W1SA 筑波サーキットファミリークラスの走行

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2ヶ月前にライセンスを取得した筑波サーキットにて初走行してきました。

ライセンス取得時の記事はこちら
筑波サーキットファミリーライセンスの取得 | Scientist on the motor

 

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参加するのはファミリーライセンスのビギナークラスV1です。MFJインストラクターからのセミナー形式で、適宜質問をしながら先導付き走行を含めて30分×3本くらい走ります。お値段15000円くらいと決してお手軽ではないものの、一般的な筑波サーキット(TC2000)の走行会料金の相場を考えれば安いと思います。 ビギナークラスはあらかじめピットスペースが確保してあり、タイムスケジュールに沿って慌てずにコースインすることができます。

 

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まずはサーキット走行全般に関する1時間くらいのセミナーを受講しました。内容としては一般的な走行会のミーティングで聞くものと同様ですが、筑波サーキット練習走行でのローカルルールはもちろんのこと、サーキット走行での心構え、この季節だから気をつける事など、これから継続してテクニックを向上させていく上で必要になる一般的な知識についてもレクチャーがありました。

 

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ミーティング後は各自の車両点検する時間がありました。

「ええー!?これダブワンですよね?私も旧車好きで、ヨンフォアでサーキット走ってるんですよ!」
とインストラクターの方から声をかけていただき、少しだけお話しさせていただきました。これくらいの年代の車両になるとミーティングでの話が適用できない部分もあるが、基本的には同じように走る事を考えて良いとのことでした。ただバンク角だけは慎重に倒し過ぎないようにするべきとの事です。

 

早速インストラクターの先導でコースインしました。約50年前のオートバイでも無理せず着いていけるペースなので大変安心です。しかし現行の速いバイクの人達は退屈かもしれないですね…。インストラクターのラインやブレーキング、体重移動のタイミングを真似るように後を追いましたが、ブレーキのリリースポイントは想像よりかなり奥で、走行ラインはコーナーに対してタイトなものでした。昔レーシングゲームでやっていたような単純なアウトインアウトではなく、「いかにスロットルを開ける時間を長くとれるか」という視点の元でバンクする時間を極力少なくするようなコーナリングということでした。

約30分×2本の先導付き走行を終えて、次はフリー走行となりました。W1SAでのサーキット走行は何度か経験しているものの、現行車の中で走るのは初めてでしたので、まずはその速度差に驚くばかりです。特にバックストレッチでの加速はワープしていくかのように伸びていき、追いつけるものではありませんでした。

重くて暑いレーシングスーツを着ていても走行風で歯が鳴るくらい寒かったこの真冬の日、W1SAのエンジンは心なしか軽く回るような気がして、4速6000rpmで140~150km/hまで伸ばすことができました。人間の方は快適とはいきませんでしたが、鼻水を垂らしながら無事に二本のフリー走行を終え、心地良い疲労感の中、帰路につきました。

 

●セッティング記録:
・タイヤ F:Dunlop F11 R:Dunlop K87
・冷間時空気圧 F:150KPa R:200KPa
・キャブレター:AMAL MARK1 930+純正エアフィルター MJ#210
・プラグ:NGK BR7ES
・スプロケット F:18T R:38T