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2012夏東北ツーリング(1) 川崎~鬼怒川塩原~会津喜多方~裏磐梯
2012夏東北ツーリング(2) 裏磐梯~蔵王~鳥海山
3日目 8/13(月) 4:50 西浜キャンプ場(山形県遊佐町)
夜の騒ぎが嘘のように静まり返った早朝のキャンプ場。ベテランキャンパーが言う「お盆休みはオフシーズン」の意味が良くわかった一泊でした。とはいえ山奥で貸し切り状態キャンプってのもそれはそれで辛かったので難しいところですし、なんともワガママな話ですね…。鳥海山方面は雲が多めながらも天気は何とかなりそうな雰囲気!朝ご飯を食べたら出発です。
6:50 鳥海ブルーライン
ネットで「東北 ツーリング」なんて入れると八幡平アスピーテラインなどと合わせて必ずヒットするのがこの「鳥海ブルーライン」。走りやすさもさることながら、山の上から望む日本海の景色が素晴らしいとの事なので意気揚々と駆け上がr・・・というところで早速ポツポツ降ってきました。ですよねー。
走りながら気付いたのですが、どうやら「鳥海山からの日本海」を走りながら見る為には秋田県側から登らないといけないみたいです。確かに九十九折の途中には展望の良さそうな場所が何カ所かありましたが、標高が高くなる毎に増す風速と視界の悪さにインナーダウンを着込み、とても景色を楽しむ余裕はありませんでした。
辿り着いた鉾立展望台は東を向いているため、ここでも日本海方面は見ることができず、横殴りの雨の中仁賀保高原の風車群を撮ろうと頑張りましたがこれも視界が悪すぎて断念。でも谷深い稲倉岳方面の眺望も迫力がありました。この辺の沢が集まって奈曽川になるんでしょうか。
8:00 元滝伏流水
そのまま鳥海ブルーラインを下って、にかほ方面にある元滝伏流水へ。ほとんど案内看板が無い上、この辺りだと奈曽の白滝が有名ですが、会社の実験室にあるカレンダーの写真が綺麗で来てみたくなったのです。てかここも熊出るのかよ・・・。
まだ時間が早いってのもありますけど、確かにいい雰囲気!熊も出そう!
だんだん渓流っぽい雰囲気に。今回のツーリングのNEWアイテムとして導入した三脚を使って撮影。出発前にNDフィルターを買う時間が作れなかったので絞ってシャッタースピード落として撮ることにしました。そこそこ撮れてると思うので満足。
空気がひんやりしてて気持ちいい!
観光客は数人程度でしたが、旧そうな大判カメラで撮影しているプロっぽい人達も居ましたし、撮影スポットとしては結構有名なのかもしれません。僕も会社のカレンダーと同じ場所から撮影できて満足できました。たまには会社も役に立ちますね。
今回購入したのがこのVelbonのULTRA LUXi L 脚のロック機構が特殊だったり、付属のケースがどうのこうのと、ある程度のレベルのユーザーにとっては突っ込みどころがあるみたいですが、ツーリングのついでに撮影できれば満足な僕のようなライトユーザーには充分すぎる三脚だと思いました。水準器もついてるし、何よりかなりコンパクト(40cmくらい)になるのが積載する上で助かります。
9:30 仁賀保高原 ひばり荘
北海道を彷彿とさせる広大な農耕地を気持ち良く走り抜けると、遠くに風車群が見えます。ツーリングマップルには何も書いてありませんが、仁賀保高原キャンプ場近くには15機もの風車が建っているウィンドファームになっています。風車好きにはたまらないスポット。が、現地に着く頃にはご覧の通りの土砂降り・・・。
これはもう避けようがないですね!これからが本番っぽいので大人しく合羽着て先に進みましょう。
しかし出発してすぐにお腹が空いている事に気付き、目の前にある土田牧場にピットイン。
チーズトーストと牛乳のセットをいただいて、ついでにレトルト食材も確保。本当は暖かい牛乳で暖をとりたいところだったのですが、ホットはやってませんとの事でした。お腹ゴロゴロの予感。その後、横風・土砂降りの中、国道7号をひたすら北上すると海の向こうに男鹿半島が見えてきました。
12:45 男鹿半島入り口
秋田市を過ぎて巨大ななまはげが見える頃には雨もすっかり上がって青空が見えてきました。
この時点でかなりお腹が空いていたのですが、今日は楽しみにしていたウニ丼の日!空腹なんてなんのその!半島の奥にあるお店までガマンしますよ!
13:30 雄和丸の店
下調べの時に見つけたこのお店。(後で調べたらツーリングマップルにも載ってました)
秋田県 男鹿半島 雄和丸の店 ホームページ
俺『ウニ丼ください!!!!!!!』
店「ごめんなさい、今日ウニなくなっちゃって・・・」
ぎゃあああああああああああああああああああああああ
というわけでカキフライ定食。実は生牡蠣を食べるのは初めてでしたが、なんというか…不思議な食べ物ですね。カキは火通してあった方が食べやすくて好きかもしれません…。やっぱりお盆休みの有名店、遅めの時間に行くと目的の品が売り切れの可能性も高まると言う事ですね。
14:30 入道崎
男鹿半島の先端にある岬。どうせ灯台以外何も無いんでしょ?と思ってましたが、お土産屋さんが何軒もあって、観光客で賑わってました。舐めててスミマセン。
どんよりとした曇天と相まって、なんとも言えない最果て感。
この男鹿半島は北緯40度線が通っているとの事で、そのラインを示すモニュメントが並んでいました。これと言って絶景なスポットというわけではありませんでしたが、ここも夕日が綺麗そうなスポットですね。
15:30 寒風山
海沿いから男鹿半島の中心まで戻って、寒風山の展望台へ。なんか阿蘇みたいな雰囲気で晴れていたら気持ち良さそう!
展望台からは日本海側の海岸線と、巨大な八郎潟の一部が望めました。その昔のバス釣りブームの時、やたら雑誌で取り上げられていたので名前だけは知っていましたが、展望台の中にある「八郎潟と人々のくらし」みたいな展示で結構勉強になりました。こんなバカでかい湖を埋め立てて農地にしようぜ!とか考えるんだからぶっ飛んでますよね。
3日目終了 おつかれさまでした
この日は夜に東北地方を雨雲が通り抜けるとの予報だったので秋田駅前まで戻ってビジネスホテルに宿泊。身軽になったところで美味しい郷土料理に舌鼓・・・と思ったらまだ18時前だってのにどこもかしこも満席と断られた上に夕立まで降ってきたもんだから、どうでも良くなってしまいました。見知らぬ土地で食べるコンビニ弁当もまた格別です。
この日の走行距離:258km