1000mile Grand Touring 2018-Day-3

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Jくん宅のカーテン下から漏れる陽に起こされた3日目、この日は大阪から南東に進み、伊勢鳥羽からフェリーで渥美半島へ渡って適当にテントを張るという行程を考えておりました。

これまでの様子はこちら:
1000mile Grand Touring 2018-Day-1 | Scientist on the motor
1000mile Grand Touring 2018-Day-2 | Scientist on the motor

 

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この日は距離も200km台と大したことないのでのんびりと出発しました。昨晩上機嫌で歩いた際は気付きませんでしたが、結構人通りの多い住宅密集地だったんですね…。少し離れたところで暖機をしてから出発しました。

住宅街から環状線に出て、国道163号線から京都、奈良と入り組んだ土地を抜けていきました。やはりどこの地方でもイオン渋滞はあるんですね。

 

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三重県に入り、名阪国道が見えると良い感じのドライブインがあったので休憩することにしました。主要国道沿いのドライブインがコンビニに駆逐されて久しいですが、こうして現役で賑わっているところを見つけると嬉しいですね。内部もいい意味で時代の流れを感じさせない店舗が多く、ここを目的地にしても良いくらいでした。ホルモン炒め定食が美味しそうでした。

ドライブインの後は再び国道163号線で峠を越え、整備された高速道路?のような国道23号線を進んでいきました。広大な農地のど真ん中を打ち抜くように走るバイパスは軽快に距離を稼いでいけますが、行程としてはいまひとつ面白みに欠けるところです。

そう思ったのは私だけではなかったようで、「そうだ、せっかく3台バラバラのバイクなんだからみんなで交換して乗ってみようぜ」と、3台のバイクを入れ替えてみることに。

私:KAWASAKI W1SA→TRIUMPH BONNEVILLE T140
Xくん:BMW R60→KAWASAKI W1SA
Jくん:TRIUMPH BONNEVILLE T140→BMW R60

 

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片側二車線の直線的な国道での走行でしたので、得られる情報は限定されるものだったと思いますが、それでも充分な感触が得られたと思います。

ます感じたのがエンジン回転の軽快さ。よく「トライアンフは回る」と聞いていましたが、こんなビュンビュン回るとは驚きました。低回転トルクで走るWとははっきりと対照的な高回転エンジンです。

次に感じたのがハンドリングの軽快さ。最初は戸惑った幅の狭いハンドルも操作性を軽く感じさせる要因のひとつなのかもしれません。今回は広いバイパス道路だけでしたが、峠で走らせたら車格を感じさせない軽い走りが楽しめそうです。

一方で最後まで慣れなかったのが独特のシフトフィール。ニュートラルからカチッと踏み込んで一速に入った?入ってない?踏んでも入らない??助けてー!というのを何回か繰り返してしまいました。この辺は車体の癖もあるのかもしれませんが、英車の洗礼でしょうか?

私のW1SAに乗ってくれたXくんはベテランのW1SA所有者でもあるので、彼のインプレには興味津々でした。曰く、

・音質がまろやかで静かに感じる
・振動も少ないように感じる
・パワーの出方がノーマルとは違うと思う
・全体的に乗りやすい印象

との事でした。なかなか機会に恵まれるものではありませんが、色んな人の感想を聞くのは自分のオートバイを客観的に見る上で大切なことの一つだと思ってます。

一方、XくんのBMW R60に乗ったJくん、以前は同じくBMW R75/5に乗っていました。

・めっちゃ静かだ!
・どこまでも走れそうだな!
・ボクサーのこの感じがたまらねえ!!

人それぞれの車歴と感性があって、それを引き出しに別のオートバイを同時に評価するというのはとても貴重な体験でした。乗りながらインカムで率直な感想が伝えられるのも新鮮でした。

そんなことして走ってるうちにすっかり昼食の時間になってしまいました。全く土地勘のないところで良いお店を見つけるのは手間のかかる作業です。とはいえ野郎三人、SNS映えするようなランチを望むわけでもありません。

 

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休憩中にざっと調べて目星をつけた中華料理店。レビューによると「チャーハンと唐揚げが美味しい、地元の労働者に愛されるお店です」とのこと!これはハズレないでしょう、と入店すると期待通り、古き良き時代を思わせる街の中華屋さんでした。チャーハンの評判が良い店にハズレなし!ごちそうさまでした。

お腹もいっぱいになったところでこの先の予定を確認しました。乗る予定の伊良湖フェリーは一時間に一本くらいの本数で、渥美半島に上陸したい時間から逆算すると、乗るべき便の出航まであまり余裕がないことに気づきました。

 

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余裕があったら伊勢神宮寄ったり、伊勢志摩スカイライン走ったり…なんて頭の片隅で考えていたことも忘れてフェリー乗り場に直行しました。鳥羽って綺麗なところですね。次はゆっくり時間を作って観光してみたいです…。

 

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鳥羽から渥美半島までの所要時間は約55分、人間ひとりとバイク一台(750cc未満)で片道3600円でした。東京湾フェリーもそうですが、行程中にフェリーが入るだけで一気にロングツーリング感が高まりますね。

 

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海の上を揺られること小一時間、気がつけば愛知県は渥美半島の先端、伊良湖岬に到着していました。フェリーの車両甲板は連休ということもあり、二輪四輪問わずたくさんの車両で満員でした。

上陸した伊良湖岬では陽が傾き、眼前に広がる太平洋が淡く照らされ始めていました。勾配のある岬周辺からの広大な景色を楽しみつつ、海沿いの国道を快走しておりましたが、この日の宿は全くの未定であることに全員が薄々気付き始めたところでした。

「どこでキャンプするか考えねえとな」
「陽が落ちてから設営すんのめんどくせえよな」
「あれ?そこの信号の角にキャンプ場の看板あるよ!」

 

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詳細は割愛しますが、紆余曲折の末に絶好のスポットを発見してしまいました。

 

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近くに波の音を聞き、眩しいほどの月明かりに照らされながらのキャンプは、これまで経験したキャンプの中でも指折りの気持ち良さでした。

夕食はXシェフの指示を仰ぎつつ、私とJくんの独断で買い出しを行うというチームプレイ?で、これもまた大満足でした。

500mLが12本あれば足りるだろ?と購入したビールがすべて空になる頃には私達の語彙もすっかり失われ「あ〜 サイコーだな〜」「最っ高に気持ちいいなー」と誰が誰に言うでもなく、1日遊びまわった少年のような満足感の中、寝袋に倒れ込み3日目を終えました。

 

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