人気ですね。

 

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汽笛サービスもありました。小さい男の子なんかには抜群にウケますよね。

 

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機関室で石炭を焼べるところも見せてもらえました。蒸気機関のこの雰囲気カッコいいよなあ。

 

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煙を残して駅から駅へ。駅や線路沿いにはSLを見に来た人がたくさんいました。

 

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真岡鐵道で茨城県の下館駅へ、下館駅からJR水戸線で栃木県の小山駅に向かい、宇都宮線のホームで一休み。宇都宮線から湘南新宿ラインで武蔵小杉から南武線で川崎駅としました。邪魔にならないようにグリーン車に乗りましたけど、やっぱりスペース取りすぎなので輪行の方法には再考が必要です。

 

20:00 川崎駅

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武蔵小杉で横須賀線ホームから南武線の乗り換えが遠すぎて泣きそうになりましたが、無事川崎駅に到着しました。往路で無理した割にはあっさりと電車を使った帰路になってしまいましたが、久しぶりに旅した感覚を覚えられたのと、いろいろ経験できたので大変満足な3日間・約190kmでした。

体力的にも知識的にも足りない部分が多くありますが、オートバイ旅行では見落としてしまいそうな風景や感動を得られるような自転車旅行ができるように少しずつ経験を積んで、細く長く付き合える趣味にしたいなと考えています。

 

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