W1SA-旅の補修とサーキット走行準備

4日間にわたるロングツーリングお疲れさまでした、ということで次のサーキット走行へ向けて準備していくことにします。50年前のオートバイをこき使い過ぎな気もしますが、せっかく現代まで引き継がれた貴重な車両ですから、とことん使い倒すのが礼儀というものです?

実はツーリング中にフューエルキャップの内蓋が緩んで、ロックできない事案が発生していました。万能補修素材で応急処置をしたので走ることはできましたが、こんなところまで振動の影響が出るんだから旧車はたまらないです。

内蓋の内部中心にあるボルトが緩んでしまったのが原因でしたので、内蓋を分解して固定し直しました。ゴム製パッキンもそろそろ寿命です。でもまだ使います。

各ボルトを締め直したら元通りキャップをロックできるようになりました!ヨシ!!

続いてエンジンオイル交換。流石に真っ黒です。本当は暖気してから抜きたいところですが、平日夜の住宅街で始動したらご近所付き合い終了なので、冷間で抜きます。

その代わりきちんとオイルパンまで清掃します。ここにドレンを付ける事も考えましたが、外して洗浄するのもそんな手間ではないので保留にしています。もちろんオイルタンク内のフィルターも洗浄しました。

前回のLOCの際、車検で「オイルパンのボルトにもワイヤリングしなさい」とのご指摘を受けたので、ワイヤーロックできるキャップボルトを探して交換しました。ミスミの通販サイトで購入できました。W1SAのオイルパンにワイヤーロックしたい方はご参考ください。

ワイヤーロックするとこんな感じになりました。なんか全体的に緩そうで本当に意味があるのか不安になってきましたが、ないよりはきっとマシでしょう。

今回もオイルはWAKO’Sの20W-50にしました。旧車に全合成オイルを入れるとオイル漏れの原因になる!という話を見聞きしますが、「一部の化学合成油が旧式のシール類を侵す事がある」という認識ですので、基本的にポリオレフィンで構成されている基油が現代のゴムシールを侵すとは考えにくいです。漏れたら漏れたで考えましょう。あと同時によく見る「全合成オイルは分子のサイズが小さいから、クリアランスの大きい旧車ではオイル漏れを起こす」という意見は、科学者の端くれとしては全く同意できません。

なんだか一人で盛り上がってしまいましたが、次回2019年MCFAJ クラブマンロードレース第二戦は富士スピードウェイでの開催です。高速国際サーキットでW1SAは生き残れるのか?

ご期待ください!